活動データ
タイム
85:06
距離
106.7km
のぼり
10920m
くだり
10453m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る2020.8.1-8.8 北アルプスに7泊8日で行ってまいりました🐾 餓鬼岳から黒部ダムへと大縦走でございます(ついでに笠ヶ岳も!) 今までの山旅で最長なのは、2016年の南アルプスと2017年の北アルプス。 いずれも6日間の山旅でした🐾 今年はコロナの影響で春先から全然出歩いておらず、その反動か、 「夏休みはガッツリ歩くぞ🐾」と決めてました。 そんな気合いとは裏腹に?自粛期間中に太った体に久しぶりの山はキツかった🐷🐷🐷 1年ぶりの泊まり登山で「何が必要だったっけ?」と迷走してしまいました。 ロング計画だったこともあり、あれもこれもと要らないものをたくさんザックに詰め詰め… 山小屋泊なのに12kgになってしまいました🙃 おかげで開始早々足の裏に豆ができてしかも潰れて、岩場や下りの度に足裏に痛みがはしり全くペースがあがりません⤵️ 今までで一番きつい山旅になりました。 楽しみにしていた読売新道の景色が暴風雨で全くなく(途中視界すら危うかったぜい)、もはや苦行以外のなにものでもなかったです💨 赤牛岳への美しい稜線をもう一度歩きたいと思って計画したのでそこは残念でしたが、 歩いてみたかった餓鬼岳~燕岳の稜線や笠ヶ岳~双六小屋の稜線も歩けたし、行ってみたかった高天原温泉にも行けて大満足な一週間でした🎵🎵 ●8月1日 : 曇り 白沢登山口→餓鬼岳小屋 序盤は沢沿いの道を進みます。 この沢沿いの道はなかなかワイルドでアドベンチャー感溢れるルートです。滑りやすい道なので事故も起きたりしてるみたいです。 もう少し早出をしたかったけど、沢沿いで不明瞭だと危ないなぁと思って日が昇ってから出発しました💨 さてさて山歩きはと言うと、久しぶりの山歩きで一年ぶりの泊まり登山なこともあり、荷物が重くなってしまって思うように進みません。 途中水場があるので、冷たい水にパワーをもらってなんとか歩を進めます🐾 百曲がりから先は延々登りになり頑張りどころとなりますが、沢沿いと違って滑る心配もなく楽に歩けました。 餓鬼岳小屋は昔ながらの山小屋です。宿泊したら餓鬼のステッカーもらえました🎵 夕ごはんはちらし寿司。 お水は500ml 100円。 ●8月2日 : 晴れのちくもり 餓鬼岳小屋→唐沢岳→餓鬼岳小屋→燕山荘 この日はロング行程なので、唐沢岳でご来光見るべく2時半過ぎに小屋を出発しました。 餓鬼岳からはまず下りになります。 結構な傾斜のある道を下ったら 、そのあとはアップダウンの繰り返し。そして餓鬼のコブへ到着します。 そこからもアップダウンを繰り返し、最後ぐんと急登を登れば唐沢岳です。 唐沢岳からは北アルプスの山が(たぶん)全部見えます。険しい登山道だったけど、景色は本当に最高です✨ 30分ほど山頂で絶景をひとりじめして満足し、餓鬼岳小屋に戻りました。 餓鬼岳小屋に戻り、朝ごはんなどを食べながら45分ほど休憩して、今度は燕山荘に向けて出発しました。 勢いよく歩き始めたものの、重い荷物のせいか足の裏にマメができてしまい、下りや岩場でマメが痛むので全然前に進めません😢 東沢岳までは岩場の連続で、マメの痛みを庇いながら歩いていたためコースタイムを大幅に遅れてしまいました。 このペースじゃ燕山荘につくのは遅くなってしまうので、山小屋に電話して遅くなる旨を伝えることにしました。 こんなに思うように歩けない登山は、縦走をはじめた頃以来です。 電話を見たら家族からの着信があって、気持ちが弱くなっていたからかいい歳してお家に帰りたくなって山の中でひとりで泣きました😢 東沢岳を越えて東沢乗越から先は笹などが生い茂る荒れた道を進みます🐾 あぁ 今のわたしにはこういう道のほうが岩場より遥かに楽だ。 もくもくと歩いてなんとか稜線に出たものの、残念ながらガス。楽しみにしていた燕の美しい稜線は見れませんでした😢 結局17時50分に小屋に着き、18時半に夕ごはんをいただいてから横になりました。 