活動データ
タイム
07:56
距離
7.8km
のぼり
1078m
くだり
1077m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る「まぼろしの大滝」は、幻のままに終わってしまった… しかし、この想いは幻のままに終わらない。 想いを灯し続ける限り、その者の精神に静かに息を潜め続ける。 それを原動力に、更に強くなる他ない。 いつの日か、必ずまた逢いに来るだろう… その時とは異なる、自分となって。 「人」 に 「夢」 と書いて「儚い」 山・沢・岩、至る所に先人たちの奮闘した痕跡は存在し続けている。 一体、今までに何人の溯行者がこの滝に想いを馳せ、挑んできたことだろうか… 「夏草や兵どもが夢の跡」 刹那、そんな一句が頭を過った。 世間から日の当たらない 溯行者たちからも注目はされない そのような沢は、世の中数知れず。 そもそも山の数より存在する水脈… 水の大国・この日本において、短くも儚い人生の中で、どれだけの沢と出逢い、その美や渓相を堪能する事ができるのであろうか… そろそろ夏も終る。 夕暮れに鳴くヒグラシの声が、いつもより心に染み渡るのはどうしてだろう…また1つ歳を重ねただろうか。 同時に、後どのくらいの人生を過ごす事ができるのだろうとも思った。 そんな感傷を引き寄せた、日の当たらない隠れた名渓。
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