飛龍山(後山林道→ミサカ尾根)

2020.08.10(月) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
8 時間 15
休憩時間
40
距離
23.8 km
のぼり / くだり
2239 / 2196 m
1 49
30
12
17
44
23
25
38
6

活動詳細

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この3連休は高山に遠征するには天気がいまいちで、 低山を歩くには暑すぎるということで 2000m級の飛龍山に日帰りで登ることにした。 ホリデー快速で8:21に奥多摩着。 丹波山行きのバスは8:35発だったが、 10分くらい前に臨時バスに乗ることができた。 鴨沢まででほとんどの人がいなくなり、 お祭(なんてファンキーな地名)で降りたのは2人だけだった。 三条の湯まではほとんどが車道。 表面は砂で埋まっているが舗装道路だろう。 道が広いので時々日向を歩かなくてはならなかったが、 勾配もゆるいためそこまで暑さはひどくなかった。 ところどころで合流してくる沢が滝のようになっていて 水といっしょにひんやりした空気が流れ込んでくる。 後山川に近づけるところは少ないが、とてもきれいな水だ。 三条の湯のごく近くになってようやく舗装道路が終わる。 きれいな石堤のジグザグの道にはイヌブナの巨樹が生えている。 約2時間で三条の湯に到着。 ここまではいいペースだったが、その後始まる急登で息が上がってしまう。 空腹も感じるのだが、立ち止まると10秒もたたずに蜂が寄ってくるので 休憩もままならない。 登山口に案内されていたように、カンバ谷の手前で道が崩壊している ところがあって緊張した。 苔と針葉樹の奥秩父っぽい雰囲気に変わったなと思いだしたころに 北天のタルに到着。ここで腰を下ろして食事をとった。 そこからは笹におおわれた道。 山側は自分の背くらいまでの高さで見通しがきかない。 たくさんの獣道が交差していて不意に何か出てこないかと心配になる。 飛龍山への近道という小さな標識に従って山頂を目指す。 このあたりから奥多摩湖の方角から雷の音が何度も聞こえてきた。 音はさほど大きくないが気が焦る。 地図には踏み後程度と書いてあったがそんなにわかりにくい道ではなかった。 倒木だらけの道を少しあるくと山頂に着いた。展望はない。 腰をおろして休憩するとやはり蜂と虻が寄ってきた。 この2匹にはそのあと1時間以上ストーキングされることになる。 山頂の西側はシャクナゲが密生している。 この時期には硬い葉が痛いだけだが、花の時期は素晴らしいだろう。 飛龍権現の分岐から唐松尾山方面に少し寄り道。 山田哲哉さんの著作によくでてくる禿岩に立った。 標高1000m越えたあたりからずっとガスっていたので展望は期待していなかったが しばらく待っていると近くはわりと見えるようになってきた。 山の同定は全くできず。 南東方向に対称に開けているのが大常木谷だろう。 遠くから無数の鳥の声が聞こえてきて風も気持ちいい。 名残惜しいが時間に余裕がないので先を急ぐ。 前飛龍を越えるあたりまではやや足場の悪い道。 その後、尾根が広がり歩きやすい道に変わる。 このあたりで、延々と周りをまわっていた蜂とおさらばできた。 どうしてあんなにしつこかったのか。 途中から戻るべき巣がわからなくなったのだろうか。 とにかく刺されなくてよかった。 ミサカ尾根はダケカンバ、シラビソ、ブナなどが混じるとても美しい林だ。 新緑や紅葉の頃に再訪したい。 だんだんと広葉樹の割合が増えて、サヲラ峠にたどり着く。 ここから丹波に直接降りるか迷ったが、丹波天平に立ち寄ることにした。 ここも広い尾根で、ブナだけの場所やカラマツだけの場所など 変化があって面白い。 カラマツは植林なのだろうが、スギなどとちがって明るい林で気持ちいい。 歩く人が少ないのだろう。道が芝生になっていた。 道の両側は木陰で草が生えておらず、普通とあべこべだ。 丹波天平の手前でコースタイムを読み違えていることに気づいた。 温泉に入って最終バスに乗るには大急ぎする必要がある。 丹波天平の分岐から丹波までの道は杉の植林だ。 延々とつづら折りの道を走るように下る。つま先が痛い。 途中から頭にあたりそうな電線と並走する。 おまけに道はザレて半分埋まっている。 ここは二度と歩きたくない道だ。 約700mを40分で下ってなんとか、風呂にありつけた。 18:22にのめこいの湯のバス停を発った。

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