東北百名山　二岐山へ

登ったことのない、初めての山を一人で、しかも登山者が誰もいない山へ入る時、、、どんな気持ちで入りますか？ 今日の私は、昨日の山と違ってて樹林帯の苔蒸した山が、直感でなんとなく、気持ちがのらない山だったのだ。 その直感はあたり、スタートから登山口を間違う。遊歩道に降りた。 それから軌道修正して登ったが、腰が痛くて水3リットル、行動食のゼリー、トマト、きゅうりが重く、まったく登る気持ちにならない。何度も休み休み歩く。 山の雰囲気が怖かったのだ。雨がザーザー降ってきて、視界も悪くなった。 樹林帯だから雨の被害は受け難いが、女岳にも行ける気がしないし、展望がないなら、今日の山は諦めて帰ろうと何回も思った。一人で何かあったときどうしよう？とか、雨のせいで不安いっぱいになったのだ。周回する予定で登山届けを出したが、予習していた簡単な山には見えなかった。 少し待っていて、雨が止みそうな雰囲気になったとき、山に登るのは自分の気持ち次第だと思った。 地図を見て自分が行ける男岳までは、行こーと。 そう思ったら、山頂着く寸前で雨は止み、カッパを脱いだ。 山神様は見ていたと思った、私の心の中を。 下山は光が射して、怖さも消えスムーズに降りた。 東北百名山　#82座目