活動データ
タイム
12:30
距離
14.2km
のぼり
1646m
くだり
1644m
活動詳細
すべて見るさてお盆休みです。 今年の夏は、子どもの都合で元々家族旅行の予定はありませんでした。 しかしながら、私一人で山登りくらいは行きたい。さりとて遠征は、コロナ禍で行きづらい。 7月に帰省する名目でもう遠征登山はしてしまったので、帰省の言い訳ももう使えないし...。 悶々として日々過ごしておりました。 「折角のお盆休み、どこか涼しい山に登りに行きたいなぁ~。遠くは無理でも四国ぐらいならいいんじゃないかなぁ~。四国だったら日帰りもできるしなぁ」 と、相談ともいえぬ独り言を、いわばお願いのように毎日のように夫の前でつぶやいていました。 そうしましたら私に根負けしたのか、はたまたウルサくて嫌になったのか、夫の心中定かではありませんが、 「仕事が休みなんだから、どこにでも好きな所に行って来ればいいじゃないか。山小屋だろうがなんだろうが好きな所に泊まって来い」 と言ってくれました。 「神様、仏様、稲尾様」ではありませんが、「ありがとう、夫よ」という事で、一人四国行脚に出向いて参りました。 私の罪悪感が芽生えない日数が三日間。 自由奔放に見える私の山行ライフですが、最低限の家族への気持ちは持ち合わせています。 お盆休5日を全て遠征登山に当てるのは流石に気が引けるので、3日間と決めました。 帰ってから、子どもの夏休みの宿題の面倒もみないといけませんからね。 避難小屋泊も、テント泊も、単独で行うのは、まだ臆病で決心がつきません。 熊うじゃうじゃ地域に独りで入山するのはあまり気にならないのですが、山中で独り夜を明かすのは怖いのです。 山が怖いというより、人が怖いんです。 初対面の方と談笑するのは好きな方ですが、万が一変な登山者の方が近くにいたらどうしよう...と思うと気が気じゃないのです。 ホラ、日記に書かない(≒書けない)だけで、私の山中での変な人遭遇率、結構高めなので...。 (詳細が気になる方は、私とコラボ山行なさった時にお教えいたします) なので、四国行脚三日間は、全て日帰りにしました。行けるとなったら、飛び上がるほど嬉しかったです。 コロナ禍で当日でもホテルは取れるでしょうし、車中泊か町のホテルに泊まるかは、まぁ当日下山してから決めればいいかという超アバウトスタイル。 ここらへんは自分で言うのも何ですが、いかにも私らしいですね。 一日目の山は、もう随分前から決めていました。 四国に登りに行くなら、絶対ここと。 石鎚山系の堂ヶ森~二ノ森の縦走です。 稜線好きだし、草原好きだし、やっぱり初四国は剣山~次郎笈かなと思っていたのですが、「石鎚山系ロングトレイル」という本をたまたま手にとって一番始めに紹介されていたのがこのコース。 迷わず本を買い、どこに行こう、どこに登ろうとワクワクして読みました。 本によると(保井野~堂ヶ森~二ノ森~石鎚山)、距離10㎞、コースタイム6時間半とあります。 しかしながらYAMAPで調べても、石鎚山までピストンしている方orコースタイム通りで縦走している方は、相当ご健脚と思われる男性ばかり。 私のような女性の活動日記を見つけられません。 私よりかなりお若い男性の活動日記を見つけましたが、二ノ森山頂で、「石鎚山まで道はあるけど、日帰りで行ける人いるの?」とつぶやいていらっしゃいます。 なので、できる限り早出し、行ける所まで行って戻ってくるというスタイルにしました。 でもせめて二ノ森までは行って日暮れまでに下山する、それを大目標にしました。 お墓参りが終わった次の日からスタートしました。 保井野登山口に着いたのは、午前5時位。車は私で3台目でした。 登山口までの林道の距離が長いので、それを覚悟の上で来られるとよろしいかと思います。 まだまだ真っ暗で、ナイトハイクするにもまだ早そうです。 登山口には簡易トイレが一つ。 とにかく大量のハエやら虫がブンブン飛び交っているので、車の中に入ってこないようにするのが難しいです。 車中泊は別の場所を選ばれた方が賢明でしょう。 日の出は6時頃なので、しばらく寝て、6時前に出発を目標にしたのですが、仮眠後起きたのが6時過ぎ。 「ああ、30分遅れた、勿体無い事をした…」と後悔しましたが、過ぎた時間は戻ってきません。 すぐに出発の準備に取りかかります。 そうこうしているともう一台の車が来ました。 (ちなみに登山口はもう一つ、保井野より行動時間がかかる梅が市登山口があります) 登山口標高558mから堂ヶ森山頂1689mまではひたすら登りです。 後から来られたグループに道を譲りつつ、一カ所だけある眺望以外は、ただ森の中を歩くのみです。 ですから、分岐に来て稜線が見えたときの喜びと言ったら! ああ、来て良かったと心の底から思いました。 時間が遅くなった事以外は、無事下山できてホッとしました。 憧れの地を登れて、とても満足いたしました。 二日目は何処にしようかしら?
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