愛媛 赤石山系二ッ岳 大木谷左俣 遡行

2020.08.12(水) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
8 時間 59
休憩時間
39
距離
12.3 km
のぼり / くだり
1362 / 1362 m
5 49
54
45
1 7

活動詳細

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ここしばらく、名の通った、言い換えれば手垢のついた谷にばかりはいっていたので、記録がなく登り堪えのありそうな谷を遡行してみたいと地図を眺めていて見つけたのがこちらの大木谷。 下部・上部にゴルジュがありそうな地図記号あり。 場所は新居浜市の別紙山村。赤石山系南面の谷で近くに床鍋、瀬場、肉淵、日浦とメジャーな谷がそろっている。一方の大木谷はネットに記録もなく登山体系にも未掲載。わずかに私の山岳会で過去に右俣を遡行した記録があるだけで、左俣は完全に未知。 こりゃあいってみねばいかんと今回の遡行を計画。とはいえ海のものとも山のものとも知れない谷へ他人を誘うのは忍びないので単独遡行。 心細い思いで遡行を開始。 歩き始めは、川床の石にヌメリがあってウンザリ。けれども15分くらいでだんだんぬめりがなくなり、フリクションが効きだす。 それと同時にインゼルが現れ、それを過ぎると10m滝。前日の雨のせいか水量が多く水線突破できないので滝左のバンドからガリーを抜ける。落ちれば大けがなので緊張しながら手足のホールドを探し、滝上に上がる。滝上には10mナメ滝。これも抜け口の水量が多く吹き飛ばされそうだったのでトラバースし右手の側壁にとりつく。しかしぬめりがきつく斜めの摂理で足置きが悪い。落ちないよう、慎重にホールドを探りつつトラバースをこなす。滝上に立った時には思わず大きく息を吐いた。 しばし小堰堤が続く平和な歩きになる。アブがうるさい うざったいなぁと思いながら歩いていると、ミニゴルジュになってアブが消える。 ゴルジュ出口の滝はいっけん直登できそうにない。右手の苔蒸した壁にぼろいトラロープが下がっているが、もちろん信用ならないので他の手を探す。結局滝左手側壁のバンドから落ち口までトラバースできた。 そこから先、小滝をいくつかこなすと横幅の広い10m滝。水が少なければシャワー、あるいは2人なら右手のバンドをFix張りつつトラバースする選択があったが、今回は1人でリスクを負いたくないのでおとなしく左手のガリーから巻く。 滝上もまた小滝の連続。それをこなすとゴーロになり右俣との別れになる。 左俣の入り口からしばらくはゴーロが続く。10分ほどで5m滝。ホールドが少なそうなので直登をあきらめ、右から巻く。 その上は再び河原歩き。20分ほど歩いて、林道交差の橋を渡ると8m滝。滝の上には取水口があって、抜け口が悪かったので取水口へのアプローチ用橋梁をつかんで滝上に抜ける。その上は連続で8mトイ状滝。フリクションクライミングでキョンとクリーニングを多用して抜ける。 いずれも結構ホールドが細かくぬめりがあって緊張した。 滝上に上がるとすぐに5mx8の連瀑。さらに5m滝が続き、次第に両岸が切り立ってゴルジュになる。ゴルジュのなかは倒木で見通しが悪いが、奥に大きな布引状の直瀑が見えてくる。 遠目におよそ登れそうにないのであきらめ、手前から左岸を高巻く。 この高巻きがかなり悪く、登りやすいところを上がると、滝へ近づけず上へ上へと追いやられる。 そこで途中で意を決してバンドをトラバースしたが、厳しい木登りが続き最後は岩壁に行き当たってマジか!と絶叫。幸い、岩壁の真上にテラスがあり、そこまでホールドが多く、フリクションもばっちりなので3mほど登ってひと息つく。テラスの先はルンゼになっていて滝の落ち口らしきものが見えるものの、途中の側壁が崩れていて、沢床まで下れるか未知数。とはいえさらにトラバースしようにも前方も岩壁でかなり厳しい。仕方ないのでザイルを出し、ルンゼ途中に生えていた木にザイルをひっかけて斜め懸垂を敢行。幸い、崩れていたところはしっかりした足場になっていて、そこを抜けるとちょうど巻いた滝の真上に復帰できた。ひと安心して先を見るとまだまだゴルジュが続いている。抜けれるか不安がつのり頼むぞーと何か良くわからないものに祈る。