北ア·表銀編’20-① 赫赫たる異端~赤岩岳·赤沢山

2020.08.12(水) 2 DAYS
とりあたま
とりあたま

活動データ

タイム

13:41

距離

17.2km

上り

2336m

下り

1046m

チェックポイント

活動詳細

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灼熱の太陽が身を焼き、その身を以て無謀な山行へと向かう。 肩に食い込む荷と無情の雨、照り付ける太陽に天を呪い、山を呪う。 その報いか、力尽き、己が身の程を知らされ、逃げるように敗走し、挙句呪い返しか事故を起こして死にかける… これはそんな愚か者の備忘録 今年の北アの百高遠征は…思い出そうとすると、陰鬱な気分になるのでダイジェストでどうぞ 12日の盆休み直前の勤務日、負担を軽くして休みに臨もうと思うも、そんな思惑を嘲笑うかのように漏水当番… 灼熱の中、道路をほじくって漏水した水道管を直し、炎天下の中熱々のアスファルトを敷設する 荷造りは終わっていたが、結局仮眠が出来ず出立、22時半頃に中房温泉から合戦尾根を登り始める 開始時点では体の違和感を感じない 第1?第2?ベンチ辺りで腰を下ろした途端猛烈な睡魔と怠さでしばし寝入る…第3ベンチ辺りで雨が降り始め、レインを着るも、動きづらさと暑さから開幕早々嫌気がさしてくる 合戦小屋に着く頃には雨も止んだ?ので長い休憩を取りつつ通常形態に…ここから休憩が多くなり、燕山荘に着いたのは開始から5時間後 既にこの時点であり得ないタイムを出しており、兎に角荷が重い、足が重い…天気はガス一面 流星群を見ようと山荘から出てきた人たちも直ぐに引っ込んだ 予定通り4時頃まで山荘の玄関で休憩と天気を調べる…全く当てにならない 薄明るくなり始めた頃にガスの中続行…既に一度歩いている稜線なので景色はどうでも良かったが、ハイマツに付いた夜露が鬱陶しい 5時頃か?僅かに夜明けが拝めたが、直ぐに雲に閉ざされ、飛騨側から雨?ガス?が吹き付けてくる 長い…気分的な問題もあるが兎に角長く感じる稜線 大天井岳を回り込むルートをとって大後悔時代、道悪い?雨で滑る荷物重い帰りたいでも大天井岳から常念へは一度歩いてるから行きたくない…そんな考えばかり 大天井ヒュッテで他の縦走者と出会う 雨が少し強くなるも、ヒュッテ西岳を目指してある程度連なって進む…私的にあり得ない行動だが、そんな思考も起きない程天候と荷の重さに辟易しており、今は只ヒュッテに辿り着きたい一心 去年裏銀を、今年表銀を歩いたが、裏銀の方が道も良く、悪場も殆ど無く、晴れていれば最高の展望が得られるものだと…表銀の存在意義が分からん ヒュッテに着く少し手前で赤岩岳の分岐にさしかかる 前情報通り、大岩を右に巻いてあり得んほどの滑りやすい急登を枝や草を掴んで攀じ登る 空荷だからか、かなり楽に山頂を踏めた 百高山の実感がわかない程、味気ない景色も糞もない山頂だが、まあ私にはこんなのがお似合いだなと独り言ちる ガスの向こうにけぶるヒュッテを見て安堵する ずいぶん長く歩いた気がするが時間はまだ10時頃 それでも自分的には12時間…大天荘泊の人たちはヒュッテ大槍を目指すため、一休みした後出発していった 雨が収まったのが昼近くになってから…フラフラになっていた自分はあわよくば小屋泊のキャンセルがあるかと期待したが、まぁ押してシルベスター…予定通りテン場に設営、風の影響を受けづらい長野側に張れたのだけが幸運か 2時間くらい仮眠したか、槍ヶ岳も姿を見せ始め、これ以上の雨は無いだろうと思い、赤沢山へとハイマツの下の踏み跡を探りつつコルへ下りてゆく テン場からの下り口が少々戸惑ったが一旦ルートを見つけてしまえば、ほぼ迷うこともハイマツに溺れることもなく、あっさりと赤沢山へと登り返す…というか、登山道が無いと言われるが、十分登山道になってる 寧ろ、これで溺れるようなら藪漕ぎは向いてないと思うくらい、私的には歩き易い道だった 余談だが、北アの赤の付く山は一筋縄ではいかないものである 去年の赤牛岳も縦走路から外れた末端にあり、この2座と併せて百高の最後に回される山なのは否めないものである 本来ならば、最後に西岳へと登る予定だったのだが、娑婆での疲労の蓄積か?ここ迄の雨中行軍の疲労か? 兎に角赤沢山から戻ってすぐにバテてしまい西岳は明日の朝に順延となった ここ迄の道中で汗と雨でぬれたものを発電機の排熱(排ガス含む)で乾かし、周囲より遅い夕飯を食べて寝入る 珍しく2時間おきに起きることもないほど疲労していたのか、熟睡できた しかしながらあり得ん悪夢を見る 岩場の下りで足を滑らせて落ちる夢…不吉なり ぷりぷり博士は2時間で合戦尾根を登り、赤赤西の3座をこなしてから大天荘に幕営し常念方面へと下って行ったことを思うと、自分の体力はもうどうしようもないほど落ちるところまで落ちたのだと痛感する 汝、慎みて己が足元を見よ どのような事由あろうとも、それを今の所為にすることなかれ 今立っている場所こそが汝が立ち位置であり、分際である 全ては汝の自業自得とするところである