荷物が重いし足にできたマメが痛いため、この状態で東鎌尾根の急登を登れるか不安になりました。いっそ明日中房温泉に下山してしまおうか… とにかく今日は疲れた。朝起きたら進むか下りるか考えよう。 そんなことを考えてたら知らない間に眠りに落ちてました。 燕山荘の夕ごはんはチーズinハンバーグに赤魚の煮付け お水は水道水が飲めた ●8月3日 : 晴れ曇り、ちょっと霧雨あり 燕山荘→ヒュッテ大槍 朝4時、みなさんが慌ただしく準備をする物音で目が覚めました。昨日の疲れもあって朝までグッスリ眠れたみたいです。 天気予報を確認すると15時くらいまでは天気が持ちそう。 さて、どうしようか。 とりあえずわたしも支度をして、御来光を見ようと外に出ました。 小屋からは昨日ガスって見えなかった燕岳の稜線がとってもきれいに見えました。 よし、先へ進もう。 4時45分出発。 この荷物と足の状態じゃ水俣乗越から先の急登にどれくらい時間がかかるかわからないので、乗越までは頑張ってはやめに歩こうと意識しました。 ヒュッテ西岳に到着する頃、パラパラ小雨が降り出しました。でも雨雲レーダー見る限り一時的ぽい。 ヒュッテ西岳でお水1L 200円で購入し、小屋のスタッフさんに励まされて先へ進みました🐾 ヒュッテ大槍には13時前に到着しました。 前日時間がかかりすぎたので今日も遅くなっちゃうかもと心配でしたが、早めに小屋に入れてほっとしました。 ヒュッテ大槍のお楽しみはなんていっても夕ごはん。 チキンのトマト煮にジェノベーゼ(バジルだったかも)のパスタ。 一番おいしかったのはお米です。思わず「なんのお米使ってるんですか?」と聞いてしまったぐらい、とにかくお米がおいしかったです。 お水は水道のお水が飲めました。 夕ごはんのあとは向かいのベッドに泊まった栃木在住のご夫婦とずっと楽しくお話させていただきました🎵ありがとうございました ●8月4日 : 晴れ曇りのち晴れ ヒュッテ大槍→槍ヶ岳→双六小屋 槍ヶ岳山頂でご来光を見るべく、3時半頃出発。 昨晩お話したご夫婦に早出をすると伝えていたのですが、がわざわざ起きて外までお見送りしてくれました😢✨ ここまで体がしんどくて後ろ向きなことばかり考えていた山旅だったから、すごく励まされたし嬉しかったな。 槍ヶ岳山頂では今回も無事ご来光を拝めました☀️☀️☀️ 今日も360度大絶景。ありがたや。 槍から下りて小屋前で朝ごはんをとった後、憧れだった西鎌尾根へ向けて出発しました。 小屋からは最初はガレ場を下ります。 結構急な道を下ったので、逆からクル人は最後にこの登りがキツイだろうなって思いました。 千丈乗越、左俣乗越、硫黄乗越と軽いアップダウンの繰り返しを順調に進みました。 この間ガスってどこを歩いてるのかわからない時間も多かったのですが、時折ガスが晴れて山並みが見え、その度アルプスの雄大さに「わぁぁ」とため息が出ました。 樅沢岳への登りに差し掛かる頃にはまわりの景色がクリアに見えるようになり、槍から歩いてきた道がくっきり見えて、その美しさに感動しました。 樅沢岳山頂からは裏銀座の景色が広がります。 表銀座の白浜や岩壁なイメージとは異なり、裏銀座は深い緑の重厚感のあるエリアです。 裏銀座周辺は2年前に歩いていたエリアでしたが、同じ北アルプスなのに表と裏でこうも違った顔を見せてくるのかと、改めて感動しました。 双六小屋には10時過ぎに到着しました。 時間も早いし天気も良かったので、双六岳と三俣蓮華岳を歩きに行こうかなとも思ったのですが、小屋に入って荷物の整理をしていたら眠くなつてしまい… 睡魔に勝てずにこの日の行動はこれで終了となりました。 夕ごはんは揚げたての天ぷらに素麺。素麺つるんとおいしかった🎵 お水は水道のお水が飲めました。 ●8月5日 : 晴れのちくもり 双六小屋→笠ヶ岳→双六小屋 笠ヶ岳は5年前に笠新道をピストンして登ったことがあります。 その時に笠新道の分岐から双六へと続く尾根を見て、いつか歩いてみたいなと思っていました。 