祖母山ぐるっと縦走(祖母山・障子岳・親父山・古祖母山)

九州にある日本百名山⛰を考えましたが久住山は登山者が多いということなので、大分・熊本・宮崎の県境にある祖母山を尾平登山口からぐるっと縦走してみました。 尾平登山口(06:00)→(宮原コース)→宮原(07:40)→九合目避難小屋(08:10)→祖母山⛰(08:30) 05:30に尾平登山口駐車場に到着。すでに登山準備中の車🚗が1台止まっています。 石鎚山西之川登山口もそうでしたが車🚗を停車するとアブの大群が車にガンガン追突してきます。エンジンを切って、登山の準備をしながら、アブがいなくなるのを待ちました。 06:00登山スタート。尾平鉱山を横目に、川上渓谷を目指します。奥嶽川にかかる吊り橋を渡ると本格的な登山道となります。この登山道・宮原コースは標高100m単位で看板が立っており、川上渓谷は標高600mから山頂を目指します。 綺麗な羽をもつ蝶・アサギマダラに先導されながら、ほどよく整備された森の中の登山道をひたすら上り続け、標高1,400mの宮原で稜線に出ると視界が広がります。周りの山々と祖母山の山頂の景色を楽しみながら、尾根沿いを下から吹き付ける風が気持ちよく、快適です。ただし、尾根沿いのスリリングな部分は慎重にクリアします。 08:10ログハウスの九合目避難小屋に到着。ちょっと中を拝見すると、板張りの上にコタツがあり、登山の本が充実しており、泊まることもできるとのこと。ただし、トイレのにおいがちょっと気になりました。 08:30祖母山山頂⛰(1,756m)に到着。山頂には北谷登山口から来られた方が1名いらっしゃいましたので、雑談と山頂の景色をしばし楽しみました。 祖母山⛰(08:50)→天狗岩はパス→烏帽子岩もパス→障子岳⛰(10:00)→B29墜落地(10:15)→親父岳⛰(10:20)→障子岳⛰(11:00) 08:50祖母山⛰から祖母傾縦走コースに入ります。祖母山⛰からの下山する部分はハシゴとロープの連続なので、慎重に下ります。この大分県と宮崎県の県境の縦走コースをアップダウンしながら、途中、天狗岩と烏帽子岩がありますが、体力温存のためパスし、10:00障子岳⛰(1,705m)に到着しました。そこから親父岳⛰にピストンです。親父岳⛰の手前には戦後直後にB29🛩が墜落した場所があり、墜落を紹介する看板の下には錆びたB29🛩の残骸らしきものがあります。看板についていた星条旗🇺🇸はすでにボロボロの布切れになってました。障子岳に戻る途中にいい感じの広場があったので、早めのランチを食べ、再び障子岳⛰に戻りました。 障子岳⛰(11:00)→古祖母山⛰(11:45)→尾平越(12:45)→尾平トンネル・宮崎側(13:00)→尾平トンネル・大分側(13:10)→尾平トンネル・大分側(13:10)→尾平登山口(14:00)→川上渓谷へ 11:00障子岳⛰を出発し、縦走路をアップダウンしながら、古祖母山⛰(1,633m)を通過。 「なんで山の名前が "ふるそぼさん" なんだろう？」と思って調べたら、 祖母山はそもそも神武天皇が東征した際、その祖母・豊玉姫の故国である祖母山のほうを向いて祈念したことが由縁であり、その豊玉姫が降臨した場所が古祖母山ということでした。その後、豊玉姫は祖母山に移ったそうです。 さて、古祖母山⛰を超えると、縦走コースは尾平越(1,179m)まで一気に下ります。古祖母山⛰を過ぎたところにハシゴとロープの場所がありますが、その後は危険な場所はありません。ただし、縦走路を見失わないようスマホでときどきYAMAPの地図を確認しながら下りました。 尾平越からは祖母傾縦走コースを外れ、車を停めた尾平登山口を目指します。しかし、大分県側の下山道が崩落しているという看板があり、宮崎県側に下ることになりました。幸い標高971mまで下れば、尾平トンネルで宮崎県側と大分県側はつながっているため、遠回りですが、トンネルを歩けば、大分側に出ることができました。トンネルの中は涼しいですが、真っ暗で長いのでちょっと怖かったです。 大分側にでたら、少し車道を歩くと、左側に近道という看板をあります。そこから、尾平登山口まではほぼ直線の急な角度で下っていきました。 尾平登山口についたら、車に荷物を放り投げ、川上渓谷に直行し、そのまま清流の中にドボンして、汗💦を流しました。最高に気持ちよかったです。 今回はぐるっと祖母山を縦走しましたが、いつかは祖母傾縦走にチャレンジしたいと思います。