大山(日向薬師~春岳山~ヤビツ峠~大日堂~蓑毛)

2020.08.14(金) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
5 時間 47
休憩時間
1 時間 3
距離
11.4 km
のぼり / くだり
1231 / 1074 m
59
28
27
57
6

活動詳細

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今年の2月以来の大山、山らしい山に登るのも2月以来、季節も正反対で暑さに不安はありつつも、日向薬師からヤビツ峠を経て蓑毛までなんとか歩き通せました。5日前に渋沢丘陵で慣らしておいて良かったです。 お盆シーズンとはいえ平日ということで、山に向かう電車やバスは通勤客が多かったので山は人が少ないだろうと思っていましたが、案外登山道や山頂ではいつもの週末並みに人が多かったです。 猛暑日予報だったこともあり、山頂でも25度近いだろうと予想していましたが途中の見晴台あたりから曇りだして、山頂では日差しが全くなく風が吹くと肌寒いくらいでした。 冷たいランチを用意してきてしまったので、急いで食べて体冷えないよう早々に下山しました。 山頂の滞在時間が予定よりも短かったので、ヤビツ峠に向かうイタツミ尾根から少しだけ枝分かれしているところにある春岳山にも寄ってみました。登山道から100mぐらい外れただけで静かな山頂が楽しめました。 いつもならヤビツ峠は素通りして柏木林道に入ってしまうのですが、久々なのでヤビツ峠にも寄ってみたところ、看板や掲示板でクアハウスのような施設の計画が秦野市から告知されていました。2021年3月に完成予定とのことです。 そして、蓑毛でも今まで気になりながらも行ったことのなかった”大日堂”にも立ち寄りました。看板の説明によると このお堂を有する宝蓮寺は奈良時代の天平年間に開山したとのことです。 丹沢関連のいくつかの著書によれば、かつてはこの大日堂の裏あたりにヤビツ峠に向かう道があった”らしい”とのことです。今は県道や柏木林道があるので道は残っていないでしょう。地形図にもそれらしき点線は見当たりませんでしたが、大日堂の裏には岳ノ台に残る旧ヤビツ峠に向かってなだらかな尾根が続いているので、そこがかつての道だったのかもしれません。 地形図には県道に面した箇所でも気になる点線が書かれているので、暑さが落ち着いたら痕跡を探しながら県道を歩いてみようかなと思います。

