名栗湖周回 蕨山〜橋小屋の頭(滝入ノ頭往復)〜日向沢ノ峰〜棒ノ嶺

2020.08.24(月) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
8 時間 38
休憩時間
35
距離
23.9 km
のぼり / くだり
2261 / 2261 m
2
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7
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20
14
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4
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2

活動詳細

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行きたいところがあるのだが、計画含めて時期尚早。ある程度涼しそうな場所と天気のタイミングを見て、名栗湖周回コースを選択した。8年ほど前に、時計回り(棒ノ嶺〜蕨山)で周回をしているがその時は下山後に予定があって下りを急いで7時間だった。今回も時計回りを考えていたが、行きたいと思っている場所は一定の斜度で登って行くコース。逆コースなら練習にもなるのではないか。時計回りだと、最後は杉の植林帯をひたすら下るだけの印象もあり、この前の熊倉で飽きたこともあって、逆周りに決定。登山口の河又までは自転車(16km)の往復とした。 このコースを巡るなら飯能百名山も気になるところ。滝入ノ頭の稜線も武甲山まで歩いたことはあり、次の機会にとも考えていたが、余裕がありそうなら足を伸ばしてみることに。結果、日向沢ノ峰から長沢背稜、この前歩いた矢岳の尾根まで、すばらしい展望に出会えたことが今回の大収穫。有間峠も2年ぶり。逆川林道が通れなくなって久しいが、林道の崩落状況を見て落胆。峠に駐車して雲取往復とか、もうできないのか。今日のコース全般的にほとんど虫が寄ってこないのは快適だった。 考えさせられたこと:棒ノ嶺から河又までの下りは滝ノ平尾根を選択。林道を3回横切り、少し下ったところで、登ってくる一団6名に遭遇。先頭の夫妻?と挨拶。それにしても、これから登るのかという時刻。3番目の人は汗だくで顔を真っ赤にしている。最後尾のお二人から、「この先、道がないというので、引き返しています」と言われ驚いた。崩落でもあったのかと尋ねると現場は見ていないが、踏み跡がいくつもあって道を辿れないそうだ、という。地図でも実線のルートで、本当か???残りの距離はそれほどでもない。道がなくても降りるつもりで行ってみますと先に進んだ。実際、よく踏まれた一本道で、迷い込むような箇所もなくあっけなく登山口にたどり着いた。強いて言えば途中で重機も通れるような作業道が横切っており、直進する下降路の続きを見失う可能性はなくはない。そこで左に曲がってしまうと道はなくなりそうだが、右に行けば遠回りでも車道に出そうな感じ。あの誤情報は何だったのか。一団にはそこそこ年配の方もいて、あそこから岩茸石まで登り返し、白谷沢を下るのは気の毒。冷静に考えれば、登山口にも通行止めの情報もなかったわけだし、もう少し確信を持って情報を伝えられていたらと悔やむところ。少なくとも携帯の番号を聞いておけば連絡できたかも。急いで自宅に戻り、車で白谷沢登山口に行ってみたが誰にも会えず、その後どうなったかは分からずじまい。それにしても、先頭の夫妻?は何だったのか。挨拶したときに、道がないとは言わなかったのはなぜか。自分たちの判断に自信がなかったからか、こいつは体力十分そうだし、言っても自分で見に行くだろうと思ったのか。