奥利根 利根川本谷 沢登り

2020.08.07(金) 4 DAYS

チェックポイント

DAY 1
合計時間
10 時間 29
休憩時間
1 時間 16
距離
20.2 km
のぼり / くだり
724 / 612 m
DAY 2
合計時間
3 時間 26
休憩時間
0
距離
4.7 km
のぼり / くだり
206 / 117 m
DAY 3
合計時間
9 時間 8
休憩時間
0
距離
6.8 km
のぼり / くだり
504 / 281 m
DAY 4
合計時間
11 時間 42
休憩時間
1 時間 45
距離
11.9 km
のぼり / くだり
722 / 1559 m
2 39

活動詳細

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「死ぬまでに一度行ってみたい。」 チームの先輩の一言で、穂高の滝谷を予定していた2020年の夏合宿は、奥利根の利根川本谷になった。遡行グレードは国内最難関の5級、山中4日。沢登り愛好者にとっては「いつかは遡行してみたい憧れ、畏敬の沢」と呼ばれるこの沢を、チームの主要メンバー全員で登れたことがこのうえのなく嬉しくて、幸せだった。 外界と隔絶された長大なルート、数々のヘツリ、ゴルジュ、泳ぎ、滝、クライミング、スノーブリッジ、藪漕ぎ、クマ、マムシ、アブ、ブヨ、ヌカカ・・・。そして、終始求められた、体力、技術力、泳力、精神力、判断力、忍耐力、チームワーク、そして運。このメンバーだから登れた。そう強く思う。 学生時代、社会人生活を通じて、ずっと一緒に山に登り続けてくれる最高の仲間たちに心から感謝。これからも死ぬまで一緒に登り続けたい。 詳しくは写真とともにレポーティングしているのでご覧ください。 <コースタイム> ◆1日目 奥利根湖〈八木沢ダム〉(08:30)===奥利根湖〈八木沢ダム〉バックウォーター(09:30)===雨量観測所(10:15)===<シッケイガマワシ>===又右衛門ヶ淵(10:56)===越後沢出合(12:45)===<剣ヶ倉土合>===ヒトマタギ(14:30)===黒滝沢出合(17:30) ◆2日目 黒滝沢出合(8:15)===越後コボラ沢手前付近(9:15)===<オイックイ>===裏越後沢付近(11:00)===定吉沢出合(11:30) ◆3日目 定吉沢出合(7:00)===7m2条魚止メ滝(8:10)===丹後沢出合(10:50)===大利根滝(11:50)===深沢出合(14:50)===佐市平(16:00) ◆4日目 佐市平(6:50)===人参滝(9:20)===深山滝(10:00)===三角雪田(12:30)===稜線(13:00)===大水上山(13:15)===利根川水源碑(14:35)===丹後山(14:50)===十字峡小屋(18:30) <留意事項> ※コースタイムには、途中、昼食などの休憩も挟んでいます。 ※あくまで個人の記録、所感であるため参考程度にご覧ください。 ※GPS による地図上のルート情報、写真の位置情報、時間情報には誤差が見受けられますのでご了承ください。特に最終日、三国川沿いの林道から十字峡までのルートはGPSがうまく作動していませんのでご注意ください。

尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 1日目。奥利根湖にて出発前の一枚。これから始まる山行に期待と不安が入り混じる。
1日目。奥利根湖にて出発前の一枚。これから始まる山行に期待と不安が入り混じる。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 奥利根湖。八木沢ダム。ボートを借りてバックウォーターまで行く。20分~30分くらい。梅雨が長かったこともありほぼ満水。
奥利根湖。八木沢ダム。ボートを借りてバックウォーターまで行く。20分~30分くらい。梅雨が長かったこともありほぼ満水。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 かつてはこの山の側面に道路がつくられ車が走っていたらしい。今は歩けるような状況でもないとのこと。それでも無理にバックウォーターまで歩けば数日はかかるそうだ。
かつてはこの山の側面に道路がつくられ車が走っていたらしい。今は歩けるような状況でもないとのこと。それでも無理にバックウォーターまで歩けば数日はかかるそうだ。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 仕事でもお世話になっているOKUTONE MARINE高柳盛芳さんにお願いしてバックウォーターまで送っていただく。
仕事でもお世話になっているOKUTONE MARINE高柳盛芳さんにお願いしてバックウォーターまで送っていただく。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 バックウォーターにて高柳さんとの一枚。どうやら今季、初めて入るパーティらしい。コロナもあり、梅雨も長くて、当たり前と言えば当たり前か・・・。
バックウォーターにて高柳さんとの一枚。どうやら今季、初めて入るパーティらしい。コロナもあり、梅雨も長くて、当たり前と言えば当たり前か・・・。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 装備を装着して歩きはじめるぞ!おう!このときはまだまだ余裕。笑
装備を装着して歩きはじめるぞ!おう!このときはまだまだ余裕。笑
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 最初から渡渉。太ももまで濡れる。
