活動データ
タイム
39:26
距離
71.2km
のぼり
4969m
くだり
5366m
チェックポイント
活動詳細
すべて見るこっそりと飯豊山近辺を徘徊してきました。すごく歩きやすい道で、私が感じた限りだと危険・迷いやすいといった箇所はまったくなかったと思います。雪渓は御西小屋と梅花皮小屋の間にほんの少しだけありましたが、全く滑る気配がなかったのでヅカヅカと歩けました。杁差岳からの下りのほうがよっぽど滑ったと思います。後半は周囲が真っ白だったのであまり景色を楽しめませんでしたが、前半部分の稜線歩きはやはり超一級だと思いました。ただ、暑い、とんでもなく暑い。暑さのためペースダウンすることを見越して計画すると良さげです。あと、林道歩きの虻がとにかく鬱陶しい。冗談抜きで数十匹が何Kmも執拗に追いかけてきます。3秒立ち止まるとワーッと集ってきます。多分100回くらい刺されたのではないかと... この山域に行かれる場合、なにはともあれ虫対策だけは確実に行ってください。あとはどうとでもなる、水も、飯も、宿も。 長い夏休みになりましたので、前回の朝日連峰の感動をもう一度、と思い飯豊山周辺に乗り込むことにします。都民には自粛的な依頼もあったようですが、身も心も神奈川県民のこのワタクシに隙はありません、何食わぬ顔で外出と洒落込みます。そうなのです、私は自分に都合の良い情報しか目に入らない、少々アレな人物だったのです。というわけで予定を組みますが、どうやら南から北に抜けるのが一般的なのかな?で、大日岳に寄らず2泊、寄って3泊、くらいがよくある日程な模様。ならば... 最低4泊、可能であれば5泊を狙っていきたいところです。ただ、どうしても交通の都合上どこかで前泊っぽいのが必要になりますが、どうやら登山口近くに祓川山荘という避難小屋があるみたいなので、そこに避難させていただくことにしましょう。 朝っぱらから電車を乗り継ぎ、野沢駅というところにご到着。13:00のデマンドバスを予約してあるので、駅でノンビリと雨宿りをしていると、時間になった頃道路の向こうからバスの職員の方が迎えにこられました。どうやら駅ではなく、駅の目の前にある道を渡ったところがバス乗り場な模様。あやうく逃すところでしたが、ご親切な職員の方に助けられ楽しく出発。しばらくすると廃校跡のような広場に到着するので、そこでウキウキと準備を行い本日も元気に出発です。 超ドシャー 早速とんでもない雨が降ってきたため、カッパを取り出しスチャッと装着。元気に歩き... 蒸し蒸し蒸し蒸し... これはイカン... 不本意ではありますが、カッパを脱いで木の下をコソコソと進みます。で、少しの間歩いていましたが、「うーむ、さっきから妙に腕のあたりがチクチクチクチク痛いな... まあ、気のせいか、もしくは雨で濡れた服が肌に擦れて痛いんやろう」と呑気に歩いていましたが、あまりにも頻発するためちょっと見てみます。 「虻ですが、何か?」 むっ、なんじゃい、貴様か。まあ、虫くらいなら手で追い払えば... 虻虻虻虻... うぉっ、メチャメチャおるじゃないの、こ、これはマズイ、完全に多勢に無勢状態やんけ... そこでまずはコソコソと逃げるふりをして虻の野郎共を油断させておき、おもむろにザックを下ろし中から必殺アイテムを取り出します。そう、それすなわち虫よけ。しかも天然由来の自然に優しいアレ。そうなのです、丹沢のアインシュタインを目指すこのワタクシ、こんな事もあろうかとしっかりと用意してあったのです。なんというかしこさ... シュシュッとふりかけ元気に出発。ぬっふっふっ、所詮は虫の浅知恵、人類数千年の叡智の前に跪くがよい。 超ブーンブーンブーン お、おかしい... 全然効いておらん、どういうことや?やっぱり去年買った虫除けだと効き目がアレなのか?天然由来の成分は揮発しておるのか?結局ブンブンチクチクやられまくり、スタート前にしてすでに満身創痍なおっさんなのであった。