活動データ
タイム
05:25
距離
9.7km
のぼり
692m
くだり
692m
活動詳細
すべて見る東北百名山でもない十和田山。 今回のメインは大尽山と白神の天狗岳。 どうでもいいんだが行程的に中途半端になるのでちょっと登って午後移動にしようかと行く事にする。 夕方に十和田市。 夕食と朝食の買い出しにたまたまはいったスーパー、やまよ。 愉快なポップが多数、弁当も250円でかなりの量あるものの品揃えはイマイチ。 適当に弁当を食って、みちのく温泉に浸る。 さすがに暑い。 いざ登山口に向かう。 登山口は十和田湖の南東の交差点の辺り。 異常に遅い車、飲んでるのかな。 便所のある広めの駐車場に停める。 他に車は無し。 安いワイン半分飲んで寝る。 深夜に車が1台。 朝5時起床。 後から来た車はまだ寝てる、京都ナンバーか、丸1日かけて来たのかな。 ハンバーグ弁当食って、念のため靴カバー装着、準備して出発。 湖畔道路を少し進んで右へ進む。 ヤマップ経路は農家の辺りを通っているのだが、標識はおろか道も無い。 ヤマップでは時々ある事。 仕方なく戻り、登山口印へ行けそうな道を探すがまるで見当たらない。 民家の裏庭を通るが行き止まり。 いくらなんでも変だ。 また戻る。 さっきの農家の辺りをウロウロする。 どうも畑のあぜ道っぽい。 遠~くに柵らしき物が見える。 行ってみよう。 あぜ道を進み、横道があったので進むと朽ちた十和田山の看板が落ちていた。 橋を渡り草藪を進むと、よくある登山者カウンターと登山口の標識があった。 恐ろしい、何て恐ろしい。 登山口の案内もまともな道も無い。 V字谷のぬかるんだ登山道を登り、ひたすらの急坂が続く。 こりゃキツイ。 たらたらと汗が出る。 1時間半ほどの所で一旦休憩。 暑いので羽織りシャツは脱ぐ。 再開してすぐに尾根道に合流。 そこからがひたすらの笹藪の始まり。 坂は大した事ない。 道も明瞭だ。 しかし左右から被さってくる濃厚な笹。 昨日こっちは雨だったのかな。 重たい笹にしたたる露。 あっという間に下半身びっしょり。 一応靴甲カバーしてきて良かった。 それもつかの間。 笹の濃度は増す一方。 ストックで露を払い、折れる笹は折る。 そのため遅々として進まない。 足は濡れ続ける。 イライラが増す。 更にイライラさせるのがピンクテープ。 取り付けたのがド素人のようだ。 そもそも迷い道で経路を示すのがピンクテープの役割なのだ。 しかしここのピンテは全て目線より下に取り付けられている。 笹に隠れ登山道からしか視認できない、つまりほぼ意味がない。 これがいちいち数m間隔にある。 完全にイタズラだ。 次々と現れる意味無しピンテにイラつく。 被さってくる濡れた笹に更にイライラ。 パンツや上着まで染みてきた。 もうダメだ。 変な絶望感。 えぐれたV字谷の笹トンネルを抜け、しばらく登ると山頂に到着。 展望はガスガス。 腰掛けて一休み。 あ~あ、もうずぶ濡れだ。 脱いで絞ろうか。 いや、帰りも多分濡れそう。 一休みして下る。 もう笹は無視。 完全に濡れたからもういい。 払いながらガンガン下る。 吹っ切れると早い。 しかし、とうとう最悪の状態。 靴がブクブクいってきた。 染み過ぎて内包された水が満水となり靴下もひたひたの状態だ。 おい、ゴアテクスって何? 水が染み込み、中が乾かないやつ。 世界中のメーカーが固執する意味わかんない。 笹が落ち着いた所で一旦休憩。 靴カバー外し、スパッツ外し、靴を脱いで、靴下を脱いで、インナー五本指靴下脱いで。 靴下絞ると、ジョ~と盛大に流水。 また再装着。 登山道をガンガン下る。 やがて登山口に到着。 コンクリートの橋があり、曇ってるが日射し少々、風通しも良い。 ここでまた靴下を脱ぐ。 再度絞る。 靴の水分を吸った靴下がまたジョ~と流水。 靴はもうダメだ。 当分乾かない。 バイクなら高速を走れば水分を吹き飛ばす事ができるのだが。 あぜ道を歩き、駐車場に到着。 結局、登山者は無し。 ミズノの夏用のペラペラのズボンや上着は乾きかけている。 とりあえず着替えるのは後。 腹がへった。 食う所は十和田湖なら確実にある。 ちょっと行ってみる。 どこにしようか。 暑い中、ノロノロ走ってると駆け寄ってきたご婦人。 何ですか? ひめます定食、どう?と。 食堂のキャッチだ。 うん。 いいね。 いきましょう。 ご縁だ。 このひめますが美味しかった。 お値段それなりだけどね。 曇りとはいえ真夏の日射し、30分ほどで戻った車内は熱々。 濡れた物をダッシュボードに並べたからドアを開けたら瞬間にモワァッと。 そうだ、登山靴、ダッシュボードだ。 もう恥も外聞もない、ダッシュボードに登山靴を置くこの日の午後。 まだ連休2日目にして使い物にならなくなった染み染みの登山靴。 はたして乾くのか。 この連休最大の目的は白神山地の天狗岳。 十和田湖から弘前市を通り、西目屋のビジターセンターに行く。 昨年、秋田側の藤里駒ヶ岳や小岳に行った際にもビジターセンターで確認した。 なかりの悪路との話だったが詳しくは青森側で確認してくれとの事だった。 そんな訳で今回、根掘り葉掘り聞く。 ざっくり言うと、悪路は悪路でも路面はそんなんでもなさそうだ。 ただ完全一車線で待避無し。 ジムニー同士のすれ違いがギリギリとかで写真を見せてもらった。 タクシーやレンタカーも断る所もあるとかで、それは自分で確認してくれと。 登山口の天狗峠までのバス的なものは無し。 自分の車で自己責任。 参ったぞこりゃ。 ウチのは車高低め、軽同士でスレスレじゃ自分には無理だ。 しかもレンタカー、壊したら事だしオートマなんか運転できんし。 困ったぞ。 ぶつぶつ考えながら、道の駅西目屋をウロウロしつつ地酒を買い、モンベルで熊鈴と腕カバーを購入。 さて、どうたものか天狗岳問題。 しかも靴は濡れている。 どうなるこの夏休み。
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