燕岳・餓鬼岳・唐沢岳 登山口を出発
この時間は誰もいない
登山口を出発 この時間は誰もいない
燕岳・餓鬼岳・唐沢岳 この尾根唯一の水場
この尾根唯一の水場
燕岳・餓鬼岳・唐沢岳 この辺りから雨が降り始める
酷くなるようなら撤退も考えてた
この辺りから雨が降り始める 酷くなるようなら撤退も考えてた
燕岳・餓鬼岳・唐沢岳 時間の割に全く距離が伸びていない
時間の割に全く距離が伸びていない
燕岳・餓鬼岳・唐沢岳 合戦小屋でレインを脱いで大休止
合戦小屋でレインを脱いで大休止
燕岳・餓鬼岳・唐沢岳 合戦山…帰りたい
合戦山…帰りたい
燕岳・餓鬼岳・唐沢岳 燕山荘…暫く休憩
燕山荘…暫く休憩
燕岳・餓鬼岳・唐沢岳 奇岩群も楽しむ余裕すらない…いったい何しにここに来たのやら
奇岩群も楽しむ余裕すらない…いったい何しにここに来たのやら
燕岳・餓鬼岳・唐沢岳 飛騨側から雨混じりのガスが容赦なく拭いてくる
飛騨側から雨混じりのガスが容赦なく拭いてくる
燕岳・餓鬼岳・唐沢岳 この朝焼けを見た時はもう雨は降らないかなと思った
この朝焼けを見た時はもう雨は降らないかなと思った
燕岳・餓鬼岳・唐沢岳 先が長すぎて絶望しかない
先が長すぎて絶望しかない
燕岳・餓鬼岳・唐沢岳 憧れの硫黄尾根…だが、歩くことは無いだろう
憧れの硫黄尾根…だが、歩くことは無いだろう
燕岳・餓鬼岳・唐沢岳 大天井が不穏な雲に
大天井が不穏な雲に
燕岳・餓鬼岳・唐沢岳 レリーフの辺りから雨が降り始めた…
どうせなら燕山荘で降り出せば帰ったのに
レリーフの辺りから雨が降り始めた… どうせなら燕山荘で降り出せば帰ったのに
燕岳・餓鬼岳・唐沢岳 大天井岳を回り込む道はすこぶる道が悪い…気がした
大天井岳を回り込む道はすこぶる道が悪い…気がした
燕岳・餓鬼岳・唐沢岳 ヒヤヒヤドキドキ
ヒヤヒヤドキドキ
燕岳・餓鬼岳・唐沢岳 大天井ヒュッテで他の縦走者と合流する
大天井ヒュッテで他の縦走者と合流する
燕岳・餓鬼岳・唐沢岳 牛首の展望台に行く気も失せた…多分二度とここを歩くことは無いだろうから残念だ
牛首の展望台に行く気も失せた…多分二度とここを歩くことは無いだろうから残念だ
燕岳・餓鬼岳・唐沢岳 花畑が綺麗だったような気もするが、そんなことを考えるくらいなら足を動かせ、なんて思考しかない
花畑が綺麗だったような気もするが、そんなことを考えるくらいなら足を動かせ、なんて思考しかない
燕岳・餓鬼岳・唐沢岳 ヒュッテ西岳迄の唯一の休憩処、ビックリ平
雨は少し弱くなってガスっぽくなったのでレインを脱ぐ