ビショビショな上チクチクやられまくり、即死寸前で何とか祓川山荘に到着。荷物を干したら水場に向かい、一滴も水が出ていないのを確認したら途中にあった川まで下り水を汲んできます。その後は飯・酒・睡眠のしあわせセットを堪能... ウルトラプーンプーンプーン メチャメチャ蚊がおる... 「いや、私は何も見ていませんよ?何も知りませんよ?」と全力で現実逃避し、おやすみなさい。なお、小屋についた後「あっ、俺傘もっちょるやん」と気付き、「今までビショビショで歩いてきた俺って一体...」とションボリ佇む謎の生物が目撃されたとか何とか。 ほんでもって翌日。 うぉぉ、やっぱり痒い、虻にチクチクやられた箇所も蚊にチクチクやられた箇所もえらいことになっております。が、「無視でOK」とつぶやきブルジョワブレックファーストを堪能したら、暑くなる前に出発です。どうやら日の出前はまだ虻も出勤しておらん模様、結構快適に歩き登山口に到着。そのまま流れるように登山道に侵入します。つーか、荷物が重すぎませんかね、家を出るとき26Kgくらいだったけど水を汲んで1~2Kg増えているからそれ以上か... ゴクリ... 本日もアツい一日になりそうじゃわい... 最初は樹林帯を黙々と登っていきますが、やっぱり暑いな... それよりも何よりも... また虫がワラワラと集まってきております、完全に私を集会所扱いしておる。「密です」と声をかけても虫だけに無shi... いや、何でもありません。まあ、昨日ほどの害はなさそうなので完全無視して朝っぱらからヒーコラワッショイと坂を登っていると、上ノ越とかいうところに出てきます。いやあ、暑っついですなぁ。そのまま右に向かう手はずでしたが、ふと見ると左に「鏡山」とかいうのがある模様。せっかくなのでクールダウンがてら散歩に行ってみることにします。 ところがどっこい、超暑い。「クールダウンがてら散歩?どこのアレな人物がそんな戯言をほざいていたんだ?」と悪態をつきますが、何度考えてもそのアレな人物は私な気がするので、「い、いや、ミスは誰にでもある、それは仕方がない、再発を防げればそれでいいのよ?」と無理に弁護します。そうなのです、実は私は自分に甘い人物だったのです。まあ、初日からギャースカワッショイ言っていてもアレですし、なるべくゆっくりと歩いていると程なく鏡山に到着です。 うーひょひょひょひょ、こいつはすげぇ、これから向かう先がまるっと見渡せます。「う、うむ、もちろんこの眺望が堪能できることは予想済みでしたよ?はじめからこの山は狙っていましたよ?暑くてこっちに来なければ良かったなんて一瞬たりとも思っていませんよ?」必死に自分に嘘をつき、たっぷりと景色を堪能したら先程の上ノ越に戻り、疣岩山に向かって出発です。 ...ヤバい、暑い、暑い、ヤバい... とんでもねぇ暑さです。ほんでもって風がねぇ、いや、あるけど遥か頭上を吹いててまったくもって私に当たらない。どうやら、登山道が風を防ぐような位置(稜線の風下側)にあるようです。まあ、夏以外のことを考えれば風に煽られないような道がええんでしょうが、夏歩く身にとっては完全に「大きなお世話」。とてつもない暑さの中、一歩一歩進んできます。途中で何度も休憩し、完全にゾンビ状態で進みますが、疣岩山を越えたあたりで悟りを開いたような状態となり、何も感じなくなってきます。「あぁ... これが成仏か...」と思いながら歩いていたら、突然三国小屋に到着です。 マズイ... メチャメチャ昼前についてしまった... 次の小屋までどんだけノンビリ歩いても2時間かかりそうもないし、行っちゃおうかな... と、思いましたが、なるべく多く宿泊するためには三国小屋に宿泊するのは必須。と、いうことで管理人さんに宿泊をお願いに行きます。「え?宿泊?もう?こんなに早いのに?」と、当然のご意見をいただきますが、気合で押し通し何とか受付に成功。水を汲んでゆっくりと夕日を激写し、しあわせセットを堪能しました。 