幸い、そこから先は登れる滝で、なんとか最後までゴルジュが抜けれて、ホッと一息付けた。 ゴルジュを抜けても小滝が連続し、息もつかさぬ様相で1400mまで一気に上がる。すると突然谷が広がり、河原状になって水が消える。 苔むした岩に日が差し非常に美しい。その光景を堪能しつつ歩けば笹こぎの必要なく、二つ岳へ続く稜線に出る。稜線上はシャクナゲの薮で、木々を避けつつ歩けば30分ほどで二つ岳への登山道と合流。 山頂到着は14時で、計6時間。単独遡行でほぼ休み無しに歩いたにも関わらず結構時間を要した。 あとは蛾蔵越まで登山道を下り、そこから別子山方面へ下った。 大木谷は予想していたよりはるかに厳しい谷だった。しかし、連続する滝と厳しい巻きは、終わった後に厳しい遡行をやり切った充実感を与えてくれた。そう考えると、今回の谷は大当たりの谷だったと思う。 今度は右俣にもトライしてみたい。

東赤石山・西赤石山・物住頭 別子ラインから谷へ向かいます。
別子ラインから谷へ向かいます。
東赤石山・西赤石山・物住頭 入渓ポイントは林道ですが、入り口すぐ横に人家あり。
犬もいてなんだか気まずいので、人家の対岸からやぶを漕いで入渓
入渓ポイントは林道ですが、入り口すぐ横に人家あり。 犬もいてなんだか気まずいので、人家の対岸からやぶを漕いで入渓
東赤石山・西赤石山・物住頭 沢床はぬめりがきついくて滑るので慎重に歩く。
沢床はぬめりがきついくて滑るので慎重に歩く。
東赤石山・西赤石山・物住頭 15分ほどでインゼル。右側に3m滝。
15分ほどでインゼル。右側に3m滝。
東赤石山・西赤石山・物住頭 インゼルの滝を抜けると10m斜瀑。
水が多くて水線は登れないので、滝右手のバンドを使って中段まで上がりそのままガリーを抜ける。フリクションは良いが落ちると大怪我なので緊張した
インゼルの滝を抜けると10m斜瀑。 水が多くて水線は登れないので、滝右手のバンドを使って中段まで上がりそのままガリーを抜ける。フリクションは良いが落ちると大怪我なので緊張した
東赤石山・西赤石山・物住頭 滝上。さらにナメ滝
滝上。さらにナメ滝
東赤石山・西赤石山・物住頭 滝上から。昨日、おとといの雨で水量が多い
滝上から。昨日、おとといの雨で水量が多い
東赤石山・西赤石山・物住頭 2段目10mナメ。
抜け口の水量が多くて吹っ飛ばされそうだったので右手の側壁をトラバースしたが、滑りがきつくて足が滑らないかヒヤヒヤ。ホールドを探りながら最後はチョット怪しいのを持って体を持ち上げた。かなり本気ののぼり。
2段目10mナメ。 抜け口の水量が多くて吹っ飛ばされそうだったので右手の側壁をトラバースしたが、滑りがきつくて足が滑らないかヒヤヒヤ。ホールドを探りながら最後はチョット怪しいのを持って体を持ち上げた。かなり本気ののぼり。
東赤石山・西赤石山・物住頭 滝を過ぎると林道が横を走っている。
滝を過ぎると林道が横を走っている。
東赤石山・西赤石山・物住頭 少し行くと大堰堤。
左から巻く
少し行くと大堰堤。 左から巻く
東赤石山・西赤石山・物住頭 小堰堤をいくつか過ぎると谷が狭まってくる
小堰堤をいくつか過ぎると谷が狭まってくる
東赤石山・西赤石山・物住頭 ちょっとゴルジュっぽくなる。
右側壁のトラバースにトラロープのお助け紐があったが、ボロボロで使う気になれないのでどうにか滝を抜けれないか思案
ちょっとゴルジュっぽくなる。 右側壁のトラバースにトラロープのお助け紐があったが、ボロボロで使う気になれないのでどうにか滝を抜けれないか思案
東赤石山・西赤石山・物住頭 滝の左のバンドを使って滝上まで抜けれた。フリクションばっちり
滝の左のバンドを使って滝上まで抜けれた。フリクションばっちり
東赤石山・西赤石山・物住頭 ナメ8m
ナメ8m
東赤石山・西赤石山・物住頭 ナメ5m
ナメ5m
東赤石山・西赤石山・物住頭 ナメ滝x3
ナメ滝x3
東赤石山・西赤石山・物住頭 小滝の連続を抜けると10m滝。水が少なければシャワーで抜けるんでしょうが、今日の水量では無理ゲー。
小滝の連続を抜けると10m滝。水が少なければシャワーで抜けるんでしょうが、今日の水量では無理ゲー。
東赤石山・西赤石山・物住頭 滝右手のバンドを使って抜けれそうだが、今日は一人なのでリスクを取りたくない。あきらめて左手から高巻く