最初から渡渉。太ももまで濡れる。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 雨量観測所。この先でクマに遭遇。あちらもこちらも気づかず、距離3m。何度目だろう・・・。やはり何度出合っても怖い。こちらの人数が多いのでクマが逃げてくれる。
雨量観測所。この先でクマに遭遇。あちらもこちらも気づかず、距離3m。何度目だろう・・・。やはり何度出合っても怖い。こちらの人数が多いのでクマが逃げてくれる。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 1日目、最初のハイライト。「シッケイガワマシ」の又右衛門ケ淵。
1日目、最初のハイライト。「シッケイガワマシ」の又右衛門ケ淵。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 シッケイ(=カモシカ)ガ、マワシ(迂回する)、ほどの場所という意味らしい。
シッケイ(=カモシカ)ガ、マワシ(迂回する)、ほどの場所という意味らしい。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 水のなかを歩いている記録もあったけれど、水量が多くへツる。
水のなかを歩いている記録もあったけれど、水量が多くへツる。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 雪が多い年は雪渓が残る場所。この年は残っておらず一安心。ノーロープで超えていく。
雪が多い年は雪渓が残る場所。この年は残っておらず一安心。ノーロープで超えていく。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 「シッケイガワマシ」は無事に通過。しかし、ここで初泳ぎ。というより、私は足を滑らせて落ちた・・・。
「シッケイガワマシ」は無事に通過。しかし、ここで初泳ぎ。というより、私は足を滑らせて落ちた・・・。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 やはり水量はそれなりにある。
やはり水量はそれなりにある。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 ロープは出さないでどんどん進んでいく。
ロープは出さないでどんどん進んでいく。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 1日目の中間地点、越後沢出合の手前。
1日目の中間地点、越後沢出合の手前。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 ここが越後沢出合。目の前の台地がキャンプ適地。高台になってるので雨が降っても安心。天気が崩れたらとにかくここまで行けと高柳さんには言われた。
ここが越後沢出合。目の前の台地がキャンプ適地。高台になってるので雨が降っても安心。天気が崩れたらとにかくここまで行けと高柳さんには言われた。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 ここで昼食。
ここで昼食。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 1日目のお昼はラーメンでした。
1日目のお昼はラーメンでした。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 隙間時間に釣り糸も垂らす。釣れず・・・。
隙間時間に釣り糸も垂らす。釣れず・・・。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 1日目、午後の部スタート。
1日目、午後の部スタート。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 1日目、続くハイライト。ヘツリと渡渉の連続。
1日目、続くハイライト。ヘツリと渡渉の連続。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 ここが有名な利根川のヒトマタギ。利根川をヒトマタギできるなんて・・・。感激。
ここが有名な利根川のヒトマタギ。利根川をヒトマタギできるなんて・・・。感激。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 不安定なヘツリの連続。落ちたら流される。
不安定なヘツリの連続。落ちたら流される。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 高いヘツリ。落ちたら痛い、じゃ済まない。
高いヘツリ。落ちたら痛い、じゃ済まない。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 深い。
深い。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 深くて長くて流れもそれなり。ロープを出す。
深くて長くて流れもそれなり。ロープを出す。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 流れに逆らい、押し戻されないように必死に進む。
流れに逆らい、押し戻されないように必死に進む。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 荷物もそれなりに重たいので大変。
荷物もそれなりに重たいので大変。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 絶妙なバランスが何度も求められる。