ほんでもって翌日。 非常にええ天気となっております。本日も短時間の行動予定なのでゆっくり出発したいところですが、予報によると今年一番の暑さになるとのこと。ほんなら仕方がないので早めに出てゆっくりと歩くのがええでしょう、ということで日の出前に元気に出発します。三国小屋を出発したらすぐ梯子と鎖がありますが、怖さもヤバさもゼロなので気にせんでええでしょう。そんなもんより暑さがヤバい、この時間で既に暑いのは非常にヤバい。 そんなこんなでヨチヨチワッショイと進み、種蒔山を越えた当たりで雰囲気がガラッと変わります。そのまま鼻歌交じりで歩いていると切合小屋にご到着。ほおぅ、なるほど... これはええ景色ですわい。私は昨日三国小屋に泊めていただいたわけですが、15時を過ぎても皆さん切合小屋を目指して進まれていました。まあ、この景色を一晩テントから楽しみたい気持ちは分からんでもないですね。それ以上は私がギャースカワッショイ言う話でもないんで... 小屋に水場があったので少し飲ませていただき、リフレッシュしたらいよいよ本山である飯豊山を目指して出発です。 ...素晴らしい、非常に素晴らしい、もうおっさんのウキウキ具合がウナギ登りとなっております。ついうっかり普通に歩いてしまいそうになりますが、私には「なるべく時間を稼ぎながら進む」という重要なミッションがあります。「時間に気をつけながら歩かねばならんな」などと考えていましたが、まったくもって余計な心配でした。景色が良すぎて先に進んでおる場合ではない、1分毎に回りを見渡して景色を堪能してしまうため、むしろ予想より時間がかかっておる始末。 そうこうしつつノンビリと進んでいましたが、いよいよ本山小屋に到着してしまいました。ここで靴に入った小石を全て取り除き、リフレッシュしたらいよいよ本山に向かいます。...意外とすぐ着きます。つうか、これ本山小屋と同じくらいの高さしかないな... とはいえ周囲に比べれば少し高い感じなのでたっぷりと景色を楽しみ、そのまま御西小屋方面に向かいます。これまたええ道ですなぁ... ちょっと石がゴロゴロしていますが、見晴らし抜群。周りも花に彩られついつい足を止めて見入ってしまいます。あまり涼しくはなかったと思いますが、なんとなく爽やかな気分に包まれ、ノコノコワッショイ歩いていると御西小屋に到着です。 天気予報では今夜から大きく崩れるとなっていたので、念の為テントではなく小屋泊としましょう。管理人さんはいらっしゃらないようですので、まずは場所を確保... うーん、ザックがおいてあるんだよなぁ... どう見ても大日岳に行っている間にザックをデポしているだけだと思うんだが... 入り口に「休憩のときはザックは外に置け」と書いてあるし、他の皆さんも外にデポして大日岳に行っているみたいだし... もし宿泊される方だったら割り込みみたいで申し訳ないしなぁ... 悶々としつつザックをその辺りの地面に転がし、私も大日岳に行ってみることにします。 こりゃまた暑い、とんでもねぇ暑さです。見た感じ風が吹いていそうなのですが、例によって稜線の風下側に道があるので登山道は無風。更に太陽はほぼ真上で暑さ抜群。し・か・し、今私はサブザックでの行動中。背中の暑さから開放されるだけでこれ程変わるとは... 恐るべし大型ザック... もはや防寒着みたいな物ですな... 大分歩きやすい感じになってきたので、ノンビリと大日岳までの散歩道を楽しみます。まあ、なんだかんだ言って暑いっちゃあ暑いんですが、今までよりはかなり快適でもあります。そのままモソモソと進み大日岳にご到着... と同時に山頂が真っ白。山頂で休憩されていた方も「1分前まで快晴だった、お前が来た途端真っ白になったよ、この鼻毛野郎」と、嬉しいお言葉。少し粘って数秒間だけ雲が晴れた瞬間を心に刻みつけ、コソコソワッショイと御西小屋に戻ります。 小屋を再度確認してもやはり荷物が置いてあるので、私はとりあえずテントを張ることにします。