大山 スタート地点の日向薬師バス停 バスは伊勢原駅北口3番乗り場から出ている
スタート地点の日向薬師バス停 バスは伊勢原駅北口3番乗り場から出ている
大山 キレイな青空に動物注意標識の黄色がよく映える そして今回も山中で鹿に遭遇した
キレイな青空に動物注意標識の黄色がよく映える そして今回も山中で鹿に遭遇した
大山 バス停から林道をしばらく歩くと九十九曲りの入り口がある ここが登山口 バス停からの標高差が150mぐらいあるので、この時点で汗だく
バス停から林道をしばらく歩くと九十九曲りの入り口がある ここが登山口 バス停からの標高差が150mぐらいあるので、この時点で汗だく
大山 林道に出合うが、奥の階段から再び登山道になる
林道に出合うが、奥の階段から再び登山道になる
大山 斜面をジグザグに、文字どり九十九折にひたすら登る登る 高度計がないと一生これが続くのではないかと不安になるくらいに
斜面をジグザグに、文字どり九十九折にひたすら登る登る 高度計がないと一生これが続くのではないかと不安になるくらいに
大山 この”勝五郎地蔵”で九十九折は終了 登山口から300m余り高度を上げている
この”勝五郎地蔵”で九十九折は終了 登山口から300m余り高度を上げている
大山 地蔵の背後に続く尾根道を進む この道はいつ来ても気持ち良い、森を抜ける風がたまらん
地蔵の背後に続く尾根道を進む この道はいつ来ても気持ち良い、森を抜ける風がたまらん
大山 いつのまにか木道が設置されている 登山道や植生保護のためだが歩きやすくてありがたい
いつのまにか木道が設置されている 登山道や植生保護のためだが歩きやすくてありがたい
大山 この展望も久しぶり 何度見ても飽きない
この展望も久しぶり 何度見ても飽きない
大山 いつも通りに下社をみながら見晴台を目指して登る
いつも通りに下社をみながら見晴台を目指して登る
大山 この道もお気に入り 風が気持ち良すぎる
この道もお気に入り 風が気持ち良すぎる
大山 見晴台 山頂は見えるが曇っている 雨が心配(行程中は結局降らなかった)
見晴台 山頂は見えるが曇っている 雨が心配(行程中は結局降らなかった)
大山 見晴台から本格的な登り 九十九曲りも十分本格的な登りだったが… 
見晴台から本格的な登り 九十九曲りも十分本格的な登りだったが… 
大山 鹿が食事中 夏毛が鮮やか
鹿が食事中 夏毛が鮮やか
大山 ベンチのあるところから下界を望む 下界は晴れているようだ 湿度のせいもあるだろうが最近は遠くの視界が悪い、各地の火山活動のせいだろうか
ベンチのあるところから下界を望む 下界は晴れているようだ 湿度のせいもあるだろうが最近は遠くの視界が悪い、各地の火山活動のせいだろうか
大山 マルバダケブキとタイアザミのコラボ どちらも花が咲くと晩夏である
マルバダケブキとタイアザミのコラボ どちらも花が咲くと晩夏である
大山 毎度のことだが階段がつらい 体の水分が入れ替わるぐらいに汗をかいたと思う 水をがぶ飲みしすぎてストックが不安になった
毎度のことだが階段がつらい 体の水分が入れ替わるぐらいに汗をかいたと思う 水をがぶ飲みしすぎてストックが不安になった
大山 大山の肩 山頂まであと少しだが直下の階段を登らねば…
大山の肩 山頂まであと少しだが直下の階段を登らねば…
大山 この格子階段まで来たら本当にあと少し 汗で全身ずぶ濡れ状態、これなら雨が降っているのと同じだ 自分の腕を伝ってストックの先端から垂れるぐらいに汗をかいた
この格子階段まで来たら本当にあと少し 汗で全身ずぶ濡れ状態、これなら雨が降っているのと同じだ 自分の腕を伝ってストックの先端から垂れるぐらいに汗をかいた
大山 山頂の奥の院 アンダーで山頂ポールが見えない カメラを使っていない間に写真が下手になったようだ
山頂の奥の院 アンダーで山頂ポールが見えない カメラを使っていない間に写真が下手になったようだ
大山 いつものアンテナエリアでランチ 食材を出して盛るだけ 流水麺の蕎麦に自宅でごま油と自家製ラー油をまぶしておいたものと冷凍オクラ、コンビニの総菜(アヒージョ風味のカニカマ)、ぶっかける用の昆布だしの麺つゆ、麺つゆを希釈するためのキンキンに冷えた水、アクセントの七味、削り節
いつものアンテナエリアでランチ 食材を出して盛るだけ 流水麺の蕎麦に自宅でごま油と自家製ラー油をまぶしておいたものと冷凍オクラ、コンビニの総菜(アヒージョ風味のカニカマ)、ぶっかける用の昆布だしの麺つゆ、麺つゆを希釈するためのキンキンに冷えた水、アクセントの七味、削り節
大山 盛り付けて食す キンキンに冷えていて旨い、と言いたいところだが山頂が寒くてゆっくり味わえなかった 暑ければ激うまだったはず
(バーナー持参すればよかった)
盛り付けて食す キンキンに冷えていて旨い、と言いたいところだが山頂が寒くてゆっくり味わえなかった 暑ければ激うまだったはず (バーナー持参すればよかった)
大山 鹿も食事中だった あんな格好してまで夢中で食べている 相当に大好物の草があるのだろう
鹿も食事中だった あんな格好してまで夢中で食べている 相当に大好物の草があるのだろう
大山 下山はいつものようにお中道を通って鳥居のところで表参道に合流
下山はいつものようにお中道を通って鳥居のところで表参道に合流
大山 25丁目でヤビツ峠方面に分岐してすぐのところ 二ノ塔と三ノ塔が霞んで見える 塔ノ岳は雲の中
25丁目でヤビツ峠方面に分岐してすぐのところ 二ノ塔と三ノ塔が霞んで見える 塔ノ岳は雲の中
