活動データ
行動時間
06:05
距離
7.6km
上り
1110m
下り
813m
活動詳細
もっと見る…正直もうこの山行思い出したくもないんですが… いくら暑気中りとは言え、この体たらくとは…深南部に篭っていたら退化した?いやいや…これが地力なんだね…もうあれやこれや諦めざるを得ず…山にお熱を上げられる時間も残り僅かやしね…(´•ω•`) さて、束の間訪れた安息の時間 されど既に計画は破綻していることにも気付かず、再び苦役の朝が訪れる… シェラフにくるまり泥のように眠る。 夢を見る…足を踏み外して落ちる夢。 深夜に東鎌尾根を登り、槍で朝日を見るという戯言は雲散霧消し、辛うじて西岳で御来光を迎えることとなる 僻地?の百高山もこれでまた一つ 久しぶりの御来光に気分は少し上向きになる…が、空荷で登った西岳から一転、水俣乗越への下り、東鎌尾根の登りで気分はストップ安になる ザックが重い…足が上がらない、前に出ない 水俣乗越で一休みする…まだほんの1時間も経っていない。 東鎌尾根は一部気を付ける場所はあるが、概ね整備が行き届いており、連続梯子以外は危険個所は無いように思える 天気も昨日が嘘のような晴天に恵まれ、前方に槍を見ながら重い体を引き摺り登り続ける… 槍が良く見えることが逆に辛い…歩いても歩いても近付いているように見えない 常に時間をと歩行距離を気にするようになる 心と体が全くシンクロしていない…1歩1歩に意思が込められず、惰性で進む…最悪である ヒュッテ大槍を越え、漸く槍が目前になり、登山者と行き交うことも多くなる…私にとっては最も辟易する状況だ 槍が岳山荘に着くと、人人人…これでも少ないらしいw 藪山や廃道に慣れた感覚だとどうにもこの空気に馴染めない… 槍への登りも順番待ちは無いとのことだが至る所に人が取り付いている…… ここまで来るのに5時間近くかかっており、槍を登ってから南岳山荘へ着くと、時間的にテン場の確保に分が悪い… 身体も足も鉛のように重い 槍は日帰りでも登れるので今回は登らず先を急ぐことにする…人が動き出す夜明け前に槍に登りに来ることにしよう。 強風吹き荒ぶ稜線を大喰岳目指して岩岩な道を進む…相変わらずザックが重い為、CTギリギリアウトでノロノロと登る。 なんとか大喰岳、中岳、南岳と百高山3つをクリアするも、どこがどんなだったか思い出せない程グロッキー…(;´д`) 這う這うの体で辿り着いた南岳小屋。 辛うじてテン場はまだ空きがあったのでマシな場所に陣取る…微妙にスペースが小さいんだな…(´•ω•`) ここでも早々に寝る(:3[___] ひたすら寝る…夕飯すら喰わずに寝る(:3[___] 頭の中では明日大キレットが云々と夢想するが、肉体はそれどころじゃありません… 夕方から辺りはガスに包まれ、夜中には雨と強風でツェルトが歪む歪む(;Д;) キッチリペグダウンしてあるので飛ばされる心配は無いが、フレームが軋んでヤバいヤバい宇宙ヤバい! こんな状況でもなんだかんだと眠れてしまう…既に肉体が非常事態宣言かましてますね…おまけにまた夢を見る… 同じ夢…足を踏み外して滑落する夢…滑落直後に「うぇあっ!」と目が覚める… 気が付くと夜が明けていた。 脳内出発時刻はとうに過ぎていた…外は風は弱いがガスガス…体は重い… 下した決断は… 足は地についているか?気持ちはそこに向いているか? 遥か先の事を考えるよりも、今そこにいる自分を見つめ直せ 今そこにいる自分こそが現実であり全てである そこからどう道を選び、吉凶を被ろうとも全て自業自得である
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