30歳のバースデー登山 / オオムラーツさんの九重山（久住山）・大船山・星生山の活動日記

8/15、終戦記念日が誕生日でした。ついに30歳です。お祝いいただいたみなさん、どうもありがとうございます。最近山にもあんまり行ってなかったので（釣りばっかり…）、久しぶりにくじゅうに行ってきました。長者原〜雨ヶ池〜法華院をピストンするだけのノーピーク山行。テントも担がず、法華院に泊まってお金を落とすことが目的です。最低限の荷物に抑え、15リットルのバックパックで事足りました。案外どうにかなるもんですね。長者原からの道も例に漏れず豪雨の爪痕が大きく、これまで通っていた道とは様子がかなり変わっていました。何度も往復した道のはずなのに、「あれ、こんなとこ通ったっけ？」と疑うことも。かなり新し目のピンクテープがたくさん付いてるので、これを目印に歩くほうがよさそうです。ピンクテープが見えてれば何ともない道ですが、見失って適当に歩いてると変なところに迷い込むかもしれません。坊ガツル・法華院からスガモリ越（三俣山・中岳・久住山方面）と、立中山・白口岳方面は、道が荒れているため通行禁止とされています。（会話を聞いてると結構通っている方もいるそうですが、禁止って言われてるんでやめときましょうね。。。）大船山方面は荒れてると聞いていましたが、実際のところはほとんど崩れていないそうです。なので、今坊ガツルから登れる山は大船山だけですね。みなさんご注意を。夜は坊ガツルに泊まりに来てた友人がサプライズでスイカを持ってきて、僕の誕生日を祝ってくれました。スイカにロウソクぶっ刺して持ってくるのなんなんだ。しかもカメヤマローソク。翌日は朝食を食べてまっすぐ下山、いつもの星生ホテル温泉に立ち寄って帰りました。いつも素晴らしい景色を見せてくれて本当にありがとう、くじゅう連山。（ちなみに帰宅後30代最初の海釣りに行きましたが、何も釣れませんでした。。。）ここから法華院の話。今回泊まるのは、法華院温泉山荘の特別室。といっても個室にカギがかかるだけなんですけどね。角部屋なので大船山側に窓がついており、夕焼けの様子がよく見えました。法華院の中では感染の対策がしっかり施されています。至るところに消毒液が置いてあり、マスク必須、大部屋は人数制限、食堂も向かい合わせにならないよう配慮、など。風呂は外来の方も使えるようになりましたが、かなり人数が制限されています。密にならないようロッカーが一部しか使えないようになっているため、混みそうな時間帯（午後〜夕方）はご注意ください。テント場付近の荒れ具合は伝聞の通りでした。ご存知の方も多いとは思いますが、先日の豪雨で大量の岩・土砂が流れ込み、テント場は流失し、バンガローやログハウスも一切使えない状況です。法華院の社長自ら夕方遅くまでユンボで土砂をどける作業をされていましたが、まだまだ重機しか入れないような状態でした。人の手でボランティアをするのはもう少し先になりそうです。我々登山者のために1人で黙々と作業を続ける社長の姿を見て、思わず涙を流しそうになりました。ちなみに、9月にはテント場の再開を目指してるとか。そして法華院の宿泊者も、これまででは考えられないくらいの少なさでした。キャパ200人以上の大きな小屋にも関わらず、16〜17人くらいしか泊まっていません。ちょっとこれではさすがに経営が成り立たなそうに見えました。ふだんは満席の食堂が3回転くらいしてるのですが、大幅に席数を減らしたているのに1回転で終わってしまうなんて、見たことがありません。感染の不安などあるとは思いますが、個室は20部屋以上あるので、たくさん空いています。また、食堂や大部屋もしっかり対策されています。個人がきちんと気をつけていれば気になるところはありません。みなさん、ぜひ法華院に泊まりに来て、たくさんお金を落としていってあげてくださいね。