白山　深田久弥のふるさとへ

遠征3日目、白山。お天気にも恵まれ満足の山行ができた。帰宅して『日本百名山』白山編を読み返す。 「日本人は大ていふるさとの山を持っている。山の大小遠近はあっても、ふるさとの守護神のような山を持っている。そしてその山を眺めながら育ち、成人してふるさとを離れても、その山の姿は心に残っている。どんなに世相が変わっても、その山だけは昔のままで、あたたかく帰郷の人を迎えてくれる。私のふるさとの山は白山であった。」 心に響く冒頭部分。飯豊をみて育ち、そこに登りたくて登山を再開した自分の気持ちに重なる。「ふるさと」と平がな表記もやさしくて、ふかい想いが込められてる気がした。コロナとか帰省制限とか、そんな時代になっちゃったけれど、故郷の山、誰にとっても大事ー、 さて白山。連日の登山で火照る足や膝、不安を覚えてたが深夜に目覚めたら沢山の星、なんか頑張れる気がして眠った。2時起床、3時過ぎ出発。別当登山センターに4時半到着。５００台の駐車上はすでに満車に近く、バスには数十人が列を作っていた😳山の日、晴天、南北アルプスの登山規制、だからみんな行き先探しててここに来たんだね💦昨年山で知り合ってやりとりしていた地元在住のＹＡＭＡＰＰＥＲさんから何度も情報もらってて、それでものすごく助かった。「早く出ないとバスの行列くらいますよ・・・」😱 　朝が苦手な師匠、3時出発とかちょっと渋ってたけど、この混雑をみてやっと理解してくれた😅皆さんほんとに別当混みますからね！ 乗車前に検温、マスクに「検温良8/10」のシール貼ってもらう。でもバスは補助席使いまくりの密&蜜、それは秘密です（笑）バスは始発5時を前倒しで動き出し、４台目にセーフ！おかげで5時には歩き出せました。運営の方々にもほんとに感謝です。 8月10日、山の日、快晴。3人で歩き出しました。往路「砂防新道」復路「観光新道」です。（やまじゅんさん、お勧めの逆でした、ごめんなさい）砂防新道は登山道広めで歩きやすく、樹林帯進むので涼しい。でも人が多い😅観光新道は、人少なく最初の急登こなして稜線に出れば眺めよし。斜面の花ものすごい。ただし、木陰はなく日射し辛し。どちらにも避難小屋あって安心。距離はグラフ見てください。 いずれどちらもよく整備されてさすがに人気の百名山、深田氏がベタ褒めの故郷の山。歴史、品格、百花繚乱、清冽な水、厳しい登りのあとの広大な平原、紺青の水が湛えられた小さな火口池、、ん〜、下手な説明よりも『日本百名山』↓again 「純白の冬の白山」が「日本海に沈む太陽の余映を受けて薔薇色に染まるひと時は、美しいものの究極であった。みるみるうちに薄鼠色に暮れていくまでの、暫くの間の微妙な色彩の推移は、この世のものとは思われなかった。」「白山について語りだせばきりがない。それほど多くのものをこの山は私に与えている」 ⛰7月から週末のマイカー規制中 シャトルバス市の瀬駐車場から別当出合い　約10分片道５００円始発5時 ⛰市の瀬の駐車場は５００台くらいの広さ。樹木が並び、木陰も涼しい。車中泊多 ⛰駐車場の前に旅館一軒、永井旅館 　コロナで日帰り入浴不可 ⛰室堂のビジターセンター、昼の提供はカップ麺のみ。宿泊者もレトルトの夕食　素泊まり6千円。 ⛰水が豊富な山、途中補給容易 ⛰別当登山口は付近にコンビニなし、宿無し。大野市から１時間半くらい ⛰最後に。やまじゅんさん、素敵な山の日おめでとう！