絶妙なバランスが何度も求められる。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 渡渉とヘツリに疲れてきて、時間も17時に。もう進むのは止めようとなり、この先の黒滝沢出合で行動終了とする。
渡渉とヘツリに疲れてきて、時間も17時に。もう進むのは止めようとなり、この先の黒滝沢出合で行動終了とする。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 タープをはって、薪を集め、小雨が降る中で焚き火。荷物の重たい原因のひとつ、ビールを飲む。薄暗いなか釣りもした。釣れた。
タープをはって、薪を集め、小雨が降る中で焚き火。荷物の重たい原因のひとつ、ビールを飲む。薄暗いなか釣りもした。釣れた。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 2日目。朝。焚き火で温まる。
2日目。朝。焚き火で温まる。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 キャンプ地はこんな感じ。ワイルドだろう!?テントは持っていかず、全日、タープ暮らし。
キャンプ地はこんな感じ。ワイルドだろう!?テントは持っていかず、全日、タープ暮らし。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 朝も釣り糸を垂らしたら立派なイワナが釣れた。
朝も釣り糸を垂らしたら立派なイワナが釣れた。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 朝ごはんにいただく。ありがとう。命、自然の恵みに感謝。
朝ごはんにいただく。ありがとう。命、自然の恵みに感謝。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 今回の山行でものすごく役に立ったのがこれ。日本自然保護協会が出してる限定モデルの超撥水の風呂敷。これでしっかりとくるむことで中身は濡れない。以下のURLで買える。めちゃくちゃ良い。
https://amzn.to/2MGElyJ
今回の山行でものすごく役に立ったのがこれ。日本自然保護協会が出してる限定モデルの超撥水の風呂敷。これでしっかりとくるむことで中身は濡れない。以下のURLで買える。めちゃくちゃ良い。 https://amzn.to/2MGElyJ
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 というわけで2日目スタート。
というわけで2日目スタート。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 ほどなくしてキャンプ適地といわれる滝ヶ倉沢出合。
ほどなくしてキャンプ適地といわれる滝ヶ倉沢出合。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 ほどなくして、といっても20分くらい歩いているので、昨日のうちにここまで歩く時間や気力はなかった。
ほどなくして、といっても20分くらい歩いているので、昨日のうちにここまで歩く時間や気力はなかった。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 雪食地形。背の低い草しか生えない。雪崩が多い証拠だ。
雪食地形。背の低い草しか生えない。雪崩が多い証拠だ。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 ・・・・・・。見えてきた。オイックイ。この山行のハイライトと言っても良い場所だ。
・・・・・・。見えてきた。オイックイ。この山行のハイライトと言っても良い場所だ。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 どっかーーーーーーん。あった、雪渓。今年は雪が少なかったから淡い期待を抱いていたけれど脆くも打ち砕かれる。
どっかーーーーーーん。あった、雪渓。今年は雪が少なかったから淡い期待を抱いていたけれど脆くも打ち砕かれる。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 崩れてきたら一発アウト。深呼吸をして一気に駆け抜ける。冷気が不気味だ。
崩れてきたら一発アウト。深呼吸をして一気に駆け抜ける。冷気が不気味だ。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 無心・・・。崩れるか崩れないかは、運だ。
無心・・・。崩れるか崩れないかは、運だ。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 例年よりは少なかったようだけど、この山行中、7つくらいの雪渓と出会い、すべて下を通り抜ける選択をした。もちろん、乗り越えるという選択もある。
例年よりは少なかったようだけど、この山行中、7つくらいの雪渓と出会い、すべて下を通り抜ける選択をした。もちろん、乗り越えるという選択もある。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 崩れ落ちる雪渓。
崩れ落ちる雪渓。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 雪渓がないと安堵する。しかし、オイックイ。すごい場所だ。
雪渓がないと安堵する。しかし、オイックイ。すごい場所だ。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 上流から流れてくる雪渓の塊りがまた不気味なのだ。