まあ、そうだけど。 そういえば、最後尾の方は、このコースはあまり人が歩いていないようだ、と口にしておられた。その時はスルーしてしまったのだが、白谷沢の方が人気はあっても、こちらもよく歩かれている登山口。それを知らないのは、下調べが十分でないということだろう。もしネットを見れられれば、前日の情報でも手に入る場所。そうでなくとも、岩茸石の分岐には通行不能の情報がないことは目にしていたはずだし、途中の階段にも整備された形跡があったのだ。踏み跡がたどれずに降りられないというのも、山歩きのセンスがある人のことばとは思われない。そういう人の情報を鵜呑みにしてはいけないし、時々立ち止まって冷静な判断に努める必要を考えさせられた。 長時間の行動では、喉を痛めることが多く、矢岳・熊倉でも失敗したのだが、今回は鼻呼吸とこまめな補給を意識して、上手くいった(橋小屋の頭までVAAM500ml /日向沢ノ峰までアクエリ500ml / 棒ノ嶺までアクエリ500ml、オレンジジュース200ml /その他、水500mlとミルクティー280mlを適宜)。しかし、昨年あたりから、1000m超えると息が上がりやすいように感じるのは歳のせいだろうか。

棒ノ折山(棒ノ嶺) 朝から曇りで、やっと日が差して来た。棒ノ嶺に着く午後のほうが天気が回復して眺めもよくなるだろうと期待。
朝から曇りで、やっと日が差して来た。棒ノ嶺に着く午後のほうが天気が回復して眺めもよくなるだろうと期待。
棒ノ折山(棒ノ嶺) 白谷沢へ向かう親子連れ1組、単独2名がいたが、こちらはだれもいない。棒ノ嶺まで誰にも会わなかった。
白谷沢へ向かう親子連れ1組、単独2名がいたが、こちらはだれもいない。棒ノ嶺まで誰にも会わなかった。
棒ノ折山(棒ノ嶺) 登山道の一部に水で削れた場所があり、補修してあった。 
斜面にも崩落箇所が。
登山道の一部に水で削れた場所があり、補修してあった。  斜面にも崩落箇所が。
棒ノ折山(棒ノ嶺) 神社跡 550m
焚き火でもするかのように杉の枝が積んであった。
神社跡 550m 焚き火でもするかのように杉の枝が積んであった。
棒ノ折山(棒ノ嶺) 金毘羅山頂 659.6m
登りは心拍数上がりすぎないように抑えめで歩く。熱中症にも気をつけて、絶えずうちわであおぎながら。うちわは蜘蛛の巣払いと、虫よけアイテムとしても便利。
金毘羅山頂 659.6m 登りは心拍数上がりすぎないように抑えめで歩く。熱中症にも気をつけて、絶えずうちわであおぎながら。うちわは蜘蛛の巣払いと、虫よけアイテムとしても便利。
棒ノ折山(棒ノ嶺) 中登坂・小ヨケノ頭
植林の広い尾根
手前に大ヨケノ滝・落合への分岐がある。
中登坂・小ヨケノ頭 植林の広い尾根 手前に大ヨケノ滝・落合への分岐がある。
棒ノ折山(棒ノ嶺) 大ヨケノ頭 771m
ここから南に落合まで下り、棒ノ嶺の尾根(槇ノ尾山)に登ることも可能。
大ヨケノ頭 771m ここから南に落合まで下り、棒ノ嶺の尾根(槇ノ尾山)に登ることも可能。
棒ノ折山(棒ノ嶺) 藤棚山 920.2m
西平山の尾根と合流
藤棚山 920.2m 西平山の尾根と合流
棒ノ折山(棒ノ嶺) 蕨山「展望台」
地図では1030m、標示は1033m
この手前からクマゼミが鳴き始める。路面の雰囲気は多峯主山と似ている。展望は北西〜北東に開けるが、木が伸びてきている。
蕨山「展望台」 地図では1030m、標示は1033m この手前からクマゼミが鳴き始める。路面の雰囲気は多峯主山と似ている。展望は北西〜北東に開けるが、木が伸びてきている。
棒ノ折山(棒ノ嶺) 「原点」というのがふさわしい表現なのか分からないが、名郷方面との分岐点
「原点」というのがふさわしい表現なのか分からないが、名郷方面との分岐点
