何故か上手くいかない瑞牆山

瑞牆山は３回目だ。 昨年も来たばかりなのだが天気が悪くて残念だったのだ。 しかし１年が早いな。 もう１年経つのか。 人生早いな。 ヤベェな、大丈夫かオイ。 小海町の日帰り温泉 八峰の湯に浸る。 八峰はヤッホーと読む。 高台にあり八ヶ岳を一望する露天。 酸味のある良い泉質。 食事はどれも美味しそう、ローストビーフ丼を食ったが絶品だった。 本当は近くの灯明の湯に入りたかった。 バイクツーリング時代、開店当初に入ったのだが泉質が抜群だった。 コロナ休業中だそうで残念だ。 まったり過ごしてしまい、暗くなって瑞牆山の登山口へ向かう。 国道を離れ、畑の中を走り横尾山の登山口を通過して森の暗い道を進む。 瑞牆山荘に到着し、左手の奥の駐車場に行くと既に６台ほどの車。 昨年は携帯電波は圏外だったが今年は強く入るようになったみたいだ。 飲んで早めに寝る。 朝５時過ぎ起床。 ナナーズの弁当を食って準備する。 続々と来る車。 便所を済ませ６時半に出発。 昨年と変わらず森の広い登山道。 展望台からは瑞牆山の岩峰がそびえ立つ。 やがて小屋に到着。 まだ開いてないようだ。 テントも見られる。 一旦登り、また下る。 沢があるが今日は水量少な目だ。 渡ると相変わらずの桃太郎岩。 今年は裂け目にストック突っ込んで鬼滅ごっこするのがトレンドだそうな。 やらんけど。 相変わらずの荒れた道、相変わらずの大岩の鎖の斜面。 今年は大ヤスリ岩がよく見える。 ここから相当しんどい登り。 岩間をゆっくりジグザグに登る。 ２時間半ほどで山頂に到着。 よしっ、金峰山がよく見える。 今年は展望も抜群に良いぞ。 弱い日差し、そよ風、高いから湿気も少なく、超快適な山頂。 軽く昼寝する人の姿も。 一休みするもついダラリ過ごしそう。 時刻は９時過ぎ、やはり金峰山の向こう側からゴワゴワと雲が湧いている。 おとといも同じだったな。 早くも稜線を越えて流れてきている。 下山するとしよう。 しばらくは超急な下り。 ガクガクと下り、すれ違う登山者。 さすがに平日だから少ない。 １時間ほどして沢に到着し、また登り返すと小屋に到着。 のぞくと開いていた。 バッチあるかな、一応一生の記念に。 １個500円か。 あっ！ 小銭450円しかない。 札は。 5000円しかない。 …。 「細かいの無いんですが」 「うーん、お釣、無いなぁ」 「そうですか、じゃ、また来年」 やってもうた。 あんなに、あん～なに山の小銭問題に気を付けていたのに。 数泊縦走する時は百円玉を100枚持って行くとか気を付けてたのに。 やっちまった。 ５月３日に投稿した山バッチ問題。 情けない限りだ。 もう10年以上昔の事だが、とうとう気が緩んでしまったか。 仕方ない、下で買おう。 水場で給水してスタスタ下る。 瑞牆山荘に立ち寄る。 ん？ 開いてない？ 宿泊は休業中かな、窓口販売なのかな。 しかしカーテンが閉まり無人ぽい。 あぁ～、残念。 バッチ買えず。 他に心当たり無し。 帰ろう。 駐車場は半分ほど埋まっている。 一休みして帰る。 腹減ったな。 道中、ひまわり畑が満開だが近くの蕎麦屋は定休日のようだ。 最もアテになる所と言えばナナーズだ。 バイク時代から20年以上昔より立ち寄る所。 ちょっとした食堂がある。 八ヶ岳のヨーグルトや乾蕎麦を購入。 食ってこうかと思ったが近くに蕎麦屋があるみたいだ。 行ってみると気付かず通過してしまいそうな小さな店舗だ。 メニューは蕎麦と酒だけ。 いいねぇ。 コシのあるやや太麺、そこそこ美味しゅうございました。 さて帰り道、平日なので高速使いたくない。 254号で下仁田を通るルートか、18号で碓氷峠を通るルートか、どっちが正解か。 悩ましい。 とりあえず佐久に向かっていると、カーナビが「ぴんころ地蔵交差点を…」と言う。 ぴ、ぴんころ地蔵？ ちょうどそこに伴野酒造があったので購入して訊いてみると、ぜひお参り下さいとの事。 駐車場に停め行ってみると浅草のような参道の両脇に仲見世があるが、占い師がいただけでコロナ休業中らしい。 立派な地蔵尊かと思ったら山門の前にお地蔵さんがあっただけ。 参拝して奥のお不動さんに参拝。 元々成田山のお不動さんを勧進したお寺らしいのだが、今やぴんころ地蔵の方が有名らしい。 ぴんころ地蔵は各地にある。 人間は結局、最後の最後の願いは、ぴんぴんコロリなんだよな。 寝たきりでダラダラと回りに迷惑かけるよりも、深田久弥みたいにぴんぴん山登ってコロリと終わりたいものだ。 朝からカツ丼を食って山でくたびれて昼にチャーシュー麺を食って、夜は飲んだくれてコロリと逝けたらいいな。 運動不足で太るからって食事制限なんてまっぴらごめんだな。 瑞牆山もバッチ買いにまた来年行くようかな。 また帰ってから気付いたよ。 このヤマノススメのチェックポイントが足りてないって事に。 ダメだこりゃ。