【祖母谷温泉】バッタの襲来に一目散

2020.08.15(土) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
2 時間 21
休憩時間
42
距離
5.7 km
のぼり / くだり
487 / 491 m
47

活動詳細

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《アプローチ》 トロッコ電車=1時間18分(宇奈月駅-欅平駅) 《ハイキングコース》 10:32欅平駅-11:21/12:14祖母谷温泉(入浴・食事)-12:54欅平駅 昨日、家族で宇奈月温泉の「延楽」に泊まった。延楽は全客室から黒部峡谷の絶景が見えるという温泉宿。料理も部屋も素晴らしかった。宇奈月温泉の近くには僧ヶ岳や越中駒ヶ岳の登山口がある。しかし今日は山に登りたい気持ちを抑え、家族で黒部峡谷トロッコ電車に乗り、欅平から祖母谷(ばばだに)温泉まで歩くことにした。 祖母谷温泉は後立山連峰に向かう登山の要所。ここから不帰岳や清水岳を経由して白馬岳に至るコースと、餓鬼ノ田圃を経て餓鬼山から唐松岳に至るコースとに分かれている。どちらも標高差の大きい、厳しそうなルートである。 午前8時20分に延楽を出発。空は晴れているが、雲が多い。コンビニで昼食用のパンを調達し、黒部峡谷鉄道の宇奈月駅へ。駅前の駐車料金は1,000円。トロッコ電車の運賃は一人3,960円(欅平までの往復)。奮発して往復とも窓付きのリラックス客車を予約したので、プラス一人1,060円。決して安くはない。 9時ちょうどにトロッコ電車が出発。車内には富山県出身の室井滋によるナレーションが流れ、沿線の見どころを懇切に説明してくれる。リラックス客車は座席に背もたれがあって至極快適。1時間を超える移動が苦にならない。10時18分、欅平駅に到着。 同32分、祖母谷温泉を目指してスタート。欅平は標高600mぐらいだからさほど涼しくはない。奥鐘橋を渡り、深く抉れた人喰岩の下を通る。黒部川の支流、祖母谷川に沿ってなだらかな歩きやすい道が続く。名剣温泉の前を通り、全長300mのトンネルを抜けると、祖母谷温泉小屋が見えてきた。歴史を感じさせる風情ある山小屋だ。 川を渡る手前の右手には唐松岳に向かう登山道が伸びている。川を渡って右に進めば白馬岳への登山道、左に曲がれば祖母谷温泉小屋である。突然、バッタの大群に襲われた。ヒッチコックの「鳥」さながらに、バッタが次々にぶつかってくる。山小屋の方によれば、今年はバッタが異常発生しているという。一人600円の入浴料を支払い、バッタを払い除けながら男女に分かれて露天風呂へ。 男湯は川辺の野趣に溢れたお風呂である。ところが、バッタが浴槽に飛び込んでくるわ、スズメバチに襲われるわ、とてもゆっくり入浴していられる雰囲気ではない。早々に退散せざるを得なかった。 バッタやハチが少ないのを確認し、祖母谷川の水辺で昼食タイム。コロッケパンを頬張り、スポーツドリンクを胃袋に一気に流し込む。清流を見ているだけで涼しくなり、気持ちが洗われるようだ。午後0時14分、来た道を戻り始める。 同54分、欅平に帰還。欅平駅のレストランでコーヒーを飲み、1時53分発のトロッコ電車で宇奈月へ。車中で心地よい睡魔に襲われるが、激しい揺れに何度も目が覚めた。室井滋の「また来られ~」というアナウンスが流れ、3時10分、宇奈月駅に到着。今日は暑さがほどほどの行楽日和。バッタの襲来には閉口したが、それを除けば楽しいハイキングだった。

鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 黒部峡谷鉄道の宇奈月駅。
黒部峡谷鉄道の宇奈月駅。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 新山彦橋を渡るトロッコ電車。
新山彦橋を渡るトロッコ電車。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 新山彦橋から山彦橋を望む。
新山彦橋から山彦橋を望む。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 真っ赤な湖面橋とエメラルドグリーンのうなづき湖。
真っ赤な湖面橋とエメラルドグリーンのうなづき湖。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 ヨーロッパの城塞のような新柳河原発電所。
ヨーロッパの城塞のような新柳河原発電所。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 発電所に水を送る水路橋。
発電所に水を送る水路橋。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 出平ダム。
出平ダム。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 出し六峰。
出し六峰。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 黒部川第二発電所。
黒部川第二発電所。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 サンナビキ山(標高1,949m)。
サンナビキ山(標高1,949m)。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 欅平駅に到着。
欅平駅に到着。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 祖母谷温泉を目指してスタート。
祖母谷温泉を目指してスタート。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 奥鐘橋。
奥鐘橋。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 手前の建物は黒部川第三発電所、奥は新黒部川第三発電所。
手前の建物は黒部川第三発電所、奥は新黒部川第三発電所。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 クマの警告標識はよく見るが、毒ヘビのはめずらしい。
クマの警告標識はよく見るが、毒ヘビのはめずらしい。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 人喰岩。
人喰岩。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 名剣橋。
名剣橋。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 名剣温泉。
名剣温泉。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 祖母谷渓谷。
祖母谷渓谷。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 オンタデ。
オンタデ。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 ヒメジョオン。
ヒメジョオン。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 最後のトンネル。
最後のトンネル。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 トンネルの長さは約300m。
トンネルの長さは約300m。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 祖母谷の案内板。
祖母谷の案内板。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 祖母谷温泉小屋が見えてきた。
祖母谷温泉小屋が見えてきた。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 右は唐松岳への登山道。
右は唐松岳への登山道。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 上流方面。
上流方面。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 下流方面。
下流方面。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 この先は白馬岳への登山道。
この先は白馬岳への登山道。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 祖母谷温泉小屋。
祖母谷温泉小屋。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 窓にはバッタ。
窓にはバッタ。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 野趣溢れる男の露天風呂。
野趣溢れる男の露天風呂。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 雰囲気はいいのだが…
雰囲気はいいのだが…
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 バッタの大群が浴槽にまで飛び込んでくる。
バッタの大群が浴槽にまで飛び込んでくる。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 スズメバチにも襲われ…
スズメバチにも襲われ…
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 早々に退散。
早々に退散。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 橋から見えそう。
橋から見えそう。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 ツユクサ。
ツユクサ。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 女湯はさらにバッタが多かったらしい。
女湯はさらにバッタが多かったらしい。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 祖母谷川の水辺で昼食タイム。
祖母谷川の水辺で昼食タイム。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 ここにもバッタ。
ここにもバッタ。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 欅平へ。
欅平へ。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 崖の下にハチの巣。
崖の下にハチの巣。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 道沿いには温泉の湯を運ぶパイプ。
道沿いには温泉の湯を運ぶパイプ。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 名剣温泉が見えてきた。
名剣温泉が見えてきた。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 名剣温泉。
名剣温泉。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 欅平に帰還。
欅平に帰還。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 復路もリラックス客車。
復路もリラックス客車。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 お疲れ様でした。
お疲れ様でした。

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