滝右手のバンドを使って抜けれそうだが、今日は一人なのでリスクを取りたくない。あきらめて左手から高巻く
東赤石山・西赤石山・物住頭 巻き終わるとすぐに釜滝。
水流沿いを登れる
巻き終わるとすぐに釜滝。 水流沿いを登れる
東赤石山・西赤石山・物住頭 ゴールになって右俣との別れにつく。今日は左俣へ。
ゴールになって右俣との別れにつく。今日は左俣へ。
東赤石山・西赤石山・物住頭 しばらくは平凡な河原歩き
しばらくは平凡な河原歩き
東赤石山・西赤石山・物住頭 ちょっとしたアクセントの5m滝。登ってもよかったが、右手から簡単に巻けるので今回はパス
ちょっとしたアクセントの5m滝。登ってもよかったが、右手から簡単に巻けるので今回はパス
東赤石山・西赤石山・物住頭 スグ上にナメ3mx2
スグ上にナメ3mx2
東赤石山・西赤石山・物住頭 ナメ5m
ナメ5m
東赤石山・西赤石山・物住頭 しばらく河原歩きが続く
しばらく河原歩きが続く
東赤石山・西赤石山・物住頭 蛾蔵越への林道との交差。奥に滝が見える。
蛾蔵越への林道との交差。奥に滝が見える。
東赤石山・西赤石山・物住頭 8m斜瀑
ステミングを多用。最後は人工の橋梁をつかんで滝上に上がる
8m斜瀑 ステミングを多用。最後は人工の橋梁をつかんで滝上に上がる
東赤石山・西赤石山・物住頭 スグ上にトイ状8m滝。フリクションはいいがホールドは少ない。滝の抜け口はぬめりがあったので、入念にクリーニングしてキョンで立ちこみ、カチをとってぬけた。
スグ上にトイ状8m滝。フリクションはいいがホールドは少ない。滝の抜け口はぬめりがあったので、入念にクリーニングしてキョンで立ちこみ、カチをとってぬけた。
東赤石山・西赤石山・物住頭 滝の抜け口。水の中もぬめりがあってクリーニング必須
滝の抜け口。水の中もぬめりがあってクリーニング必須
東赤石山・西赤石山・物住頭 滝上で連瀑が始まる
滝上で連瀑が始まる
東赤石山・西赤石山・物住頭 5m×8の連瀑
5m×8の連瀑
東赤石山・西赤石山・物住頭 両岸が立ってゴルジュになる
両岸が立ってゴルジュになる
東赤石山・西赤石山・物住頭 一段上がって偵察するが、奥の滝はまず無理そう
一段上がって偵察するが、奥の滝はまず無理そう
東赤石山・西赤石山・物住頭 奥の滝をアップで撮影。望みはなし
奥の滝をアップで撮影。望みはなし
東赤石山・西赤石山・物住頭 一段登ったのを降りて左岸を高巻く
一段登ったのを降りて左岸を高巻く
東赤石山・西赤石山・物住頭 微妙な草付きを登る
微妙な草付きを登る
東赤石山・西赤石山・物住頭 途中のバンドから滝を撮影
極悪な直瀑です。
途中のバンドから滝を撮影 極悪な直瀑です。
東赤石山・西赤石山・物住頭 登りやすいところを登っているとどんどん上へ追いやられるので、意を決して途中のバンドをトラバース
登りやすいところを登っているとどんどん上へ追いやられるので、意を決して途中のバンドをトラバース
東赤石山・西赤石山・物住頭 木があるのでなんとか登れるが悪い。アブが耳元でブンブンうるさい。
木があるのでなんとか登れるが悪い。アブが耳元でブンブンうるさい。
東赤石山・西赤石山・物住頭 トラバースしていくと最後は岩壁が出現。幸い、フリクションが効き、ホールドもあったので3mほど上がってテラスへ。
トラバースしていくと最後は岩壁が出現。幸い、フリクションが効き、ホールドもあったので3mほど上がってテラスへ。
東赤石山・西赤石山・物住頭 テラスの先はガリー。沢床まで下れるか?
テラスの先はガリー。沢床まで下れるか?
東赤石山・西赤石山・物住頭 途中でザイルを出してガリーを斜めに下る。
途中でザイルを出してガリーを斜めに下る。
東赤石山・西赤石山・物住頭 ヤッホウ。ドンピシャで滝上に。
結局この高巻きで1時間使いました。
ヤッホウ。ドンピシャで滝上に。 結局この高巻きで1時間使いました。
東赤石山・西赤石山・物住頭 滝上から。ヌメリがありそうなので落ち口によりきれずに中途半端な写真
滝上から。ヌメリがありそうなので落ち口によりきれずに中途半端な写真
東赤石山・西赤石山・物住頭 まだまだゴルジュは続く。
奥の滝、頼むから登れるやつであってくれー
まだまだゴルジュは続く。 奥の滝、頼むから登れるやつであってくれー
東赤石山・西赤石山・物住頭 ゴルジュ出口の滝。
よっし、余裕!

