活動データ
タイム
48:29
距離
78.9km
のぼり
7983m
くだり
7612m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る8月のお盆の翌週の平日5日が今回の私の夏休み。 去年の縦走で行きたいところは結構行っていたので、 以前から気になっていた読売新道にいこう!と。 そして最終日金曜は、 去年湯俣→北鎌尾根を一緒に行った相方が 木曜日に夜勤明けで、そのまま合流できる、 ということだったので、 剣沢のテント場で合流し、 源次郎尾根に行こうという計画でした。 なので、木曜日に剣沢に着く、かつ、 読売新道に行くためのルート取りを考えて、 去年はスルーしてしまった噴湯丘も見たいな!と言うことで、七倉から入り、竹村新道を登り、読売新道を降りるコースに。 読売新道を降りたあとは、自分の体力と元気次第で、アルペンルートを使うか、五色ケ原に登るか、適宜そのときに考えよう、と思っていました。 ・工程 ▲8/17(月) 1日目 この日は七倉まで歩くつもりだったのですが、 幸運にも車にのせていただくことができたので、 思ったより早く七倉山荘に到着。 晴嵐荘までの道は危険箇所もなく歩きやすいです。 晴嵐荘に着くと、小屋の前に数人の人。 ひとりぼっちじゃない嬉しさに少し笑顔になり、 よくよくその人たちを見ると、 先日私の働く小屋にも遊びに来てくれたばかりのお友達が! こんなところ出会うなんて、お互い物好き。(笑) もう一人の方も、私が一昨年に働いていた山小屋に 来てくださったことのある、常駐隊のかたでした。 ソロなのに、こんなに一度に知り合いに会えて、 ホクホクの私でした。 少し休憩して、お友達のちゅーたさんと、 噴湯丘を見に行くことに。 噴湯丘までは意外と遠くアドベンチャーでした(笑) でも楽しかったです♪ 夜は小屋番さんも一緒に宴会に! 初日からこんなに楽しくていいのでしょうか。幸せ。 ▲8/18(火) 2日目 竹村新道は明るくなってからのがいいよーと 前日にアドバイス頂いていたので、明るくなってから出発。 すれ違いは5人程度かな? 南真砂岳では、常駐隊として働く友人、 あっきーにも無事会えました。 強くて優しくて、かっこよくていつも憧れの存在です。 またいつか、会おうね! あっきー達(あっきーと一緒にいた方は偶然にも私と同郷の方。またきっとお会いすることになるでしょう、、、笑)と、 お昼ご飯を食べ、竹村新道を下る二人を見送ったあと、水晶小屋に向かいます。 今回はなるべく小屋は使わない予定だったのですが、 水晶小屋はテント場がなく、最寄りのテント場は 三俣になってしまうので、贅沢に小屋泊に。 読売新道にいくなら、水晶小屋に泊まった方が、 いいかと思います。 水晶小屋もとても綺麗で快適に泊まれました。 泊まるかたは、インナーシーツなど感染防止策の方法が 三俣グループのHPに載ってるので、要確認です。 ▲8/19(水) 3日目 この日は、元気があれば、読売新道降りて、五色ケ原に登り返す予定だったので、 朝3時に水晶小屋を出発。 6:30頃赤牛岳に到着。 読売新道は降りやすい道で10時頃に奥黒部ヒュッテに到着。12:20の船に乗れそう~。 そこから細かいアップダウンを経て船着き場へ。 船にのって平乃小屋に。 一時間ほど休憩し頑張れそうだったので、五色ケ原に登ることに。 五色ケ原は立地がいいので、来てよかった~という気持ちになりました。 夜も楽しくソロの方達とおしゃべりし、幸せな夜。 ▲8/20(木) 4日目 この日は剣沢に着けばいいだけなので、ゆるゆると。 しかし、友人と合流する予定、そして翌日のの源次郎尾根に備え、この臭い体をどうにかしたかったので、日帰り入浴目指して室堂へ。 日帰り入浴は みくりが池 →❌ 雷鳥荘→11:00~ で雷鳥荘についたときはまだ10時前でさてどうしよう、と 雷鳥沢ヒュッテに電話したら、ロッジ立山連峰さんなら入れるよーということで、ロッジ立山連峰さんに。 ロッジ立山連峰→10:00~ 700円でした。 眺めもよくいいお湯でした! お風呂にゆっくり浸かりお昼前に剣沢に向けて再出発! 天気も良くって最高の気分で、雷鳥沢くらいを通過してるときに、夕刻に合流する相方から、 仕事が長引いて、今回は行けません。の連絡が、、、、。 もともと仕事が長引く可能性があるよ、とは聞いていたのですが、それでも一人で勝手に落ち込みました。 久しぶりの再会もだし、一緒に行けるのを 楽しみにしていたので、、、、。 剱御前までの道は結構ブルーで写真も動画も少なめに、、、(笑) 剱沢についてもまだまだ引きずりずーーーんという気持ちに。 