活動データ
タイム
09:26
距離
13.5km
のぼり
1501m
くだり
1530m
活動詳細
すべて見る恒例の夏の山歩きの行先は二転三転し、先月初旬、日光山群⛰️に決めました。 日光山群⛰️は初めてです。ここには魅力的な山が散在していますが、まずはもっともポピュラーな日光白根山と男体山の二山に登ることにしました。 どちらを先に登るか、ちょっと考えました。リゾート地の日光を避けて湯元温泉♨️に宿泊する予定なので、日光白根山に先に登り、翌日に男体山に登るのが良さそうです。 夜中の2時半に家を出て、東北自動車道を南下します。 福島から二本松にかけて、物凄い豪雨☔️に出会いました。 二本松を過ぎると、空には月🌛が見えています。 安達太良パーキングで一休みして、宇都宮から日光に向かいます。クネクネしたいろは坂を登り切ると、中禅寺湖が近くなります。 湯元温泉には6時半に着きました。駐車場には十数台の車が止まっています。車中泊も何台かありました。 7時17分に出発です。天候はまあまあ。奥の山には雲がかかっていますが、中禅寺湖側は晴れています。湯元温泉は標高1400mほどなので、全く暑くありません。なるほど、夏山歩きはこういう山を選ぶべきだと、一人納得しながら出発しました。 最初はキャンプ場やスキー場を横切って進みます。 しばらく歩いてリフトをくぐると、左手に登山口があります。 ここから針葉樹林帯の急登が始まります。東北の山にはない樹相で、これが新鮮です。コメツガは蔵王連峰の高いところでお目にかかりますが、こちらは一帯がコメツガです。 ただし、木の根が張り出した道は歩きにくく、たくさんの登山者が歩くためでしょうか、道もオーバーユースのような印象です。 急登を1時間ほど耐えると傾斜が緩み、道には苔が目につくようになりました。 ダケカンバが目立ってくると、天狗平はもう間近です。ハンゴンソウやトウゲブキの黄色い花が目に付きます。 天狗平を過ぎて、稜線に出ます。振り返ると男体山が見えています。 時折、鹿のものと思われる鳴き声がしましたが、姿を見ることはありませんでした。 稜線に出ると、前白根山の向こうに奥白根山が現れました。 ここで小休止とします。ガスに巻かれた奥白根山山頂付近は、しばらくするとくっきり見えてきました。よし、と気合を入れて歩きはじめましたが、前白根山に着くと奥白根山はガスに包まれてしまいました。 五色沼と奥白根山のツーショットを撮りたくて来たのですが、一向にガスは晴れません。 このまま待つか、進むか思案しましたが、今日は泊まりです。待つことにしました。 1時間近く待ちました。天候と勝負です。 1時間後、ガスは飛びました。 五色沼の向こうに、奥白根山の稜線がくっきりと姿を現しました。 前白根山からは稜線を行き、下って避難小屋に至り、平坦な鞍部を進んで、山頂までの急登に取りつきます。この急登を1時間ほど登りきって、ようやく山頂に着きます。ダケカンバの林を抜けると森林限界になり、岩のゴロゴロした道をジグザグに登ります。右手に五色沼がだんだん低くなっていきます。 山頂には沢山の登山者がいました。湯元温泉からの登山者は10人にも満たない感じですが、比較的短時間で登れる群馬県側から登ってくる人が多いようです。 山頂からの眺めは素晴らしいものでした。 中禅寺湖、男体山は遠景の主役で、五色沼と前白根山は近景の主役です。今日は遠望はそれほど効きませんでしたが、それでも夏山の景色を存分に味わいました。 山頂からは弥陀ヶ池に下ります。この下りは一部ザレ場があって、慎重に下ります。 弥陀ヶ池からは五色岳に登り返し、奥白根山を背後に見ながら、五色岳に着きます。 天気は晴天。青空が綺麗です。 五色岳から湯元温泉に下る道は、笹の刈り払いがされているものの、段差の大きいところや刈り払った笹が敷き詰められているところがあって、多少歩きにくいと感じました。それでも整備は丁寧で、標準時間を大幅に短縮して湯元温泉に到着しました。 明日は、もう一座、男体山に登ります。
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