ヒュッテ西岳迄の唯一の休憩処、ビックリ平 雨は少し弱くなってガスっぽくなったのでレインを脱ぐ
燕岳・餓鬼岳・唐沢岳 まだ遠い
まだ遠い
燕岳・餓鬼岳・唐沢岳 赤岩岳への道…道?道とは一体
赤岩岳への道…道?道とは一体
燕岳・餓鬼岳・唐沢岳 何もない…晴れてないから尚のこと何もない
何もない…晴れてないから尚のこと何もない
燕岳・餓鬼岳・唐沢岳 もう登りたくない
もう登りたくない
燕岳・餓鬼岳・唐沢岳 もう少し
もう少し
燕岳・餓鬼岳・唐沢岳 満身創痍で辿り着く…
この時点で計画は破綻していた
満身創痍で辿り着く… この時点で計画は破綻していた
燕岳・餓鬼岳・唐沢岳 テントを張る
フライが歪なのは、クロスオーバードームにVL20のフライをニコイチで使っている為です
でも雨が浸みてこなくて良かった
テントを張る フライが歪なのは、クロスオーバードームにVL20のフライをニコイチで使っている為です でも雨が浸みてこなくて良かった
燕岳・餓鬼岳・唐沢岳 天気がようやく回復したようで
天気がようやく回復したようで
燕岳・餓鬼岳・唐沢岳 槍ももう少しで雲が取れる
槍ももう少しで雲が取れる
燕岳・餓鬼岳・唐沢岳 あれが本日のメインの赤沢山
百高ハンターだけが用がある
あれが本日のメインの赤沢山 百高ハンターだけが用がある
燕岳・餓鬼岳・唐沢岳 ここを右から回り込んで下る
ここを右から回り込んで下る
燕岳・餓鬼岳・唐沢岳 前情報以上に歩き易い道じゃないですか
前情報以上に歩き易い道じゃないですか
燕岳・餓鬼岳・唐沢岳 コルに来た
コルに来た
燕岳・餓鬼岳・唐沢岳 登り返して
登り返して
燕岳・餓鬼岳・唐沢岳 あともう少し
あともう少し
燕岳・餓鬼岳・唐沢岳 明日歩く尾根を見やる…
帰りたい
明日歩く尾根を見やる… 帰りたい
燕岳・餓鬼岳・唐沢岳 山頂です
山頂です
燕岳・餓鬼岳・唐沢岳 標柱はもろちんない
標柱はもろちんない
燕岳・餓鬼岳・唐沢岳 ここに来れただけでも少しだけ報われる
ここに来れただけでも少しだけ報われる
燕岳・餓鬼岳・唐沢岳 西岳を見る…もう今日は登る気が起きない
西岳を見る…もう今日は登る気が起きない
燕岳・餓鬼岳・唐沢岳 戻って来た
戻って来た
燕岳・餓鬼岳・唐沢岳 すっかり良い天気に…数時間遅いよ
すっかり良い天気に…数時間遅いよ
燕岳・餓鬼岳・唐沢岳 多分、明日は槍に登らない…否、登れないだろう
多分、明日は槍に登らない…否、登れないだろう

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