8月10日 西中国山地渓流釣り ジムみどりさんと恐羅漢&十方山エリアの某渓流へ。釣り始めは魚の反応がイマイチでしたが支沢に入ると一気に活性が高くなり、結果的には2人で70匹前後の(私は20匹くらい)釣果となりました。ジムみどりさんが釣った28.5cmが最長寸でした。23~26cmの良型は結構数多く釣れましたが、この渓は30〜36cmの大型も釣れる渓なので、もう一回り大きいのを見たかった。釣れたのはほぼ100%イワナのみ。本日もトップで良く釣れたので私が使用したルアーはほとんどフローティングミノーでした。トップの釣りはイワナがルアーをひったくっていくシーンを全て目視することができるのでとても楽しいです。燻製、唐揚げ、塩焼き用に10匹キープ。 アブが本格的に発生。鬱陶しかった。 8月11日 十方山、二ノ原谷沢登り 入渓地点の県道の二ノ原橋(標高550m付近)から登山道との合流地点(標高990m付近)まで遡行距離は約1.7km。主な滝は二ノ原橋から肉眼で視認できる二ノワラノリュウズと標高660m付近のハシゴのリュウズ。二ノ原谷沢登りの核心部は二ノワラノリュウズの上段だと思います。二ノワラノリュウズは中段と上段でロープを出しました。上段は流心の直登は避けて左岸側の岩壁を登りました。ハシゴのリュウズは右岸側から直登。クライミングが上手な人ならフリーで登れるレベルですが私はフリーでは不安だったので滝の最上部のところだけロープを出してもらいました。 ハシゴのリュウズから上流はゴウロ沢の中を小滝が連続します。小滝は全てフリーで登れるのですが、登る人の力量によってはロープを出したほうが無難だろうという滝も2~3箇所あり、全て簡単に突破できるという感じではありません。 標高840m付近の出合からは滝になっている右の谷筋(おそらく本流はこちらだと思いますが)ではなく、水流のない左の谷筋を登り、最後はかすかな踏み跡の残る笹薮の尾根筋を歩き登山道へ合流。 脱渓後は登山道を歩き十方山へ登頂。ガスで展望はなかったものの風が吹いて涼しい山頂でしばらく休憩してから登山道を下山しました。 本日もアブの猛攻には辟易とさせられました(;´д`)
30分以上歩いて入渓地点に到着。先週より明らかに気温が高い。そしてアブがものすごい。20匹くらいのアブが体の周囲を飛び回っていました。先週はアブはほとんど気にならなかったのですが。
イワナ。ようやくまずまずのサイズのが釣れました。
本日入った渓。顕著な滝もない小渓流なので沢登りの人はほとんど入りません。土地勘のある釣り人がたまに入るくらいという場所。
イワナ。良型です。このくらいのが釣れると満足。
写真のような浅く小さなプールが連続する支沢に入ってからはよく釣れるようになりました。
イワナ。これも良型。このくらいのサイズになるとよく引きます。
倒木が邪魔をしてキャスティングが難しいが、こういうプールは鳥などの天敵からも身を守りやすいため良型のイワナが潜んでいることが多い気がします。
この支沢にしては大きいプール。大型のイワナを期待してしまう。
イワナ。立派な顔つきの良型。
きれいなオレンジベリーのイワナ。
小さいけど深さもそこそこあるプール。ここは良いサイズが出るだろうと期待してキャストしたところ案の定深みから大きいイワナがルアーめがけて飛び出してきました。が、私のルアーにはバイトしたもののフッキングならず。ジムみどりさんにお任せしたところ・・・
同じイワナが再びルアーにとびかかってきて本日最長寸のイワナが釣れました。いつもながらお見事です。あと一息で尺サイズでしたが28.5cm。
ジムみどりさんのタックルと一緒に。渓流にはクラシックなリールがよく似あいます。私はライントラブルになるので使いきれませんが。 来年尺オーバーに成長してくれることを願ってリリース。
西中国山地源流域の沢。この沢は小渓流ではありますが35cmクラスが複数釣れている実績もある沢。このくらいのプールなら尺オーバーを十分期待できます。
細かいキャスティングコントロールが要求される小さなプールが多い。
源流だけどこういう体高のある立派なイワナが釣れます。私的にはこのくらいのサイズが釣れると十分満足。
この小滝の上流もさらに釣れるのですが、もう十分釣ったのでここらで終了することにしました。
帰路一休み。沢に慣れている人でも下山に1時間半くらいはかかります。沢へのアプローチと下山だけで普通の登山くらいの活動量はあります。渓流釣り、特に源流釣りは体力勝負です。