場所自体はかなりええところが空いていたのでそこに住み着くことにしましたが、石だらけでなかなかペグが刺さらんやったなぁ... 夕方頃になると案の定天気が下り坂になってきました。そういえばテントの料金を払ってなかったな、と思い出し小屋に払いに行くと、やはり例の場所取りザックはなくなっており、完全に別人がマットを敷いて寝ていました。流石にザックのデポであの陣取り方は... まあ、他人は他人、我は我、ウジャウジャいうのも格好悪いですしね、自分自身が気をつけていればそれでええかな。なんだかんだでテント泊もええもんです、そのまましあわせセットを堪能し... たのですがやはり夜中から雨がヒドイ。耳栓をスチャッと装着して再度ゴロゴロワッショイと睡眠を堪能します。 ほんでもって翌日。 「ギャース!これは一体どうしたことや!?」なんと、テントの中に池ができております。記憶にないですが、どうやら夜暑くてファスナーを開けてしまい、その全開となった入口?から雨が大量に降り注いでいた模様。全く気づかず寝ていた私って一体... ドライサックに入れていた着替えを除くすべての布製品がびしょ濡れです。水を含んで重さが数Kgアップ。さらにタイツもとんでもないことになっており、とてもじゃないが履いていられません。が、まあ、本日も例によって短時間行動なので問題はないでしょう。さっさと先に進んで小屋で色々干すとしましょう。 靴はレジ袋に入れていたため悲劇に見舞われず、一応快適な出発となりました。が、20分で浸水、歩く度にキュッポンキュッポンと素敵なサウンドを奏でます。で、まあ、道も真っ白で景色が非常に残念賞。ションボリと歩いていると烏帽子岳近辺からとんでもない強風が吹き始めます。とはいえ、何とか真っ直ぐ歩ける程度の風なのでそちらは良いのですが、タイミングよく本日一番の雨も降ってきました。いや、降ってというか真横に流れているわけですが、これがまた痛ぇ、まるでエアガンでビシビシと撃たれているようです。そんな感じでヨチヨチ歩いていましたが、しまいには下から雨が吹き上げてくる始末。まあ、それ自体は別段珍しいもんでもないのですが、角度?の関係でその雨が下から鼻の穴にビシビシ打ち込まれてきます。こ、これは... 経験したことのない種類の痛さ... 強制鼻うがいをしつつ進み、気がつけば梅花皮小屋に到着してしまいました。この辺りの稜線や眺望は本当に素晴らしいと聞いていましたが、鼻の穴を抑えながらコソコソと下を向いて歩いているだけで終了。非常に無念ナリ。それからちょっと歩いて予定していた門内小屋というところに着きましたが、やっぱり時間が早いな... まあええ、次に行くのも面倒だしここに宿泊するとして、昨晩の被害にあったアレコレを干していきます。まあ、何一つ乾きませんでしたがね。そのまましあわせセットを堪能しました。 ほんでもって翌日。 相変わらず風は強いようですが雨は止んでおり非常に結構。道が濡れている可能性もあるので全身カッパ姿になったら元気に出発です。この道は有名なイイデリンドウがチラホラとありましたが、蕾が目立ってたかな?たまに咲いているのもありましたので、天気が良ければノンビリと花を楽しみながら散策できそうです。 あと... 実は、ビショビショで履けないので昨日からタイツ無しで歩いているのですが、非常にデンジャラス事が頭に浮かびます。「ん?何も変わらんのじゃない?タイツっているの?○○円もしたのに?」まあ、実際は肌を守ったりするのであった方が遥かに良いのですが、「超糞暑い思いしてまで履いておく必要はあるのか?」と聞かれれば「うーん」と言わざるを得ない... まあ、主に下りで活躍していると思うので、稜線歩きの間はあまり有り難みが感じられないだけなんでしょうけど。そのままホンワカワッショイ歩いていたら、なんやかんやで杁差岳避難小屋に到着です。 ほほぅ... これは綺麗な避難小屋ですな... 