山旅計画を立てている時に、「せっかく双六小屋を通るなら笠ヶ岳まで歩こうかな」と思い、笠ヶ岳も計画に組み込むことにしました。 計画当初は笠ヶ岳に登ったあとはクリヤ谷の方へ抜けたいなと思っていました。 だけどクリヤ谷から下山して山旅を終了するのはなんだか寂しいし、かといって新穂高からまた1日かけて双六小屋まで戻ってくるのも大変&日数の関係上厳しいので、双六小屋↔️笠ヶ岳のピストンにしました。 さてさてその笠ヶ岳ですが、今年は笠ヶ岳山荘がやってないので当然登山道は整備されていません。 双六小屋に予約メールを入れた時に翌日笠ヶ岳ピストンする旨を書いたら、 「草刈りなども行われていないし、往復でかなり時間がかかるから計画の見直しをしてはどうか」 との返信がきました。 わたしは、 ・笠ヶ岳は笠新道で登ったことがある ・笠ヶ岳分岐~双六小屋(弓折分岐)を歩いたことがなく歩いてみたいので、時間を見て無理そうなら笠ヶ岳まで行かずに笠ヶ岳分岐で引き返す と返信しました。 しっかり調べてるので、気をつけて行ってらっしゃいとのお返事をもらったので、晴れて笠ヶ岳ピストンを計画に組み込みました👏 昨日小屋に着いた時、何の気なしに「笠ヶ岳のほうって熊出ますかね?」て聞いたら、「出るかもね。この小屋周辺まで熊くるから」と小屋番さんに言われました。 えぇぇ!熊ってこんなとこにまでくるの?🐻🐻🐻 小屋番さん曰く、「何しろ今シーズンはまだ笠ヶ岳方面から来る人がいないから情報がない」とのこと。 草刈りや整備がされてなくて道が荒れてるのは全然いいけど、熊は怖い。。 遭遇したらどうしよう。 死んだふりはダメなんだっけ?静かに後退りすれば大丈夫かな? そんなことを考えて熊に怯えていたら、眠れぬ夜を過ごすことになりました。 日付は変わって笠ヶ岳アタック当日。 本当なら朝3時頃出発して弓折岳辺りでご来光と考えていたのですが、熊が怖いので出発を4時前に遅らせました。 結果的に弓折岳辺りに着いた頃に日の出の時間になりました☀️ 弓折岳からは槍穂の雄姿がきれいに見えました🗻 蝶ヶ岳から見た迫力ある槍穂もかっこいいけど、裏から見た姿は美しくて惚れ直しました💕 弓折岳から先は道が荒れてるだろうと想定し、レインパンツをはいて歩くことにしました。 これが正解で、草刈りなど行われていないのでジャングルみたいになった道の中進んだので、レインパンツをはいてなかったらびしょ濡れだったと思います。 さて笠ヶ岳までの道ですが、以前笠ヶ岳分岐から双六小屋のほうを見た時に、すごく気持ちの良さそうな尾根だなぁと思った記憶があったので、今日は景色の良いなだらかな稜線歩きを楽しめると思っていました。 だけど実際にはアップダウンの繰り返し。それも軽いアップダウンではなく、大登りが何度かありました。 まず大ノマ乗越から大ノマ岳までガッツリ登ります。 登りも辛いし、ジリジリと照りつける太陽もキツくてかなりバテてしまいました🙃 さらにその先は秩父平まで下りになるのですが、下るということはその後登るということで… 嫌な予感しかしなくて、地味に精神力が奪われていきます。 秩父平はお花がいっぱい咲いていて、つかの間の心の休息ができました。 しかし先へ進むには急斜面のガレ場を登らなくちゃ行けません。 つらい。暑い。 毎度のことですが、弱音しか出てこないよ😢 なんとか稜線まで上がったら、ここから笠ヶ岳山荘まではなだらかな登りになります。 まるでヴィクトリーロードのような、景色最高の道を小屋まで進みました🐾 笠ヶ岳山荘から笠ヶ岳はすぐそこに見えているのですが、ここもわりと急な登りです。 双六小屋からの長距離&アップダウンにたえてきた身体に、この最後の登りはこれでもかと言う程かなり堪えました😢 それでもどうにか笠ヶ岳山頂に到着。 5年ぶりの笠ヶ岳だ、わーい🎵 とよろこんだのもつかの間、山頂に着いたころには槍が雲で隠れてしまって、楽しみにしていた山頂からの景色は半減してしまいました。 道中槍穂はたくさん見れたけど、やっぱり山頂からも見たかったな。 