上流から流れてくる雪渓の塊りがまた不気味なのだ。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 もっと雪の多い年だったらと思うと・・・。
もっと雪の多い年だったらと思うと・・・。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 雪渓様、支えてる部分が少なすぎるでしょ・・・。
雪渓様、支えてる部分が少なすぎるでしょ・・・。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 ひとりずつ、できる限りのスピードで通り抜ける。
ひとりずつ、できる限りのスピードで通り抜ける。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 そして、泳ぐ。当たり前だけど、水は冷たい・・・。天気も良くはないので、気持ちの良い水の冷たさではない。
そして、泳ぐ。当たり前だけど、水は冷たい・・・。天気も良くはないので、気持ちの良い水の冷たさではない。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 みんなで声をかけあい、時にこの山行の激しさに苦笑いしつつ、歩き続ける。
みんなで声をかけあい、時にこの山行の激しさに苦笑いしつつ、歩き続ける。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 あがったり、さがったり、またあがったり。
あがったり、さがったり、またあがったり。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 そして、ドカーンとまた雪渓。
そして、ドカーンとまた雪渓。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 この雪渓がこの山行で一番長大だった。裏越後沢出合手前の大雪渓。
この雪渓がこの山行で一番長大だった。裏越後沢出合手前の大雪渓。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 先が見えないほど暗くて、ゆうに300メートルはあったと思う。本当なら雪渓を乗り越えるべきかもしれないが、まず一人が偵察に行き、出口を確認。そのまま間隔をあけて連続ダッシュ。
先が見えないほど暗くて、ゆうに300メートルはあったと思う。本当なら雪渓を乗り越えるべきかもしれないが、まず一人が偵察に行き、出口を確認。そのまま間隔をあけて連続ダッシュ。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 雪渓の出口。とにかく、離れる。
雪渓の出口。とにかく、離れる。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 そして、また泳ぎ。特に私は泳ぎが若干下手くそで押し戻されやすく苦労する・・・。
そして、また泳ぎ。特に私は泳ぎが若干下手くそで押し戻されやすく苦労する・・・。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 裏越後沢出合。ここでオイックイ終了。生きてる・・・僕ら。ここもキャンプ適地と言われる場所だけど、もう少し進むことに。
裏越後沢出合。ここでオイックイ終了。生きてる・・・僕ら。ここもキャンプ適地と言われる場所だけど、もう少し進むことに。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 定吉沢出合を目指す。
定吉沢出合を目指す。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 そして定吉沢に到着。ちょうどお昼頃。まだ時間はあるように思えるけれど、この先はまた難関が待ち構えていてハマったら大変なことになるのでここでキャンプ。
そして定吉沢に到着。ちょうどお昼頃。まだ時間はあるように思えるけれど、この先はまた難関が待ち構えていてハマったら大変なことになるのでここでキャンプ。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 ここでも綺麗で立派なイワナが楽しませてくれた。
ここでも綺麗で立派なイワナが楽しませてくれた。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 2日目のお昼はキムチラーメンでした。昼過ぎから激しい雷雨になり、雨漏りとの闘い。そんなこんなで夜ご飯は何を食べたか忘れてしまいました。笑
2日目のお昼はキムチラーメンでした。昼過ぎから激しい雷雨になり、雨漏りとの闘い。そんなこんなで夜ご飯は何を食べたか忘れてしまいました。笑
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 3日目。メンバー全員、ヌカカに刺されまくって酷いことになる。見せられないくらい顔や手が腫れてとんでもないことに・・・。定吉沢出合はブッシュを刈り取って整地したので、虫が多かったのだと思う。そして、釣り竿を忘れた・・・。
3日目。メンバー全員、ヌカカに刺されまくって酷いことになる。見せられないくらい顔や手が腫れてとんでもないことに・・・。定吉沢出合はブッシュを刈り取って整地したので、虫が多かったのだと思う。そして、釣り竿を忘れた・・・。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 どんなに顔が腫れてても進まねばならぬ。さっそくロープ。懸垂下降。
