活動データ
タイム
18:00
距離
30.5km
のぼり
3475m
くだり
3475m
活動詳細
すべて見る夏山第二弾、今回もハイカーの少なそうな山という事で南アルプスの笹山から農鳥岳の稜線を歩いてきました。 行程は奈良田湖から直登し縦走、大門沢登山道を利用して下山するというものです。 荷物の重さのせいで登り下りがとにかく苦しく、景色を楽しんでいる余裕はありませんでしたが稜線に出ればそこは天上の楽園。全周どこを向いても山に囲まれ、足元はお花畑と最高の縦走路でした。 ■1日目 奈良田湖に掛かる吊橋を渡り第三発電所の脇を通り入山。麓から稜線までの標高差1900mを一気に突き上げます。 しかし噂通りいきなりの急登で300mも登らないうちにバテはじめ弱気に。1600m付近で沢水を3.5L補給しさらにペースダウン。笹山南峰に着くまで一体何度現在位置を確認したことやら… このルートは近年笹山ダイレクト尾根と呼ばれるようになり入山者も増えたのか、踏み跡・赤テープは随分と多くなっていました。それでも破線路であることに変わりはなく、しばしば踏み跡を外したり灌木が煩い場所が多かったりと消耗させられます。道標も最低限でした。 やっとの思いで笹山南峰・北峰へと立つと南アルプスの絶景に迎え入れられます。北へ縦走し白河内岳、大籠岳、そして広河内岳と至るまでガスに巻かれることもなく、次々と現れる大展望とお花畑を心ゆくまで楽しむ事ができました。 ただし笹山~広河内岳もゴーロ・ガレ場・ハイマツ漕ぎが連続しおよそ一般ルートとは言い難い状態です。特に岩場は重装の身には厳しいものがありました。 靴擦れと荷の重さに農鳥小屋まで行けず幕営適地で行動停止。(ということにしてください…)天の川に流れ星、甲府の光に浮き上がる富士山にしばし見惚れて少しの寒気と倦怠感の中眠りに就きました。 ちなみに稜線上はなんと4Gの電波が掴めます。意識が途切れるまでインターネット三昧というおよそ南アルプスのマイナールートとは思えない体験でした。 ■2日目 夜半より風が強く様子見で予定を30分遅らせて3時起床に変更。 朝焼けを見たり朝食を摂りながら風の止む瞬間を盗むようにテントを撤収します。 大門沢下降点でザックをデポし、サブ装備で強風吹き付ける農鳥岳・西農鳥岳をピストンしました。空気の薄い中での岩稜のアップダウンは地味に苦しいですが山頂での素晴らしい眺めにそんな苦労も吹き飛ばされます。 下降点から先は嫌になるくらいの長い急下降が続きます。序盤はハイマツをはじめ灌木が覆いかぶさったような所が多くザックを何度も引っ掛けました。大門沢小屋より下では桟道や渡渉の連続、これがなかなかテクニカルで面白いやら大変やら……。 そして極めつけが揺れる吊橋、そして先のコンクリート橋は渡る事ができず足首を濡らしての渡渉と中々にハードな行程でした。 以上、クリティカルな場所は少ないのですが一本調子の長い登り下りや道の不安定さから万人にはお薦めしかねるルートです。しかしそれを補って余りある景色が待っているのもまた事実、興味がおありの方はぜひ入念な検討の上入山を。
活動の装備
- シースリーフィット(C3fit)パフォーマンスロングタイツ メンズ
- シリオ(SIRIO)P.F.302-GTX ユニセックス
- 富士フイルム(FUJIFILM)デジタルカメラX100TシルバーFX-X100TS
- 富士フイルム(FUJIFILM)X-T3-S
- その他(Other)PeakDesign キャプチャー V3
- その他(Other)gym master ニットライクフリースジャガードサイクルジップフード
- その他(Other)PHENIX Blizzard 2-way Brim Watch Cap
- ブラックダイヤモンド(Black Diamond)ストームヘッドランプ
- スノーピーク(snow peak)チタントレック900
- カリマー(karrimor)カーボントレッキングポール
- ライペン(RIPEN)テントエアライズ22人用(最大3人)ari-016(フォレストグリーン)
- その他(Other)ROLL-UPSUNGLASSESMIRRORLENS SOLARIS
- オーエムエム(OMM)Classic 25
- オーエムエム(OMM)Go Pod
- オーエムエム(OMM)Ultra Waist Pouch
- その他(Other)LEDランタンライトモカSOL-144S
- ソト(SOTO)マイクロレギュレーターストーブウインドマスター
- サーマレスト(THERMAREST)Zライトソル
- チャムス(CHUMS)ベアベル
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