先に到着していた方の話だと15分くらい前までは見えていたとのことだったので、やっぱり熊に怯えずに3時頃に出発すればよかったなって少し後悔しました。 帰りは来た道をひたすら小屋まで引き返します。 と言うことはまたまたアップダウンが待ち構えているのです。 しかも笠ヶ岳という目的があった行きとは異なり、目的もなく、景色もなく、ただただ小屋を目指して歩くのはしんどかったです。 この日の夕ごはんは連泊者用のしょうが焼きに、またまたそうめんがついていました。 ナスとピーマンの素揚げみたいなのがおいしかったです。 ●8月6日 : 快晴 双六小屋→双六岳→三俣蓮華岳→鷲羽岳→祖父岳→雲ノ平→高天ヶ原峠→高天原山荘 この日は楽しみにしていた高天原温泉に行く日です♨️ 温泉までは最短ルートをとろうかと思ったけど、せっかく北アルプスの奥深いところまで来たのだからと見所満載のルートを歩くことにしました🐾 まだ暗い中小屋を出発して双六岳へ。ここで御来光を見ようかなと思いましたが、待たずに三俣蓮華岳に向かいました。 三俣蓮華は、長野、岐阜、富山の3県をまたいでいるらしい。 お次は鷲羽岳を目指します。 三俣蓮華から三俣山荘へは、急な下りで少し危険な場所もあるので気をつけましょう⚠️ 三俣山荘はこのエリアで大人気の雲の平小屋と同じ三俣グループの山小屋です。 2年前に裏銀座をぐるぐる歩いた時に、どの山小屋泊まろうかなって悩んで結局2つとも外したので、いつか機会があったら泊まってみたいなと思います。 ここではお水を補給させてもらいました。 そしてその三俣山荘からどーんと間近に見えるのが鷲羽岳。 この山、本当にかっこいいよ💕 大きな山だから登るのも大変だけど、苦労して登った先には山頂から最高の景色のごほうびが待ってます✨✨ 鷲羽岳の下にある鷲羽池辺りから、今は廃ルートになってる伊藤新道で湯俣まで繋がってるみたいです。 いつか復活したら歩いてみたいな🐾 鷲羽岳からは今回は水晶岳ではなく雲の平の方に向かいます。 その途中で、前回登った時に山頂からの景色に感動した祖父岳にもまた登れました✨ この山もいい山。というか、裏銀座の山はどこからでも景色が最高で贅沢すぎる🎵 雲ノ平の手前で高天原山荘方面へと右に折れました。 途中、ゴーロ帯で転んでしまい、岩にひざと肩と臀部を強打してしまいました😢 (実は最終日にも滑って同じ場所を強打していて、下山して一週間以上たった今も痛みがひどいです) おしりと足の痛みに耐えながら、樹林帯の下りを抜けるとようやく高天原山荘に到着です。 荷物を整理したらまずは温泉へ♨️と思ったけど、この日は1日快晴で陽射しが強かったので、もう少し陽射しが落ち着いた頃に温泉に入ることにしました。 時間があったので小屋番さんと色々お話させていただきました。 とても親切な方で、地図見ながら次の日歩く温泉沢のルートのことを詳しく教えてくれたり、山の話などたくさんしてくれました。 高天原山荘は通常定員70人のところ、今年はコロナで16人までにしていてかなり快適に過ごせました。 夕ごはんはチーズハムカツにかきあげにお蕎麦。 実はわたしハムカツを食べるのは人生初。なんとなく食わず嫌いだったのけどめちゃめちゃおいしくて感動しました。 お水は水道のお水が飲めました。 ●8月7日 : 曇り→暴風雨→雨 高天原温泉→温泉沢経由で温泉沢ノ頭→赤沢岳→奥黒部ヒュッテ この日は天気が崩れる予報です。 よりによって赤牛岳の稜線を歩く日に雨予報とな😢 事前情報では温泉沢の水量が多いので、渡渉の時に靴は濡れると言われていました。 予想通り?沢の水量は多く、勢いもあったため、登山靴を濡らしたくないから靴は脱いで渡ることにしました。 渡渉の回数もそれなりにあったので(10回くらい?)、そのたび登山靴を脱いでいたから随分と時間をロスしてしまいました。 (結局そのあと雨が降り出し暴風雨となって、靴の中までびちょびちょになりました。こんなことならじゃぶじゃぶ渡渉すればよかったかも😢) 渡渉も終わり、凅沢となると、ロープが張られているところに行き着きます。 