棒ノ折山(棒ノ嶺) 道から少し外れたところにある、蕨山「最高点」
道から少し外れたところにある、蕨山「最高点」
棒ノ折山(棒ノ嶺) 有間の尾根まで最後の登り。
涼しい風が吹いてきた。
有間の尾根まで最後の登り。 涼しい風が吹いてきた。
棒ノ折山(棒ノ嶺) 有間山(橋小屋ノ頭 1163m)に到着。周回コースを離れて、滝ノ入頭まで行ってみることに。往復1時間の予定。
有間山(橋小屋ノ頭 1163m)に到着。周回コースを離れて、滝ノ入頭まで行ってみることに。往復1時間の予定。
棒ノ折山(棒ノ嶺) しょうじくぼの頭
気づいたらヤシンタイノ頭を10mほど通過していた。あとで戻ってくるので先に進んだ。
しょうじくぼの頭 気づいたらヤシンタイノ頭を10mほど通過していた。あとで戻ってくるので先に進んだ。
棒ノ折山(棒ノ嶺) 滝ノ入頭 1070.9m
ここまで素晴らしい展望の尾根が続いていた。道をふさぐススキが玉に瑕。
滝ノ入頭 1070.9m ここまで素晴らしい展望の尾根が続いていた。道をふさぐススキが玉に瑕。
棒ノ折山(棒ノ嶺) 秩父側は好天
日向沢ノ峰、蕎麦粒山、三ツドッケ、七跳山・・素晴らしい展望。
秩父側は好天 日向沢ノ峰、蕎麦粒山、三ツドッケ、七跳山・・素晴らしい展望。
棒ノ折山(棒ノ嶺) しょうじくぼの頭まで戻ると、三十三尋ノ滝への分岐標示。
しょうじくぼの頭まで戻ると、三十三尋ノ滝への分岐標示。
棒ノ折山(棒ノ嶺) ヤシンタイノ頭
朽ちかけた手彫の山名標はなかなかの味わい。
ヤシンタイノ頭 朽ちかけた手彫の山名標はなかなかの味わい。
棒ノ折山(棒ノ嶺) タタラノ頭 1213.5m
有間山域最高峰。落合からバラ尾根の突き当たりでもあり、「有間山」と呼ぶにふさわしいと思われる。
タタラノ頭 1213.5m 有間山域最高峰。落合からバラ尾根の突き当たりでもあり、「有間山」と呼ぶにふさわしいと思われる。
棒ノ折山(棒ノ嶺) ツコウの頭
以前はなかった気が
ツコウの頭 以前はなかった気が
棒ノ折山(棒ノ嶺) 有間峠の林道入口が崩落していた。復旧の予定はあるのだろうか。
有間峠の林道入口が崩落していた。復旧の予定はあるのだろうか。
棒ノ折山(棒ノ嶺) 秩父側にも、名栗側にも、以前はなかったゲートがありました。どちらも現在は通行止め。果たして解除の時は来るのだろうか。
秩父側にも、名栗側にも、以前はなかったゲートがありました。どちらも現在は通行止め。果たして解除の時は来るのだろうか。
棒ノ折山(棒ノ嶺) 仁田山 1211m
以前のような藪は消失していた。
仁田山 1211m 以前のような藪は消失していた。
棒ノ折山(棒ノ嶺) 棒ノ嶺まで続く下りの稜線が見えた。
棒ノ嶺まで続く下りの稜線が見えた。
棒ノ折山(棒ノ嶺) 鉄塔下から北の展望。送電線は仙元尾根を経由して秩父さくら湖に続く。右奥に大持・小持山。
鉄塔下から北の展望。送電線は仙元尾根を経由して秩父さくら湖に続く。右奥に大持・小持山。
棒ノ折山(棒ノ嶺) 尾根に登る手前、右に降りると水場がある。滑落には要注意。
尾根に登る手前、右に降りると水場がある。滑落には要注意。
棒ノ折山(棒ノ嶺) この水が秩父さくら湖に注ぐ。
1Lを補給
この水が秩父さくら湖に注ぐ。 1Lを補給
棒ノ折山(棒ノ嶺) オハヤシノ頭に到着
蕎麦粒まで往復1時間かからないだろうが、時間も遅くなるし、今日は自転車なのでやめておく。
オハヤシノ頭に到着 蕎麦粒まで往復1時間かからないだろうが、時間も遅くなるし、今日は自転車なのでやめておく。
棒ノ折山(棒ノ嶺) マルバダケブキ
毒があるので鹿は食べないとのこと
マルバダケブキ 毒があるので鹿は食べないとのこと
棒ノ折山(棒ノ嶺) 日向沢ノ峰 1356m
