活動データ
タイム
23:31
距離
20.6km
のぼり
3078m
くだり
2755m
チェックポイント
活動詳細
すべて見るやまの日、大好きな穂高岳へGO! 8月10日 あかんだな駐車場→上高地バスターミナル→ 岳沢→重太郎新道→紀美子平→前穂高3090m→ 紀美子平→吊尾根→奥穂高岳3190m→ 穂高岳山荘→涸沢岳3103m→ 涸沢槍→最低コル→北穂高岳南峰分岐→ 北穂高岳テント場→北穂高岳北峰3106m →北穂高岳小屋→北穂高岳テント場 8月11日 テント場→北穂高岳3106m→大キレット→ 飛騨泣き→A沢のコル→長谷川ピーク→ 大キレット最低標高部2748m→南岳小屋→ 南岳3033m→中岳3084m→大喰岳3101m→ 飛騨乗越→槍ヶ岳山荘→槍ヶ岳3180m→ 坊主の岩小屋→天狗原分岐→大曲→ババ平→ 槍沢ロッジ 8月12日 AM7:00槍沢ロッジ→一ノ俣→横尾山荘→徳沢園→明神館→小梨平→河童橋→AM11:30上高地バスターミナル→あかんだな駐車場 上高地から岳沢小屋までは心地よい森林を歩きす。ゴロゴロの岩が見えてくるとそろそろ小屋到着す。小屋のテラスでひと息。重太郎新道の登りに備えてヘルメットを着用します。残雪期の雪渓直登より重太郎新道のほうがリスキーな感じがします。途中下りの方が目の前で1回転滑落なんとか無事そうでしたが後々痛みがでていないといいのですが。 はしご、鎖場の急所を過ぎると紀美子平。ここでザックをデポして前穂高へアタック!!さっそくロッククライミングのような登りです。軽く息が弾む頃、山頂の雪渓直登の分岐を右に見ながら左へ、するとまもなく標柱が。またここに立つことができました。😆 奥穂高岳方面は雲に覆われハッキリとした展望はありません。吊尾根を眺めつつ北穂高岳までのルートを脳内でトレースします。残雪期は山頂から稜線を直に吊尾根歩きましたが夏場はいったん紀美子平へもどります。残雪期よりは歩きやすい吊尾根もけして油断は禁物です。西穂高方面の沢から落石の凄まじい音が聞こえてきます。だんだんと雲行きもあやしくなるなか慎重に歩きます。😤 南陵ノ頭を過ぎるとまもなく奥穂高岳!☺️ジャンのうえにたくさんの人が見えました。名残惜しいですが山頂から山小屋へ向かいます。ついには雨も降り出し穂高山荘小屋前で濡れながら軽食をほうりこみレインウェアを装着。水を補給して涸沢岳へこの登りが足が重くなかなか進みません。😓テント荷の重みを感じながら一歩一歩高度を上げます。途中、雨も落ち着いたので本日の最大の難所に備えて雨具を脱ぎます。はしごや長い鎖場、落石や浮石に細心の注意をはらいながら黙々と進みます。ザックが岩に引っかからないようまた三点支持の降りで視点が前、後と目まぐるしく向きを変えるので脳内での平衡感覚、バランス感覚、身体の伸縮、手足の感覚が非常に大事になります。このルートをテント荷で歩くよりは軽くして歩いたほうが楽しめると思います。テント荷の時は楽しむことは諦めてとにかく慎重にルートを判断、足を置く場所、岩を掴む場所、五感を研ぎ澄ませます。最低コルで息を整え行動食をほうりこみガブガブ飲み込みます。奥壁バンド、ツルムみながらあれまだだっけを何度か繰り返し北穂高岳南方分岐へテント場まで下降し先にテントを設営。テン場から山小屋へ受付を済ませ、ビールと水を補給。テント場へ戻ります。夕食とビール🍺至福の時間でした。 21時ぐらいからでしょか。風がテントを激しく叩きつけるようになりました。😨飛騨側の谷から風が鳴きます。「ウォーォーァー!!」2秒後強烈な風が襲ってきます。何度かテントが持ち上がる感覚が!張り綱を何度か張り直し岩で押さえます。つぎつぎやってくる風にテントのジッパーが開いてしまいバタバタと風に煽られます。ジッパーを締め直そうと外へ身体を出した瞬間テントごと持ち上がり荷物すべてがゴロっとテント隅に転げていきます。風上の張り綱も切れてしまったようです。😱ここで気持ちを切り替えて荷物と自重でテント内側から岩に身体を突っ張って風を耐えることに。風が吠えたら体重をテントにかけて耐えるを繰り返します。しかし夜の12時にはついに支柱も曲がり耐えられないと判断、支柱を抜きテントをぺちゃんこにしてテントの内側から大きめの岩にくるめて固定しそのまま夜を過ごすことに。荒波のように襲う風に耐えながらマット、シェラフに入りテントをツェルトのように巻きつけます。はたから観ると岩場にテントに包まったミイラのような状態だったのではないでしょか。風との格闘に疲れ目を開けるとうっすら明るくなりました。3時間は寝れたのでしょうか。もぞもぞミノムシのようにテント内の荷物を手探りでかき集めザックへ詰め込みます。身体に夜露で貼りつくテント内で靴を履きおそるおそる外へ顔を出します。一本の支柱は抜けて2メートルしたへ、テントのあちこちは破けている惨状となっていました。手早くテントをしまい北穂高岳山荘へ立ったまま朝食をカミカミゴクリ。