大山 下界も霞んで見える
下界も霞んで見える
大山 深緑を抜ける風が気持ち良い 暑くても夏山に行く醍醐味である しかも日帰りでこの世界を楽しめるものだから行くたびに丹沢が好きになる
深緑を抜ける風が気持ち良い 暑くても夏山に行く醍醐味である しかも日帰りでこの世界を楽しめるものだから行くたびに丹沢が好きになる
大山 かなりの傾斜だがジグザグに道があるので安心して歩ける
かなりの傾斜だがジグザグに道があるので安心して歩ける
大山 時々下界を見ながら
時々下界を見ながら
大山 道が南に向かうところに春岳山に続く踏み跡が分岐する
道が南に向かうところに春岳山に続く踏み跡が分岐する
大山 草地を1分半ぐらい歩く 踏み跡があるが本来は水源管理の人たちがあるく道である
草地を1分半ぐらい歩く 踏み跡があるが本来は水源管理の人たちがあるく道である
大山 春岳山の山頂 手作りな感じの看板が立てられている 静かで良いところだ 虫の少ない季節なら長居したい
春岳山の山頂 手作りな感じの看板が立てられている 静かで良いところだ 虫の少ない季節なら長居したい
大山 再びイタツミ尾根の登山道に戻る こんな気持ちの良い道が何か所かある 海から吹きあがってくる風が気持ち良い 時々人とすれ違うが表参道のように混雑しないからこのルートを選択することが多くなってしまう
再びイタツミ尾根の登山道に戻る こんな気持ちの良い道が何か所かある 海から吹きあがってくる風が気持ち良い 時々人とすれ違うが表参道のように混雑しないからこのルートを選択することが多くなってしまう
大山 ヤビツ峠に到着 クアハウスの計画案内 バス停横にあるトイレの掲示板に貼ってある
ヤビツ峠に到着 クアハウスの計画案内 バス停横にあるトイレの掲示板に貼ってある
大山 久々のヤビツ峠なので看板を激写
久々のヤビツ峠なので看板を激写
大山 いつもは寄らない売店の自販機で発見 こんなものがあるのは知らなかった 確かに甘さは控えめだったが汗をかいた後にはちょうど良い甘さだった
いつもは寄らない売店の自販機で発見 こんなものがあるのは知らなかった 確かに甘さは控えめだったが汗をかいた後にはちょうど良い甘さだった
大山 サイダー休憩してから少し登り返して柏木林道へ 柏木林道はひたすらトラバース 蓑毛までは1時間ぐらいの道のりである
サイダー休憩してから少し登り返して柏木林道へ 柏木林道はひたすらトラバース 蓑毛までは1時間ぐらいの道のりである
大山 トレイルが終わったところの春岳沢 いつものように沢でストックや靴底の泥を洗い落とす ここは冷房MAXにした涼しさなのでバス停に行く前にしばし休憩 夏が終わるまでここに留まりたい
トレイルが終わったところの春岳沢 いつものように沢でストックや靴底の泥を洗い落とす ここは冷房MAXにした涼しさなのでバス停に行く前にしばし休憩 夏が終わるまでここに留まりたい
大山 春岳湧水 排水口のようなところから出ている 一口飲んでみたが超軟水のまろやかさで旨かった 生水なのでがぶ飲みは我慢した
春岳湧水 排水口のようなところから出ている 一口飲んでみたが超軟水のまろやかさで旨かった 生水なのでがぶ飲みは我慢した
大山 常夜灯のところで裏参道と合流
常夜灯のところで裏参道と合流
大山 蓑毛バス停にすぐには行かずに、前から気になっていた大日堂に寄ってみた バス停から見えるぐらいに近いのに今まで行ったことがなかった
蓑毛バス停にすぐには行かずに、前から気になっていた大日堂に寄ってみた バス停から見えるぐらいに近いのに今まで行ったことがなかった
大山 案内板もあるが大日堂自体は見なくても行けるぐらいに近い ただこの道の奥にはこの寺院の他の建物がいくつかあるのでそのための案内でもある
案内板もあるが大日堂自体は見なくても行けるぐらいに近い ただこの道の奥にはこの寺院の他の建物がいくつかあるのでそのための案内でもある
大山 これが”大日堂” 確かに古くて趣がある 
これが”大日堂” 確かに古くて趣がある 
大山 建物自体は定期的に建て替えられたりリフォームされたりしてきただろうが、天平年間から続いていることには驚きである 大山の開山も奈良時代というから同時ぐらいにできたのだろう
建物自体は定期的に建て替えられたりリフォームされたりしてきただろうが、天平年間から続いていることには驚きである 大山の開山も奈良時代というから同時ぐらいにできたのだろう
大山 安置されている仏像の説明
安置されている仏像の説明
大山 仁王門の説明 平安後期とは…古いのによく残っている 実際に像を見るとこの後慶派の作風に続く感じは分からなくもない 特に肋骨あたりの凸凹の表現に慶派表現の黎明を感じてしまう
仁王門の説明 平安後期とは…古いのによく残っている 実際に像を見るとこの後慶派の作風に続く感じは分からなくもない 特に肋骨あたりの凸凹の表現に慶派表現の黎明を感じてしまう
大山 阿形
阿形
大山 吽形
吽形
大山 これが仁王門 実は大日堂には脇から入ってしまったので出るときにくぐった
これが仁王門 実は大日堂には脇から入ってしまったので出るときにくぐった
大山 もう少し体力が戻ったら大日堂の奥にある建造物も見に行こうと思いながら蓑毛バス停で今回のゴール
もう少し体力が戻ったら大日堂の奥にある建造物も見に行こうと思いながら蓑毛バス停で今回のゴール

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