全然人が来る気配もないので思いっきり贅沢に荷物を干し、窓を全開にして色々乾かします。小屋内の温度計は15℃を指しておりそれなりに涼しいので、熱いコーヒーを入れノンビリと堪能。晴れた隙に山頂に登って激写したらしあわせセットを堪能します。 ほんでもって翌日。 本日はタイツも乾いたので装着していくことにし、ゆっくりとファイナルブルジョワブレックファースト(FBB)を堪能します。最後にトイレをお借りしたら、いよいよ下山と洒落込みます。が、この下山は辛かったですなぁ。まずはとにかく蒸し暑いのですが、連日の雨で靴はビショビショなので足のムレ具合がえらいことになっちょる。あと、例によって全身カッパ姿なので暑さが倍々ゲーム、最初の30分で吐き気がするほどの暑さに見舞われております。 でもまあ、あとは下るだけなので、ふやけた足の皮が破れないように気をつけながらそっと歩くだけ... と思っていましたが、マジとんでもねぇ。超ウルトラスーパー虫まみれ。昨晩まで雨が降っていたので、虫たちも雨上がりでテンションがマックスまで上っておる模様、とてつもない勢いでまとわりついてきます。まあ、これは私が臭いからなのかもしれませんが... 足を止めると一気に虫に囲われるのでゆっくりでいいから歩き続けるのですが、これまた気合の入った坂で歩き辛い上、土がまたよく滑る。もちろん濡れた石もバッチリ滑るし、木の根っこなんてリニアモーターカー並の滑らかさで滑る。で、登山道の土が少しずつ流出しているのかな?根っこが地面から浮いていたりしてブービートラップみたいになっていたりするわけです。そして何より暑い、本当に暑い。でも立ち止まると虫まみれ、なのですが、ふと気づきます。「ん?この虫って鬱陶しいだけで実害が無いような気がする」と。なんというかしこさ... ついに世界の真理に到達してしまった模様... 素晴らしい事実に気づいたため、もはやイソイソと歩く必要など皆無。と、なれば問題は暑さのみであるため、ただゆっくり、ゆっくりと歩けばええわけです。そのまま坂を下ると車が停められている場所にでてきます。どうやら林道まで出てきた模様。もうここからは消化試合やな、とカッパやらスパッツやらを全て脱ぎ、意気揚々と林道を下ります。 ...が、真の試練はここでした... とにかく虻がとんでもねぇ数でまとわりついてきます。防具であるカッパもスパッツも無いので奴らのやりたい放題。何か黄色くて細い感じ?の奴と、白黒の縞々?な奴と、緑色の眼?の奴がいたような気がしますが、どいつもこいつもしつこい。ずーっと顔の周りを飛び回っており、私が数秒立ち止まるだけで一斉に集ってきてチクチクワッショイやらかします。というか、歩いているときでも動きの少ない肘あたりを狙ってガンガン食らいついてきます。 この世の全てを愛し、「丹沢の大菩薩」とまで呼ばれたこの私ですが、ついにブチギレ。「おきょぱっちょへぺりんこ!ふぎゃっぽ!しょもるか!」的な意味不明な奇声を発し、そばにある木切れを拾います。そして左腕をかざし虻共をおびき寄せてはビシビシと人生の厳しさを文字通り叩き込んでやります。私の腕もかなりえらいことになっておりますが、もはや殺るか殺られるかの勝負、ホモサピエンスの恐ろしさをその身に教え込んでやるよ。百回以上刺され、数十匹退治したあたりでダムにでてきました。で、太陽が出た途端にササーッと居なくなりやがって増々腹立たしい。 で、そこから先の道もよく分からんのでそのまま川沿いにノコノコと歩き、道の駅関川にでてきます。このまま駅に行けばすぐ帰れますが、ここで風呂に入ると次の電車は3時間後。0.1秒で風呂を選択しノンビリと休んだ後、トコトコと電車に乗ってトンズラしました。 しかし... 虻にやられまくった箇所が未だにキツイ... マジでとんでもねぇ奴らですわ...
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