水を補給し大キレットへ向かいます。 北穂高岳山荘からキレットへの一歩。😥しゅんじゅんする時間が刹那流れます。もう戻れない。奈落の底へ。降りては山荘を見上げます。山荘の明かりがもう見えなくなり気持ちは固まりました。いざ南岳小屋へ!!😤夜の風は収まったものの飛騨側からは容赦なく吹き上げる強風が襲ってきます。風とあめしぶきに岩もウエット、ツルツル艶々です。信州側の一瞬風が遮られるホッとする瞬間と飛騨側の地獄の烈風。落ちるとしたら信州側の草木のあるほうにと思うがルートは圧倒的に飛騨側。落ちたらあの世。まさに飛騨泣き。😱長谷川ピーク踏板だけのキレキレナイフリッジを超える。太い鎖がなんとも頼もしい。登り降りては登り、鎖場、梯子、最後にはルンゼがドーン!😳ロッククライミング如くを繰り返し進みます。登りきり岩稜帯からふっと景色が変わってくると大キレットの終着点。歩ききった充実感と緊張から解放された感覚が極楽浄土へ訪れたかのようす。🥺ガスガスのなか南岳小屋が視界に。小屋に入りココアを注文。喫茶タイムより1時間早かったですがこころよく応対いただきました。自炊スペースでバーナーでリゾッタをつくります。南岳の濃厚なココアをふくみ生きていることに感謝。身も心も温まります。🥰しっかりと朝食をとり英気を養います。南岳でテント泊の2人が荒天のなか大キレットへ進むか悩んでいました。自分の情報を告げとにかくゆっくりと焦らす慎重に進めば大丈夫とエールを送りました。🥳 南岳小屋のおもてなしをうけいざ槍ヶ岳へ!! 南岳、中岳、大喰岳へ歩を進めます。ガスガスの展望なし、もくもくと登り降りを繰り返します。大喰岳(おおばみだけ)でチーズタルトを大口開けてかぶりついてモグモグしていると後続の方が到着。標柱との記念撮影を頼まれます。話すと同じ北穂高岳テント泊からの方でした。お互いに昨夜のテント場の奮闘のこと、大キレットの健闘を話し笑い合います。😙さ!いよいよ槍ヶ岳へまったく山容は見えませんか槍さま詣!今回のおおとりを飾る槍ヶ岳。大喰岳からの途中からカウントダウン徐々に近づく一歩に力が湧いてきます。飛騨乗越をすぎテント場へ槍ヶ岳のテント場はけっこうな賑わいです。槍ヶ岳山荘の雨囲いベンチにザックをデポしてサクッと山頂へ!いままでの超難関の道があったおかげでぐんぐんと登れます。山頂にはフィリピンの若者グループが歓声を上げて登頂を喜び記念撮影をしていました。若者男女の笑顔!陽気なフィリピンの子たちにも槍ヶ岳は特別な場所であることに日本人としても誇らしい気持ちになりました。☺️サッと祠にお詣りして感謝を伝えます。フィリピンの子たちが下山し始めていたのであえて先に降りさせてとお願い。どうぞどうぞとやさしい子たち。「怖くないの?」「怖くない?」とつぎつぎに質問する彼ら。大丈夫だよっとちょっとカッコつけ先にはしごを降ります。😎 槍ヶ岳山荘でおみやげを選び身支度を整え下山を始めると陽気なフィリピンの子たちの歓声!上気する彼らの明るい話し声が真っ白なガスの向こうから聞こえました。彼らの笑顔を思い浮かべながら長い降りを始めます。 途中、天狗原分岐を過ぎたところで捻挫された方とお話し、救助を先行者にお願いしたがずいぶん時間経つのにこないと不安になっていました。俺も救助者のことを伝える約束をして別れます。まだ日没には時間あること。待つことが大切。 お大事にと声かけします。15分くらい降りると無線機を携えたらしきひとが登って来ました。要救の方の特徴や場所を伝え、足以外は元気であること、年齢、服装、特徴を伝えます。もし自分が怪我した場合などいろいろ考えながら槍沢ロッジへ。ババ平もテント場大にぎわい。整備されている石段の多い降り道ですが朝からの疲れで足運びが重くなります。16時すぎロッジ到着。受付を済ませ部屋にあがります。17時からお風呂、18時から夕食です。2日間の汗を流しサッパリ。大きな浴槽ひとりじめ、追い焚きでほっかほっか。ロッジの夕食は最高でした。夜はぐっすり。北穂高岳の夜とはおおちがい。 朝、乾燥室で乾かしたパリッとした服を着て自炊室へ。朝飯は自炊。コーヒー☕️にカンパーニュ!🥖うまい!さらにわかめご飯🍚をつくり味噌汁といただきます。ゆっくりと朝食をすませ上高地へ。横尾、徳沢と休憩を入れ河童橋たもと五千尺でおみやげを選び上高地バスターミナル11時30分到着。すぐにあかんだな行きのバスへ乗車することができました。🥳おつかれ山てす! おまけ あかんだな駐車場でバスを降り車までの階段の登り返しが1番の急登に感じました。金沢戻ったらすぐトレーニングしないと!!😏 今回の学びと反省を整理してスキルアップしたいと思います。 課題、テント設営場所、方法、天候読み 救助活動の方法、対処策 自身の場合と救護側の時 テント泊縦走時の食事献立、材料 ※誤字脱字その他、都度編集します。お気づきの点アドバイスありましたよろしくお願いします。🥺
もしも不適切なコンテンツをお見かけした場合はお知らせください。