前剣・剱岳

劔岳　テント泊 日本で登りたい山ベスト3に大体入っている劔岳。いつか登りたいとずっと思っていた。何度も計画を立てては天候の関係でキャンセルし、なかなか行くことができなかった。しかし、今回の予報は晴れた日が数日間続くとのこと。これはもうGOでしょう❗️ コロナのため、山小屋は使わずにテント泊するため荷物が重い。さらにマスクをする。ベースキャンプにしようとした劔沢キャンプ場まではすぐ行けるかと思っていたら、山を１つ越さなければならなかった。 やっと着いたキャンプ場からは、劔岳は霧の中。さて明日は晴れてくれるかな？夜、興奮していたのか午前1時頃目が覚める。トイレに行くと満天の星空🌌快晴❗️ミラーレスカメラのマニュアルで撮影してみる。 さて、午前3時56分。登山開始‼️ヘッドライトをつけて真っ暗の中を登る。北海道よりも日の出が30分遅い！日本は東西に長いんだな…本日の日の出は午前5時。なかなか明るくならない。暗い中真っ黒く見える劔岳に向かう。 登山の危険度MAXの劔岳の鎖場には丁寧に標識がある。全部で13箇所。とても整備されている。そのひとつ一つをクリアしていく。それがとても楽しい。がれ場、岩場、ハシゴ、垂直な壁など、全く飽きさせない。 登っているうちに日が昇る。素晴らしい景色。流石北アルプスだ。スケールが違う❗️一つひとつの鎖場をクリアしていくうちに、山頂が見えて来た。晴れている‼️ おっ、ここが有名なカニのたてばいか…垂直に近い50mの絶壁を鎖を使って登る。楽しくて仕方がない。どんどん山頂が近づいてくる。「もう、着いてしまう…」と、何度も口から自然に言葉が出ていた。 そして山頂。着いた時は雲の中で真っ白…ガス待ちのために岩陰でアルファ米で作ったおにぎりを食べながら待つ。すると次第に雲が晴れて快晴に…頂上にいた人はみんなシャッターを押しまくる。遠くに富士山が見える。鹿島槍ヶ岳がかっこいい‼️ 劔岳は標高が2999mなので、3000mにするためにみんな跳び上がって写真を撮る。自分も同じように思い切り跳んだ。でも、跳びすぎて3001mは超えたかもしれない（笑）山頂には1時間もいた。 午前11時に下山して劔沢小屋でビールを飲む。350mlも500mlも800円。それなら500mlを飲むじゃない笑笑。青い空をバックにした劔岳を見ながら飲む。この日はずっと劔岳の姿を見ることができ、テントを開けてずっとその姿が日の光によって変わっていくのを見ていた。 次の日は爆風‼️立山に登って帰る予定を変え、室堂ターミナルまで下りることにした。また一山越え、超速で2時間でターミナルまで下りた。と、言っても雷鳥沢キャンプ場からバスターミナルまでの階段登りは辛すぎた…劔岳登山よりも疲れた（笑） 始発のバスに乗って少し下まで行ったら晴れている。しかも暑い‼️劔岳ではダウンを着ていたのにやはり高い山は違うんだ。 やっと行けた劔岳はこれまで登った山の中で、1番楽しく登れる山だった。さて、今度はどこの山に登ろうか…