どんなに顔が腫れてても進まねばならぬ。さっそくロープ。懸垂下降。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 そして、続く深い淵。
そして、続く深い淵。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 滑りやすい岩に四苦八苦。雨も降っててなおさらキツイ。
滑りやすい岩に四苦八苦。雨も降っててなおさらキツイ。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 水の流れに逆らう泳ぎももちろんまだまだ続く。もはや闘いでしかない。
水の流れに逆らう泳ぎももちろんまだまだ続く。もはや闘いでしかない。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 それでも前に進まなければ野垂れ死ぬのみ。携帯電話の電波すら届かない外界と隔絶されたエリアだ。
それでも前に進まなければ野垂れ死ぬのみ。携帯電話の電波すら届かない外界と隔絶されたエリアだ。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 阿吽の呼吸で先頭を変わりつつ先に進む。
阿吽の呼吸で先頭を変わりつつ先に進む。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 1日目、2日目はヘツリ、渡渉、泳ぎ、雪渓がメインだったけれど・・・。
1日目、2日目はヘツリ、渡渉、泳ぎ、雪渓がメインだったけれど・・・。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 3日目からは滝、藪漕ぎ、クライミングの要素の比重が高まる。ここからは滝の連続だ。
3日目からは滝、藪漕ぎ、クライミングの要素の比重が高まる。ここからは滝の連続だ。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 というわけで、現れました、7m2条魚止め滝。
というわけで、現れました、7m2条魚止め滝。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 右岸。左からあがっていく。
右岸。左からあがっていく。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 一段上がったところでなかなか弱点が見つからず・・・。
一段上がったところでなかなか弱点が見つからず・・・。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 結局、壁を直登。雨も降ってるし、泥もついててとにかく滑る。ロープを出す。
結局、壁を直登。雨も降ってるし、泥もついててとにかく滑る。ロープを出す。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 あがったところから下を望む。高い。
あがったところから下を望む。高い。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 で、この先、再度本谷の流れに降りる道が見つからずルーファイミス。かなり上まであがってしまい。時間を食う。
で、この先、再度本谷の流れに降りる道が見つからずルーファイミス。かなり上まであがってしまい。時間を食う。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 ようやく流れに降りることができ、また歩く。
ようやく流れに降りることができ、また歩く。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 滝がないのは束の間・・・。
滝がないのは束の間・・・。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 5mやそこらの滝が連続する。流れも速いので厄介だ。ここも右岸からとりつき、流れの真ん中に飛び越えるかたちで抜けた。
5mやそこらの滝が連続する。流れも速いので厄介だ。ここも右岸からとりつき、流れの真ん中に飛び越えるかたちで抜けた。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 もちろん、雪渓もまだまだ出てくる。不気味な冷気が押寄せてくるので、この先にきっと雪渓があるなということは、少し前から予想ができる。
もちろん、雪渓もまだまだ出てくる。不気味な冷気が押寄せてくるので、この先にきっと雪渓があるなということは、少し前から予想ができる。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 雪がとても多い年は、この程度の滝は雪渓に隠れてしまい、雪の上を歩けるらしい。
雪がとても多い年は、この程度の滝は雪渓に隠れてしまい、雪の上を歩けるらしい。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 滝を超えては歩き・・・。
滝を超えては歩き・・・。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 そしてまた超えて・・・。
そしてまた超えて・・・。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 まともに流れに逆らってはとうてい抜けられないので足場のない足場を見つけて右岸から抜ける。
まともに流れに逆らってはとうてい抜けられないので足場のない足場を見つけて右岸から抜ける。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 こんな場所でも懸命に生きるヒキガエルくん。