でも落ち込んでいてもしょうがないので切り替えて、 剱岳に登って時間も余るだろうから、立山縦走して、 黒部ダムまで歩いて降りよう!という計画に変更。 剱沢で働く二人の友人にも会え、 元気をもらいテント場へ戻る。 雷鳥沢で私がテンションが一番低かった時に、 すごい機材を持って撮影していた3人組の方達を テント場でお見かけしたので、話しかけてみた。 ドローン撮影やら、機材がガチ勢で、色々お話も お伺いできて楽しい時間でした! りょう君3人組ありがとうでした◎ ▲8/21(金) 5日目 この日も暑くなりそうな予報だったので、1時半ごろに起き(正しくは寒くて目が覚めて眠れなかった) だらだら支度をして、テントも撤収して3時ごろに剱沢出発。 だいたい剱沢から剱岳に登る人はテントはデポって、 行く方が多いかと思うのですが、 私はそのまま立山に早く行きたかったので、 (テント場に帰ってくると、まただらだらしちゃうだろうということが予想されたので笑) テントも全部背負って剱岳へ。 初めての別山尾根からの剱岳は、思ってたより、 岩のホールドが丸まってて、 あんまり好きじゃ無いなーって感じでした。 濡れてたら嫌らしいだろうな。。。 快晴のまま6時半ごろにピークを踏んでそのまま立山方面へ。 途中大汝山のあたりで、友人に遭遇! (縦走してるよーとのことだったので、かなり走った。) 元気ももらい、一ノ越山荘までビューんと。 そこからは東一ノ越→タンボ平→黒部平→ロッジくろよん を 経由して黒部湖へ。 CT4時間程度ということでしたが、半分以下でいけました! これは節約に使えますね。(登りはしんどそうだなー。) と、こんな感じの縦走でした〜〜〜!!! ・装備について ●靴 足元は今回新調したHOKAONEONE のスピードゴート3 去年の北鎌尾根もスピードゴートでいけたし行けるだろう〜。と。 岩の区間は剣くらいでほとんどは歩きなので、 重たい靴よりこちらのがいいだろうと。 ●宿泊関係 今回はシュラフを省き、 シュラフカバー、patagoniaのナノパフ、ダウンパンツ で挑みました。 結果的には、 晴嵐荘(1500m)では余裕。 五色ヶ原(2500m)→ちょっと寒い 剱沢キャンプ場(2511m)→結構寒い って感じでした。 これ以上寒くなると結構ストレスかなーと思いましたが、 今回の旅的には、省いて正解でした。 ●源次郎尾根登攀の道具 源次郎尾根は積極的にクライミングする区間はないので、 テープスリングとデイジーチェーンを用いた簡易ハーネスを携行した。 それ以外にもアルパインヌンチャク、安環数枚、ヘルメットなどを縦走中は持ち運びました。 50mのダブルロープ1本を使えばⅠ峰の懸垂下降は行けるということだったので、そのダブルロープは木曜日に合流する相方に託した。 まぁこれが結果的に金曜日に私が源次郎に行けないことにつながるのですが、 持ってたら持ってたで、ソロで突っ込んでしまったと思うので、 木曜日にはロープを持ち歩かなかったことを後悔しましたが、 今思えばよかったのかも。 ●食料関係について 今回は猛反省しまくりました。。。。 というのも、ほとんど買い出しに行ける時間がなく、 オートミール、備蓄のビバークレーション、味噌汁、 というなんのバリエーションもない食料でした。 途中からオートミール、ビバークレーションの味に飽き、 5日目の朝は、食欲少なめで、ちょっとやばいなーと。 私は個人的にはパスタが大好きなので、 (でもグルテン摂取量はちょっとずつでも減らしていきたい、、、という矛盾) 多少重くても、好きなものちゃんと持って行こう! と思いました。 長くなればなるほど、食事は単調になりがちですが、 その分食事の回数も増え、好きだった食材が嫌いになってしまう、 ということが、ロングを歩いてる友人たちの間でも見られます。 ご飯はバリエーションが大事◎ 今回極限までバリエーションを減らして実感することができました。よかった。次に生かします。 ●服装について 今回も ミレーのドライナミック、ティートンブロスのTシャツで。 匂いが臭いのは諦めました。 就寝着にはメリノウールの上下と短パンで。 このスタイルはもう安定ですね。笑 ・交通手段について ●七倉山荘、高瀬ダムまでのアクセス ・裏銀座の入り口である七倉ダムまでは、タクシーもしくは 自家用車でのアクセスが一般的。また最寄駅は北大町駅。 今回は自宅の最寄駅から始発に乗り、 信濃大町駅まで行き(信濃大町 8:13着)、 大町温泉郷行きのバスで、上原で降りて、 そこから徒歩で七倉山荘を目指した。 