活動データ
タイム
10:03
距離
17.5km
のぼり
2182m
くだり
2181m
活動詳細
すべて見る北アルプス常念連峰の餓鬼岳と剣ズリです この日も酷暑予報☀️ 山で暑さを逃れます 風のない山日和予報なので標高を求めて北アルプスへ でも賑わう山は避けたいところ そんな理由で餓鬼岳を選択 歩き残した餓鬼岳⇔剣ズリの軌跡繋ぎが目的です 白沢登山口から餓鬼岳を目指します 駐車場は登山口手前に十数台分くらい 仮設トイレもあります 登山口までの道は一車線ですがちゃんとした舗装路 松本からアクセスしやすい登山口です 白沢登山口からの餓鬼岳 登山口の標高は993m 餓鬼岳との標高差は1,654m CT10時間超え 信州山のグレーディングで体力度7の技術難易度C 梯子鎖連続のアスレチック登山道 楽な山ではないので賑わうことがありません(笑) 夜明け頃に駐車場へ到着 既に数台駐車済み ここの駐車場が満車になることはないでしょう 天気は夜明け直後でも分かる快晴☀️ 今は良いけど暑くなりそう 登山口では12℃くらいでした 林道をちょっと歩き登山道へ 最終水場までは白沢を遡上するルート 渓谷を橋に梯子に鎖を頼りに歩きます なので雨の増水には要注意 洒落になりません💧 雨に濡れると鎖や梯子も滑ります 荒天直後の登山も控えた方が良いと思います アスレチックのような道を歩き最終水場へ ここまでは順調でした 沢沿いで涼しく快適 梯子に鎖も難なく楽しむ余裕がありました 最終水場で水を補給し大凪山へ ここからが辛かった… 急登続きの上に気温が上昇 朝日が暑いくらいに狂暴☀️ 湿度も相当高く感じました💧 軽く熱中症っぽい感じで一気にペースダウン 休み休み登り大凪山の山頂部へ 何とか辿り着きましたが途中撤退を考えました💧 大凪山 標高2,096m 東西に長い山頂部は深い樹林帯 餓鬼岳登山の通過点ってだけの山です 急登を登り切った山頂標識の場所で暫しダウン 意外にも風が通り心地好い山頂部 空気もひんやりしていてとても癒されます 見通しの悪い深い樹林帯なのに不思議です でもそのお陰でかなり回復できました👍 歩いていても心地好い大凪山の山頂部 先程までの不調が嘘のよう 百曲りまで快調でした 餓鬼岳登山正念場の百曲り ザレた急登が小屋まで続きます とにかく登り難い ザレの上に落石注意の浮き石多数 気も体力も消耗します そして日差しもきつい💦 ここは意図的にペースダウンです💧 日差しはあるけど湿度はなく空気もひんやり 流石に標高が上がると違います 最後の15分が辛かったですが無事に登り切りました 長い長い樹林帯を抜けるとそこが餓鬼岳小屋 唐突に赤い屋根が現れます 灌木に埋もれるように建つ素朴な小屋 山小屋らしい山小屋です 小屋の展望台のベンチをお借りして暫し休憩☕ 日差しはあるけど風もあり心地好い 汗がひき疲れが癒されます 眺めは最高! 何処を眺めても絶景 北は目前に餓鬼岳山頂部 南は稜線の先に険しい岩峰聳える剣ズリ 西は裏銀座の山々 東は眼下に安曇野 本当に素晴らしい場所です 今回の目的は剣ズリまでの縦走 梯子連続のアスレチック縦走との評判 楽しみです! 餓鬼岳小屋から暫くはご褒美縦走路 剣ズリを目指し天空の散歩道です 標高を下げ樹林帯へ そして登り返し岩場へ そこからは梯子連続のアスレチック なかなか高度感があります そして木製の古びた梯子が良い演出です(笑) 疲れましたが本当に楽しかったです👍 剣ズリの最高地点までは道がありません 花崗岩上をテキトーに歩き登頂しました 剣ズリ 標高2,644m 餓鬼岳の南に聳える岩峰群 燕岳からの縦走路上で際だって険しい山です 山頂に標識などはありません ピークハントの対象になる山ではないです 燕岳との縦走路の通過点となる岩峰群ってだけです でもその存在感は圧倒的です 岩場歩きが好きな方は一度は訪れてみるべきです 360°素晴らしい眺めの剣ズリ最高地点 でも腰を据えて休憩するには不向きな岩峰 ちょっとだけ休憩して戻ります ピストンでも楽しいアスレチック登山道 復路も往路と同じくらいの時間がかかりました 餓鬼岳小屋を素通りし餓鬼岳をピークハントします 少し雲が出てきたのでのんびり休憩は後回し 餓鬼岳小屋から山頂まではあっという間です 餓鬼岳 標高2,647.3m 日本二百名山 常念連峰北端の山 表銀座縦走路から外れた静かな山です 2017年11月以来の餓鬼岳山頂 相変わらず素晴らしい山頂です 眺めは360°の大パノラマ 特に裏銀座の山々の眺めが素晴らしい 裏銀座縦走路が一望できます 苦労して来る価値十二分の山です! 昼食は餓鬼岳小屋展望台で ベンチとテーブルをお借りしてのんびりと 小屋で念願の餓鬼にも謁見いたしました👍 天気も良く名残惜しいですが下山します 帰路も来た道を戻る長く険しいルートです 東へ下るので日が当たらないのが救いですね 百曲りは一気に下れます 問題はその先の大凪山までのザレた道 本当に滑りやすい💧 浮き石多く落石にも要注意💧 とにかく疲れます💧 無事に大凪山まで下れば少し脚休めできます 往路同様に涼しく快適な山頂部 歩きながら回復できました 大凪山から最終水場まではこれまた要注意な激下り ザレにガレで滑落転倒に要注意です 最終水場を過ぎ白沢まで下ると少し安心できます 細かな登りはあるけどだらだら下るだけ 鎖場は要注意ですがそれまでに比べると楽に感じます 沢水でのクールダウンも爽快です 事故なく無事に下山しました 実際の時間以上に長く感じましたが💧 前回の餓鬼岳の活動日記でも書きましたが、日帰りは全然オススメしない険しい山です。 関係者が登山道整備に尽力されていますが、如何せん小規模な餓鬼岳小屋と天災に弱い渓谷沿いの登山道、整備がなかなか追い付きません。 北アルプス表銀座とかのメジャーな登山道とは比較にならない険しい道なので、実際に歩くには地図のCT以上の体力が必要な感じです。 山を歩き慣れている方で、時間に余裕のある登山計画なら大丈夫な程度には整備された登山道なのでご安心を。 餓鬼岳、苦労して登る価値のある山なので、機会があれば無理のない計画で目指してみてください。 ※信州山のグレーディング、改訂されていました💧 正しくは、体力度5の技術難易度Cです🙇 大変な登山道整備を更に大変にしているコロナ禍。 ↓これにご協力いただけたら幸いです🙇 https://www.pref.nagano.lg.jp/kankoki/happyou/200701.html
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