こんな場所でも懸命に生きるヒキガエルくん。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 そして近づいてきた3日目のハイライト。
そして近づいてきた3日目のハイライト。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 どっかあああああん。大利根滝20m。でかすぎ・・・。
どっかあああああん。大利根滝20m。でかすぎ・・・。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 でかすぎ・・・。
でかすぎ・・・。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 先輩からのご指名もあり、私がリードをさせていただくことに。
先輩からのご指名もあり、私がリードをさせていただくことに。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 雨が降り、泥がついてて、べちょべちょの壁。しかも外傾してる。そして、残地はほぼない。ハーケンがひとつのみだった。
雨が降り、泥がついてて、べちょべちょの壁。しかも外傾してる。そして、残地はほぼない。ハーケンがひとつのみだった。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 ホールドは比較的豊富なんだけど、もう精神力との闘い。途中、ハーケンを2本打ち込むも・・・。なかなか入らず苦労する。
ホールドは比較的豊富なんだけど、もう精神力との闘い。途中、ハーケンを2本打ち込むも・・・。なかなか入らず苦労する。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 そして、不運なことに落石が指を直撃・・・。血が噴き出してきてヤバかった。
そして、不運なことに落石が指を直撃・・・。血が噴き出してきてヤバかった。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 なんとか登り切ってフィックス。
なんとか登り切ってフィックス。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 後続のクライミング。
後続のクライミング。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 登り終えたところで指の応急処置。曲がらない・・・。結局、骨折していて、年が明けた今もなおリハビリ中だ。
登り終えたところで指の応急処置。曲がらない・・・。結局、骨折していて、年が明けた今もなおリハビリ中だ。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 それでも登り続けなければ帰れない。指の痛みは痛み止めを飲んでだましだまし。
それでも登り続けなければ帰れない。指の痛みは痛み止めを飲んでだましだまし。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 2段5m滝の高巻き。
2段5m滝の高巻き。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 そして、ヘツリなのか泳ぎなのか。まだまだ続く。
そして、ヘツリなのか泳ぎなのか。まだまだ続く。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 ここを超えたらこの日の行動は終わりも近い・・・。
ここを超えたらこの日の行動は終わりも近い・・・。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 佐市平と呼ばれるちょっとした河原でこの日はキャンプ。
佐市平と呼ばれるちょっとした河原でこの日はキャンプ。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 雨が降る中、もちろん焚き火。
雨が降る中、もちろん焚き火。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 4日目、最終日。ようやく家に帰れるぜ!って、実はまだまだ先は長い・・・。顔のむくみも酷い(笑)
4日目、最終日。ようやく家に帰れるぜ!って、実はまだまだ先は長い・・・。顔のむくみも酷い(笑)
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 まだまだ続くよヘツリさん。
まだまだ続くよヘツリさん。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 そして、雪渓さん。
そして、雪渓さん。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 この日も歩きはじめは曇り。
この日も歩きはじめは曇り。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 大きな雪渓がまだまだ残ってる。
大きな雪渓がまだまだ残ってる。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 骨折しててもクライミング。
骨折しててもクライミング。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 10m滝。この頃から青空が見えだして!最終日にしてこの山行初めての青空!
10m滝。この頃から青空が見えだして!最終日にしてこの山行初めての青空!