10m斜瀑×5
ゴルジュ出口の滝。 よっし、余裕! 10m斜瀑×5
東赤石山・西赤石山・物住頭 まだまだ滝は続く。8m
まだまだ滝は続く。8m
東赤石山・西赤石山・物住頭 2条の滝
2条の滝
東赤石山・西赤石山・物住頭 右手のCS滝は登れないので左の滝を登る。
ここで記録用紙を滝下に落とす。懸垂で取りに行く気力もなかったので、あきらめて遡行継続
右手のCS滝は登れないので左の滝を登る。 ここで記録用紙を滝下に落とす。懸垂で取りに行く気力もなかったので、あきらめて遡行継続
東赤石山・西赤石山・物住頭 ナメ滝が続く
ナメ滝が続く
東赤石山・西赤石山・物住頭 ナメ3段20m
ナメ3段20m
東赤石山・西赤石山・物住頭 8m滝。階段状
8m滝。階段状
東赤石山・西赤石山・物住頭 まだまだ水量は衰えない
まだまだ水量は衰えない
東赤石山・西赤石山・物住頭 ひたすら続くトイ状の滝
ひたすら続くトイ状の滝
東赤石山・西赤石山・物住頭 と思ったら、谷が一気に広がり、水の量が減る
と思ったら、谷が一気に広がり、水の量が減る
東赤石山・西赤石山・物住頭 しばらくナメが続くが
しばらくナメが続くが
東赤石山・西赤石山・物住頭 1400m辺りで苔むした岩が増えてきて水が完全に消える
1400m辺りで苔むした岩が増えてきて水が完全に消える
東赤石山・西赤石山・物住頭 あとは苔むしたゴーロと草付きを歩いて稜線に出る
あとは苔むしたゴーロと草付きを歩いて稜線に出る
東赤石山・西赤石山・物住頭 二つ岳へ続く稜線に出る
二つ岳へ続く稜線に出る
東赤石山・西赤石山・物住頭 時折シャクナゲがうざったい
時折シャクナゲがうざったい
東赤石山・西赤石山・物住頭 やぶ漕ぎ(弱)をこなしつつ二つ岳を目指す
やぶ漕ぎ(弱)をこなしつつ二つ岳を目指す
東赤石山・西赤石山・物住頭 最後は草付きを詰めて二つ岳登山道へ出る
最後は草付きを詰めて二つ岳登山道へ出る
東赤石山・西赤石山・物住頭 遡行開始から6時間でようやく安全圏に出る
遡行開始から6時間でようやく安全圏に出る
東赤石山・西赤石山・物住頭 二つ岳山頂。
1000程度の高低差だったが非常にきつくて足が疲れた
二つ岳山頂。 1000程度の高低差だったが非常にきつくて足が疲れた
東赤石山・西赤石山・物住頭 山頂から少し行くと展望が開ける
山頂から少し行くと展望が開ける
東赤石山・西赤石山・物住頭 別子山村
別子山村
東赤石山・西赤石山・物住頭 二つ岳頂上より蛾蔵声を目指す
二つ岳頂上より蛾蔵声を目指す
東赤石山・西赤石山・物住頭 途中、道を間違い、謎の鎖場へ。なんじゃこりゃ?
途中、道を間違い、謎の鎖場へ。なんじゃこりゃ?
東赤石山・西赤石山・物住頭 振り返って二つ岳。いい天気です。
振り返って二つ岳。いい天気です。
東赤石山・西赤石山・物住頭 蛾蔵越へ到着。
蛾蔵越へ到着。
東赤石山・西赤石山・物住頭 四国には珍しい、整備された登山道を下る
四国には珍しい、整備された登山道を下る
東赤石山・西赤石山・物住頭 途中の水場で水浴びして体を冷やして再スタート
途中の水場で水浴びして体を冷やして再スタート
東赤石山・西赤石山・物住頭 いつの間にか辺りは薄暗くなってきた。もう夕方。
いつの間にか辺りは薄暗くなってきた。もう夕方。
東赤石山・西赤石山・物住頭 水場からちんたら下って50分で下山口到着
水場からちんたら下って50分で下山口到着
東赤石山・西赤石山・物住頭 大木谷と林道の交差で谷へ降りて水を浴びる。
この後アブの猛攻が始まるが、沢装備のまんまだったのでノーダメージでアブを駆逐
大木谷と林道の交差で谷へ降りて水を浴びる。 この後アブの猛攻が始まるが、沢装備のまんまだったのでノーダメージでアブを駆逐
東赤石山・西赤石山・物住頭 アブをたたきつつ下って別子ラインへ戻ってくる。
計9時間の行程でした。
アブをたたきつつ下って別子ラインへ戻ってくる。 計9時間の行程でした。

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