ここで左の樹林帯へルートを進めます。 樹林帯は最初はめちゃめちゃ急です。滑るので気をつけて。 最初の急登をがんばれば、あとは普通の登りになります。 温泉沢の頭までは樹林帯→ハイマツ帯→砂利帯→岩稜帯となるのですが、ハイマツ帯に出た頃に雨がポツポツ降ってきました。 レインパンツをはいてるからとそのまま歩いてしまいましたが、その後雨風がひどくなってずぶ濡れになりってしまいました😢 結局温泉沢の頭の稜線に上がる直前に雨具の上着を着ましたが、時既に遅し。 びちょびちょな服の上に雨具を着たから気持ち悪いし、稜線に出たら風で身体は冷えきってしまうし散々でした。 さてさて温泉沢の頭からは暴風雨なので視界も悪く、ルートロスしないように慎重に歩きました🐾 楽しみにしていた赤牛岳にたどり着くも視界0でございます。…2年前もガスってたな😵 赤牛岳からは下りになりますが、今回足の痛みで苦戦していた岩稜帯の下りだったので、なかなか思うように進みませんでした。 その後樹林帯へ入りますが、この頃になると雨は止んでくれました。 この樹林帯もかなり急&太い木の根がいっぱいあるので、滑ったり転んだりしないように気をつけて歩きました。 長かった樹林も大分下って、この日お世話になる奥黒部ヒュッテまであとちょっとのところで来て、またまたどしゃ降りの雨が降り始めました。 もう小屋は直ぐだし、どうせもう濡れてるし、脱いだレインウェアまた着る面倒くさいしとそのまま歩き続け、どぶねずみのようになりながらボロボロな状態で奥黒部ヒュッテに到着しました。 奥黒部ヒュッテにはお風呂がありました。 決してきれいなお風呂ではなかったけど、全身びしょ濡れだったので、身体を温められて本当にありがたかったです。 夕ごはんは豚肉炒めみたいなやつと、おでんと、小鉢が2品。 釣りに来ていたお客さんが釣った魚をお刺身にしてみんなに振る舞ってくれました。 お水は水道のお水が飲めました。 夕ごはん後はみんなで楽しく山話で盛り上がりました。 香川から来ていた健脚夫婦の旦那さんがものすごい山行をする方で、話を聞いてるだけでわくわくしちゃいました🎵 奥さんはすごくかわいらしい方で、暴風雨の中やっとこたどり着いた小屋で天使に会った気分でした👼 ●8月8日 : 曇り 奥黒部ヒュッテ→平ノ渡場→平ノ小屋→黒部ダム やっと最終日です。今日で山生活が終わると思うと、名残惜しいようなはやく帰りたいような… 今日は渡し船に乗って対岸へと渡って黒部ダムに向かいます🚢 奥黒部ヒュッテから船乗り場までは約2時間。始発の船に乗りたかったので4時頃小屋を出発することにしました。 ※6時20分を逃すと10時過ぎまで船はないため要注意! 途中でストック片方を崖に落としてしまい、その救出に時間をとられてしまいました。 かなり危ない場所に落としてしまったので諦めようかとも思ったけど、ソロをはじめた時からずっと一緒に歩いてきた相棒のようなストックだから一生懸命救出しました。 途中トラブルはあったもののなんとか船には間に合って、びゅーんと対岸まで連れて行ってもらいました🚢 船を下りてからは、行きも帰りもコースタイムが同じだったので「水平道なのかな?」と期待していたのに…意外と(ていうかかなり)アップダウンがありました。 丸太の階段100段登らされるなんて聞いてないよ😢 しかも標高低いので暑い暑い。 ああ、疲れた疲れた お腹減った 下山したらアイス食べたいなー 必死に足を前に出し、11時前に黒部ダム駅へゴール。 やっと終わったーー!!! 帰りに薬師の湯に立ち寄り、8日分の汗を流しました。 両足傷とアザだらけ。腰はウエストベルトが擦れて傷になっていました。 心配していたおしりは青アザにはなっていなくて一安心です。 帰りに寄ったコンビニでは山に無いものがたくさん溢れていて、何を買っていいか戸惑って結局お茶しか買えませんでした💧(アイスどうした?) 山籠りもほどほどにして社会復帰しなくては。 おしまい
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