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 右岸からクライミング。
右岸からクライミング。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 4日目は大きな滝がいくつかあるのだ。
4日目は大きな滝がいくつかあるのだ。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 源流域に近づいているとはいえまだまだ左右はこんな壁に挟まれてる場所もある。
源流域に近づいているとはいえまだまだ左右はこんな壁に挟まれてる場所もある。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 人参滝15m。
人参滝15m。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 左岸から取り付く。
左岸から取り付く。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 完全に上部は藪漕ぎ。
完全に上部は藪漕ぎ。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 写ってる青いのがメンバー。
写ってる青いのがメンバー。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 そして、深山滝20m。
そして、深山滝20m。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 左岸をクライミング。
左岸をクライミング。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 ホールドはそれなりにあるのでさほど難しくはないけれど、ここもなかなかの高度感だ。
ホールドはそれなりにあるのでさほど難しくはないけれど、ここもなかなかの高度感だ。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 そしてそして、また大きな滝が見えてきた。
そしてそして、また大きな滝が見えてきた。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 赤沢滝4段20m。
赤沢滝4段20m。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 ヌルヌル滑る。
ヌルヌル滑る。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 そして、大きな滝の最後が、赤い岩の水上滝15m。
そして、大きな滝の最後が、赤い岩の水上滝15m。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 最後のロープ回収。
最後のロープ回収。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 ここを超えるといよいよ源頭へまっしぐら。
ここを超えるといよいよ源頭へまっしぐら。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 稜線も近い。
稜線も近い。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 水の流れも少なくなり・・・。
水の流れも少なくなり・・・。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 とうとう利根川の最源流に!!やったあああああああ!!
とうとう利根川の最源流に!!やったあああああああ!!
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 これが、これが、これが、利根川の、坂東太郎の最初の流れ。
これが、これが、これが、利根川の、坂東太郎の最初の流れ。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 もちろん、飲む。おもいっきり飲む。こんな経験、もう二度とできないかもしれない。うん、死ぬまでに、もう来ることはないと思う・・・。
もちろん、飲む。おもいっきり飲む。こんな経験、もう二度とできないかもしれない。うん、死ぬまでに、もう来ることはないと思う・・・。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 最高の水で喉を潤して、最後の雪渓の登り。
最高の水で喉を潤して、最後の雪渓の登り。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 利根川の流れを最初につくる雪渓がこれ。
利根川の流れを最初につくる雪渓がこれ。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 三角雪田だ。
三角雪田だ。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 三角雪田を登り切れば稜線はすぐそこ。
三角雪田を登り切れば稜線はすぐそこ。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 稜線に到着!一般登山道に合流・・・。生きて帰れる実感を味わう。
稜線に到着!一般登山道に合流・・・。生きて帰れる実感を味わう。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 稜線では越後の山々が出迎えてくれた・・・。
稜線では越後の山々が出迎えてくれた・・・。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 とてもきれいだ・・・。うん、きれいだったんだけど・・・。でもね、でもね・・・。
とてもきれいだ・・・。うん、きれいだったんだけど・・・。でもね、でもね・・・。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 でも、ここからの下りは下りでとてつもなく長く、きつく、しんどかった・・・。疲れ果てた身体にはもう処刑のような感じで、暑さもあいまって脱水症状になりかけた。
でも、ここからの下りは下りでとてつもなく長く、きつく、しんどかった・・・。疲れ果てた身体にはもう処刑のような感じで、暑さもあいまって脱水症状になりかけた。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 マムシにも出合うし・・・。大量のブヨにも襲われて刺されまくるし・・・。もうなんというか、最後の最後まで試練の連続。
マムシにも出合うし・・・。大量のブヨにも襲われて刺されまくるし・・・。もうなんというか、最後の最後まで試練の連続。
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳 十字峡に着いたときは、日も暮れかけの18時30分。でも、なんとかかんとか無事に下山。最高の思い出になる山行となりました。
十字峡に着いたときは、日も暮れかけの18時30分。でも、なんとかかんとか無事に下山。最高の思い出になる山行となりました。

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