一夜明けて。本日はクライムさんと沢登り。前回増水で断念した二ノ原谷を登ります。まずは入渓地点の二ノ原橋で準備。
二ノ原橋。
二ノ原橋からの二ノ原谷。奥に二ノワラノリュウズの下段が見えています。
では二ノ原橋から入渓します。
二ノワラノリュウズ。入渓後するとすぐに二ノワラノリュウズです。3段の滝。下段は歩いて通過できます。
二ノワラノリュウズ。中段と上段。中段は右岸側の岩壁を登ります。
クライミング準備完了のクライムさん。クライミング中の便宜を考え、腰のハーネスではなく、胸のギアラックにヌンチャク、ハーケン、カム、ハンマー等のギア類をつけています。
二ノワラノリュウズ中段。中段は残置ハーケンが2箇所ありますが1つはぐらぐらで使用に耐えません。使える残置ハーケンから上部は、自分たちで新しくプロテクションを取らない場合、滝の落ち口までプロテクション無しになるためかなりランアウトします。ビレイオンの合図があったので私も登ります。
私も軍手デビュー。濡れた岩場とのフリクションが良好でとても使い心地が良かった。次回からは必ず使おうと思います。今回は化繊が混じったものしか調達できなかったので次回までに純綿のものを調達しておこうと思います。
二ノワラノリュウズ中段。ウラオレ谷の三つ滝ほど楽勝で登れる感じではない。クライミングが苦手な人はリードはしないほうが良いと感じた。
二ノワラノリュウズ。上段。流心付近を直登するのは結構ハイレベルだと思う。
二ノワラノリュウズ上段。左岸側の岩壁を登ります。リードのクライムさんが登ったラインが苔が多くて滑りそうに感じたのでさらに右側の草付きのラインを登ろうとしたのですが、岩がボロボロでかえって危なかった。その上ハンマーを落としてしまうという失態も。
二ノワラノリュウズ上段落ち口。クライムさんは試したいことがあるらしく中段の下まで懸垂下降して登り返してくることにしました。ついでに私が落としたハンマーも探してもらうことに。上段落ち口のピナクルを支点にします。
クライムさんは懸垂下降していき・・・
で。アブミやフリクションノットを使って登り返してきた。上段の流心を登るラインも確認できたそうです。 私のハンマーも回収してきてくれました。頼りになるな〜。
二ノワラノリュウズを突破した後はゴウロ沢の登りになる。
ハシゴのリュウズ。下から見る限り、右岸側の岩壁はフリーで登れそうだと判断。
ハシゴのリュウズ。クライムさんはさっさとフリーで登ったが、私は最後の抜けのところが怖くて結局ロープを出してもらった。
ハシゴのリュウズから上流は小滝が連続する。
ここはフリーで簡単に登れた。
谷の両岸は急峻な崖になっている。
小滝。ここもフリーで突破した。
小滝。ここはどうかな~と思ったがフリーで大丈夫だろうということで。
クライムさんはさっさと登っていく。
クライムんさはスムーズに突破。私もクライムさんに続きフリーで突破したけど簡単ではなかった。ロープ出してもらってたほうが安心だった。
小滝。突っ張りで突破。
右側に滝のある出合。右の滝を登って右側の谷を詰めていくこともできるが、さっさと登山道に合流したいので左側の水流のない谷筋を登ることにした。
左側の谷筋はとても登りやすかった。藪も倒木もなくサクサク登れました。
ここが谷の源頭。谷地形はここまで。ここからは尾根に上がります。
尾根筋を歩き登山道のある主稜線へ。かすかに踏み跡もあり歩きやすい尾根筋でした。
登山道に合流。標識があるわけではないが大体6合目くらい。ここで小休憩。このまま下山しても良いのですが、あまり疲れてないし、せっかくここまで上に登ってきているのだから十方山山頂を踏んでおくことにします。
十方山山頂を目指します。
ガスってますが、その分涼しかった。
十方山登山道。
十方山登山道。最後の急登。ここを登りきると樹林帯を抜けます。
樹林帯を抜けるとなだらかな尾根上を山頂へ。樹林帯を抜けてから山頂までの間にマムシを5回見ました。
十方山山頂。山頂んは先着のパーティーが1組休憩されていました。「この山頂標柱の下はマムシがよくいるんだよね~」と言いつつ近寄ってみると。
やっぱりいました。写真撮ってたら面倒そうにのろのろと石の間に隠れていきました。
十方山登山道。下りも十方山の自然林を楽しみながら歩く。
十方山登山道。瀬戸谷登山口からの登山道は全行程自然林で大きなブナを楽しめるので好きです。
十方山登山道。カラ谷沿いの登山道を下る。
登山口に帰着。クヴェーレは定休日だったので魅惑の里へ移動して入浴。