奥穂高岳

2020.08.15(土) 3 DAYS

チェックポイント

DAY 1
合計時間
1 時間 53
休憩時間
0
距離
7.3 km
のぼり / くだり
148 / 92 m
DAY 2
合計時間
8 時間 40
休憩時間
1 時間 21
距離
12.8 km
のぼり / くだり
1795 / 375 m
DAY 3
合計時間
8 時間 3
休憩時間
1 時間 21
距離
17.4 km
のぼり / くだり
246 / 1728 m

活動詳細

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穂高連峰は3年前北穂には登ったことがある。 しかし、奥穂は3回計画するも3回悪天候や風邪で中止して3年が経ってしまった。 コロナ禍で北アルプスの山小屋も泊まっていいものかなかなかわかりにくい。 呆然としているうちに山小屋の予約電話がつながらないという話が伝わってきて、今年の北アは無理かとあきらめかけていた。 ところが先々週穂高岳山荘のHPを見ると15日の週から先は空きがある。 例年土日月は常に混んでいたはずである。 コロナ対策として使い捨てシーツを使っているらしい。 これは行ってみるかと思った。 本当は岳沢から前穂経由で行きたかったが、時局柄安全なルートで行くことにする。 涸沢までは知っているし、3時間ごとに小屋があるのだから少しはマシだろう。 1泊目は徳沢ロッヂにした。これも風呂があるくらいの小屋だから安心だろう。 夜行バスはなんだか使いたくない。 一日目はおなじみのあずさから松電に乗換え、バスで上高地に入る。 バスターミナルや河童橋は少し密だと思った。 急いで通り抜ける。 しかし梓川の水が濁っているのはこの前の豪雨の影響だろうか。 穂高連峰はガスで隠れていない。 横尾街道は相変わらずであった。 徳沢ロッヂは相部屋に一人しかいなかった。 翌朝横尾から涸沢への道に入る。 水害の影響はあるが、通行に支障はない。 本谷橋から登るうち青空に穂高が見えてくる。 3年ぶりにこの景色を見てしまうと、最近こそアルプス以外にも行っているが、やはり北ア至上主義になってしまう。 涸沢に着くころには日は高くなっていた。 ヘルメットを借りられると思ったが、なかった。 仕方なくそのまま登る。みなさんはマネしないでください。 ザイテングラードはさえぎるものなく岩の輻射熱も相まって暑かった。 岩陵とはいいながら角度がきつくへばりついて登っているようであった。 くさりやハシゴもそこまでなくてどことなくつかみどころがない。 山荘に着くとちょうどガスが出てきた。 急いでサブザックで山頂へ向かう。 山頂からの展望は、ガスがかかる。 焼岳や乗鞍の方は見えず。 槍の方も見えず。 笠ヶ岳、ジャンダルムや上高地は時々見える。 これだけ見えればまあよい。 小屋に戻って腹が減ったと思ったら、今日は朝食を食べていないことに気がついた。 小屋のシーツは紙の巻取式のシーツを自分でミシン目が入っているのを2枚切り、1枚を敷布団の上に敷き、もう一つはクリップで掛布団につける。 小屋の中の本やCDは感染防止で撤去されており、寂しい。 日没のころになると、東は四阿山や草津白根あたりまで見え、西は白山まで見えた。 八ヶ岳から甲府盆地の方に大きな積乱雲がかかっていた。暑そうである。 こちらは寒いので、ストーブがついた。 翌朝まだき、東の空が赤くなると八ヶ岳や浅間山が見えた。 同じ道を下る。風が強い。フリースを着たまま下りる。ザイテングラードが終わる手前で暑くなって脱いだ。 涸沢でも名残惜しく山並みを見る。 横尾からの帰り道はいつものことながら長く感じる。 普段の北アなら横尾から上高地まで走って、帰りのあずさの時間を気にしつつ慌ただしく風呂に入って昼食を食べてバスに乗らねばならない。 しかし、今回は在宅勤務のおかげで休暇が余っており、gotoキャンペーンという機会もある。 新平湯温泉の旅館に泊まることとしたので、ゆっくり一泊して帰れる。 なんとか奥穂に登れた。 奥穂はしかし、ハイマツ帯がほとんどないのは残念であった。 穂高連峰の稜線の縦走は我流の素人には危険すぎるのは見てわかる。 いちばんバランスがとれていて楽しいのは表銀座だったと思う。 次は劒に登っても技術的に申し分ないのか自分だけでは判断がつきかねる。 それから、コロナ禍のなか北アに登っていいものか。それもまだ断言はしかねる。

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