大井沢〜障子ヶ岳〜天狗角力取山〜三方境〜寒江山〜大朝日岳〜北小玉〜小国

2020.08.10(月) 3 DAYS

チェックポイント

DAY 1
合計時間
7 時間 48
休憩時間
1 時間 14
距離
7.8 km
のぼり / くだり
1255 / 504 m
3 32
17
1 25
1 26
13
3
DAY 2
合計時間
8 時間 22
休憩時間
1 時間 49
距離
11.1 km
のぼり / くだり
1139 / 901 m
41
29
2
35
13
8
21
4
51
DAY 3
合計時間
9 時間 14
休憩時間
40
距離
21.5 km
のぼり / くだり
1102 / 2337 m
47
43
19
23
41
41
2
44
1 5

活動詳細

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寒河江から西川町営バスで大井沢前泊。大井沢温泉ゆったり館の泉質最高。ところが翌日は前日からの雨がずっと続いており朝から予想外の大雨で停滞。スタートはすでに3日目で、待った甲斐があり朝から晴天。想定外のテン泊にも備え予備を含め4日分の荷物はなかなかの重量。スタートしてすぐの渡渉地点は増水しているがなんとかなった。障子が岳はとにかく急登。紫ナデまでは息もつかせぬ急傾斜。ザックを置く場所もなく、体力は一気に消耗。さらにトラブル発生、登っているとなんかズボンが濡れている。最初は汗かと思ったが尋常では無い量だ。ザックの中を確認するとハイドレーションの2リットルがほぼ無くなってる!いくらなんでもこんなに飲んで無い。どうやらザックに腰掛けたのが原因で漏れたみたい。水は紫ナデ到着時で予備のペットボトル500ccのみ。ヤバイ…。先は見上げるような障子東壁。小障子で体力はほぼいっぱいいっぱいだが、障子で残り500ccなら、その先1hなら何とかなる。で、ヘロヘロで障子登頂時は、残300ccだった…。ペースはガタ落ち、一歩に5秒かかる。喉はカラカラ、障子池に飛び込んでやろうかとも思ったが、我慢。CTの1.5倍で粟畑に着いたら、小屋が見えたので、余裕ができ、残量を飲み干した。しかも、鞍部への下りでは昨日の大雨のせいか、登山道が川状態。喉を潤すには十分だ、コップすくってゴクゴク。天狗から急な木段を下ると天狗避難小屋到着、水場に駆け降りて事なきを得た。良かった〜。いくら飲んでも余分な水分にはならず、トイレに行くことはなかった。ただこの時点では、体力的に限界で明日は大井沢に降りようと考えていた、疲れすぎていて食事が喉を通らないよ〜 昨夜の満天の星がそのままに、翌朝は快晴!帰り際に主稜線を拝んで行こうと思い、天狗角力取に登ると、何と以東岳から大朝日岳、小朝日まで、主稜線全てかみえる。感動。狐も竜門も大朝日も、主稜の山小屋がすぐそこにみえる、足元からは、か細い稜線が主稜まで突き上げている。行かねばならぬ、いや、絶対歩きたい!昨日の疲れは何処へやら、行き先変更。南へ脚を踏み出した。ハイドレーションに異常はなく、ザックに腰かけるのをやめたので、水も2.5リットル確保ならOK、日射しはあるが時たま涼しい風が吹くし、稜線上は東側に植生があり日陰もそれなりにある。西面は絶壁なので、それさえ気をつければ良い。道のりは長いけどねー。しかもギザギザ。最後の高松峰手前の絶壁直登も注意。2リットルを呑み切ったら狐小屋についた。小屋のオヤジと話し込み、昼休憩。1時間休憩し復活して竜門小屋まで行くが、稜線は朝日名物の突風?暴風?とにかく凄い風。でも、余裕で竜門小屋到着。朝日満喫だ! この日は15時から小屋の親父が仲間と共に三密宴会をしていて20時頃までうるさかった… 夜半も強風は続き、さらに雨が混ざっている。明け方には雷鳴も混じったが、6時には雨と雷は止んだ。強風は名物なのでいつも通り。今日は小国下山。強風の中、大朝日に到着したが、前に朝日縦走した時も狐〜大朝日は暴風だった、またもや、周囲はガスの中。何も見えない。大朝日ピークも立っているのがやっとで、早々に下山を始めたが、10分後中ツル尾根を下っているのに気が付いた!ガーン、なんてこった、30分と体力を無駄にした。ガスガスの時は分岐は要注意だ〜。登り返して小国下山コースへ。暴風と視界不良が重なり、下山路が不明瞭。先ほどのコースミスも頭にあり、慎重に慎重を重ね、鉄柱の目印を探しながら降りる。時間がかかるが、裸地の下りを適当に降るのは怖い。平岩分岐まで目を皿にして踏跡を追う。平岩山手前の分岐を右へ、ここからは低い樹林で、風と道迷いの心配はなくなった。北大玉を過ぎる頃、今度は雨が降り始める。結構強い雨で、祝瓶への分岐辺りではびしょびしょ。道は尾根を降り始めると、超絶急降下。夏の日連休の飯豊大クラ尾根並の激下り。LEKIのポールを片方折っちまった…。さあ、大玉沢出合いだ。最奥の一本丸太橋、沢の水量はここのところの大雨で増水してる。さあどうする?立ち止まるとメジロが大群で襲ってくる。橋?とは名ばかりで、左右二本のワイヤーに、足場は幅5cmに、やはり2本のワイヤーがあり、その5cmの間に丸太がぶら下がってるが、雨でツルツル、しかも丸太が無いところがある。ワイヤーも足場用が一箇所切れかかってる。手で揺らすとグラグラ揺れる。水面まで5mくらい、結構高い。恐怖。2度挑み1/4まで進むが、水流の上になるともう足が出ない。結局渡渉を選択。どうせ靴は濡れてるので、大胆に渡渉。何とかなった〜、が、角楢小屋先に二本目がある。こちらは荒川本流に掛かっていて、増水濁流の幅20m?で渡渉不可。橋の状態は、切れ掛かったワイヤーは無いが、ほぼ同じ。ここしか道は無いので、悩んでも時間の無駄。決死の覚悟で渡る。渡り始めて分かったが、コツはある。ワイヤーが切れる事は無い前提で、手足を突っ張り気味にするとコントロールできる。足滑りさえ注意すれば行ける。ラスボス一本丸太は、先の二本に比べ、幅は広く作りはしっかりしており、足場も工事の足場で、見た目安定。三本目ともなると慣れてきて余裕だったが、最後の10m、その工事足場が45度傾いている。足を乗せれば平らになるが、足用の二本ワイヤーの幅が1mあり足場は左に寄っている。当然、体重をかけると橋が左に傾くことになる。バランスが悪い。両手のワイヤーに力を込めて何とか渡り切った。まもなく登山口駐車場だが、増水した荒川は水面がすぐそこ。このまま降り続くと冠水しそう。携帯不通の林道を歩き始め1時間。砂防ダム辺りで圏内になり、白い森の送迎車に拾われ、山行終了。三日間充実し過ぎ!お疲れさま〜

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