標示では「沢の峰」となっている。飯能市最高峰
日向沢ノ峰 1356m 標示では「沢の峰」となっている。飯能市最高峰
棒ノ折山(棒ノ嶺) 蕎麦粒山はガスの中。
ほんの一時だったが雨が降ってきた。
蕎麦粒山はガスの中。 ほんの一時だったが雨が降ってきた。
棒ノ折山(棒ノ嶺) 少し戻って、棒ノ嶺の尾根に入ります。出だしは急降下。サンドイッチ食べながら歩いたら違う尾根を降りそうになった。鉄塔巡視路にぶつかるので、直進してみても良かったか。
少し戻って、棒ノ嶺の尾根に入ります。出だしは急降下。サンドイッチ食べながら歩いたら違う尾根を降りそうになった。鉄塔巡視路にぶつかるので、直進してみても良かったか。
棒ノ折山(棒ノ嶺) 鉄塔の上からトラバースしてくる巡視路と合わさります。
正面の急坂が降りてきた道。
鉄塔の上からトラバースしてくる巡視路と合わさります。 正面の急坂が降りてきた道。
棒ノ折山(棒ノ嶺) 鉄塔下に出ると、日向沢ノ峰から、先ほどの鉄塔までの稜線がよく見える。
鉄塔下に出ると、日向沢ノ峰から、先ほどの鉄塔までの稜線がよく見える。
棒ノ折山(棒ノ嶺) 南側 川苔、本仁田方面
南側 川苔、本仁田方面
棒ノ折山(棒ノ嶺) 古い地図(1984エアリアマップ)には、この尾根を降り、白岩沢沿いに落合まで抜けるコースが記してある。
古い地図(1984エアリアマップ)には、この尾根を降り、白岩沢沿いに落合まで抜けるコースが記してある。
棒ノ折山(棒ノ嶺) 山ナシ山 1087m
日向沢ノ峰から270mも降っている。逆回りだときつい登り。
山ナシ山 1087m 日向沢ノ峰から270mも降っている。逆回りだときつい登り。
棒ノ折山(棒ノ嶺) クロモ山
ここも前回登った時にはなかったと思う。
クロモ山 ここも前回登った時にはなかったと思う。
棒ノ折山(棒ノ嶺) 長尾丸山 958.4m
なだらかで広い山頂
ロープ付きの登りがあったのはこの手前だったか
長尾丸山 958.4m なだらかで広い山頂 ロープ付きの登りがあったのはこの手前だったか
棒ノ折山(棒ノ嶺) 槇ノ尾山 945m
仙岳尾根で落合に下る分岐
槇ノ尾山 945m 仙岳尾根で落合に下る分岐
棒ノ折山(棒ノ嶺) 棒ノ嶺に到着。
朝は曇りでしたが、期待どおり晴れてくれた。夏らしく気持ちの良い展望。
棒ノ嶺に到着。 朝は曇りでしたが、期待どおり晴れてくれた。夏らしく気持ちの良い展望。
棒ノ折山(棒ノ嶺) 岩茸石
左は白谷沢。下りの沢は避けたいし、河又まで遠回りになるので、正面の滝ノ平尾根へ直進。
岩茸石 左は白谷沢。下りの沢は避けたいし、河又まで遠回りになるので、正面の滝ノ平尾根へ直進。
棒ノ折山(棒ノ嶺) 滑空班とは何だ?
ネットで調べたら、RCグライダーのベースでした。
滑空班とは何だ? ネットで調べたら、RCグライダーのベースでした。
棒ノ折山(棒ノ嶺) 登山口に到着。
赤い橋を渡って、河又に出ます。
登山口に到着。 赤い橋を渡って、河又に出ます。
棒ノ折山(棒ノ嶺) 奥に棒ノ嶺。左手前が降りてきた尾根
奥に棒ノ嶺。左手前が降りてきた尾根
棒ノ折山(棒ノ嶺) 途中で見つけた忘れ物を、河又のあずま屋に置いておきます。
・巾着袋(有間山の尾根)
・コロンビアのネックゲイター(滝ノ平尾根)
そのほか、ゴミを拾ってきました。アメ、薬の包装、ペットボトルなど。落とさずちゃんと持ち帰って欲しいものです。
途中で見つけた忘れ物を、河又のあずま屋に置いておきます。 ・巾着袋(有間山の尾根) ・コロンビアのネックゲイター(滝ノ平尾根) そのほか、ゴミを拾ってきました。アメ、薬の包装、ペットボトルなど。落とさずちゃんと持ち帰って欲しいものです。

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