信濃大町 9:00発 上原 9:15着 料金は540円 https://www.alpico.co.jp/traffic/local/hakuba/ogizawa/ しかし歩いてる途中で、大町氏コミュニティバスのバス停をもっと七倉山荘に近いところで発見した、、、、(泣) https://www.city.omachi.nagano.jp/00003000/00042000/hureaigou_zikokuhyou_202004.html 平日しか動いてないが、料金もこっちのが安いし、 誰かこの情報役立ててください、、、、。 上原から徒歩で約2時間半歩くと七倉山荘 信濃大町駅→七倉山荘 3時間半なので約1時間ほど短縮できる。 歩いていたら、草刈りをしていたおじさんに話しかけられ、 「どこまで行くんですかー?」 「七倉まで、、、、、」 「!!!!!いい根性してますね!その根性いいね~! 乗せて行きますよ!!!」 「え!!!!!いいんですか!!!!」 という神案件が発生し、七倉までワープできました。 おじさんありがとう! おじさんから差し入れのゼリーまで頂いてホクホク。 初日から幸先の良いスタートでした。 ●立山からの帰還手段 現在長野県在住の私にとって、立山アルペンルートで家まで戻るとき、考えるのは立山アルペンルートの料金。 扇沢側に降りると結構な値段がしてしまう。 かといって富山側に降りても、結局公共交通で帰ろうとすると、時間もお金もかかってしまい、最終的には料金はそんなに変わらないことが判明。 どうすれば料金を抑えられるか、を考えた結果、立山の一ノ越山荘から、黒部ダムに下山するルートがあることに気がつき、 時間が許せば(黒部ダム→扇沢の最終便は17:30発)そちらのルートに行き、 ダメな場合は室堂→扇沢の最終便に乗ろうと考えた。 結果的には時間があったので、黒部ダムまで歩くことができました。 ・コース状況 ●七倉山荘~晴嵐荘 概ね良好。晴嵐荘の渡渉も飛び石が置いてあり、容易に渡ることができる。 ただ増水時はどうなるかわからない。 ●晴嵐荘~(竹村新道)~水晶小屋 ところどころ草があるところもあったが、快適に歩けた。 ただとても長い。登るのはとても大変な道だと思った。 しかし、途中の景観ポイントでの眺めは最高。 いい道。今度は降りたい ●水晶小屋~赤牛岳~(読売新道)~奥黒部ヒュッテ~船着場 赤牛までは快適な稜線歩き。読売新道は根っこが多くて大変、と聞いていたが、思っていたより快適な登山道。苔のついた岩が滑りやすく注意。 奥黒部~船着場まではアップダウンが多く、消耗していたこともあり、地味にきつかった。 ●平ノ小屋~五色ケ原 この道は去年の縦走で下りには使っていたが登りで使うのは初めて。 行動時間が長かったため少しバテ気味だったので、平ノ小屋の前で大休憩して登った。 道自体は、急斜面すぎず、上りやすいいい道。 ●五色ケ原から室堂 急斜面もあり、なだらかなところもあり変化にとんだ道。たのしい。雷鳥に出会えました。 ●室堂から剣沢 登りが日がよく当たって暑かったけど、日傘大活躍! ●剣沢から、剱岳 別山尾根から剱岳にいくのは初めて。 思ってたより、ホールドがみんなに掴まれて、ツルツルになっていたため、私はあんまり気持ちいいと思えなかった、、、。 ●剱岳から雄山~一ノ越山荘 雄山からのくだりは細かい砂が石の上に乗ってる感じですべりやすい。注意。 ●一ノ越山荘~タンボ平~黒部ダム この道はやはり通っている人が極端に少ない。 すれ違いは2名のみ。(時間が時間だった、というのもあると思うが) 追い抜かした人もなし。 東一ノ越より下は草がところどころおいしげっているが、道を見失うことはない。朝や夜などの暗いときには熊が恐いので通りたくないなぁーと思った。 ・備考、その他、メモ ●前回の反省を生かしSDカードは容量の大きなものに変更。快適だった。 ●今回はやたらと虫に刺された。虫除けを全く持っていってなかったので(北アルプスでは出番無いだろうと高を括っていた....)次からは北アルプスであっても虫除けを持って行こうと誓った。 ●日傘は大活躍!!!!暑い稜線では本当に有効。 ●食料については今回はかなり後悔。詳しくは感想の方で。 ●水はどの日もだいたい行動中1.5L~2.0L 朝晩で1L程度 読売新道の水は晴嵐荘から4.5L担いだ水でどうにか。 どこでも水は買わずに済んだ。 後日動画アップロード予定です。 https://www.youtube.com/channel/UC6Too9Lw2NKadS9gtpr8QEw/
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