初めての木曽駒ヶ岳&初めてのテン泊

2020.08.03(月) 2 DAYS

チェックポイント

DAY 1
合計時間
10 時間 30
休憩時間
4 時間 9
距離
8.0 km
のぼり / くだり
831 / 610 m
DAY 2
合計時間
8 時間 49
休憩時間
1 時間 31
距離
11.2 km
のぼり / くだり
506 / 2179 m
2
40
43
1 13
10
34
1 8
6

活動詳細

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木曽駒 テン泊1泊2日。 メンバーは、娘とR君と自分の3人。 初日、午前2時半に家を出る予定が、10分遅れる、R君に遅れること伝えるが、伝えた時間を更に5分ほど遅れて待ち合わせ場所についた.........。ごめんなさい。 R君とは初対面、互いに緊張しながら挨拶を交わす。 2日間よろしくね。 高速に乗り名神を進む、岐阜あたりから睡魔が、睡眠が足りなかったようだ。伊那SAからR君に運転をお願いし、睡眠を取らせてもらう。 うつらうつらと寝て、駒ヶ根インターを降りたあたりで目覚めた。そこから数分で目的地である菅の台バスセンターに到着。 朝7時半の時点で駐車場内は半分くらい。山に行く人達が準備しているのが散見される。 トイレをすませ、バスのチケット売り場へ。人が少なくて、すぐに順番が回ってくる。バスとロープウェイがセットになった片道切符を購入。 バスはコロナ拡大防止対策で乗れる人数は少なめ。最初にやってきたバスには乗れなかったが、臨時便が出ており、2台目のバスに乗車。いざ、しらび平へ。 ザックを膝に載せ、駒ヶ岳にまつわる観光案内を聞きながら、川や山の景色を堪能してると、後ろの席の方が 「すみません」 ん?と振り返ると 「財布、落ちてましたよ」 と財布を差し出しされた。 紛れもなく自分の財布だ。 「すみません、ありがとうございます😅」 とお礼を言い、財布を受け取った。 何故、落ちた? とポケットに手をやる。ファスナーは全開だ。落ちた財布は、シートの隙間から後ろ方の足元に落ちたのだろう。 軽率な自分に反省しきり。財布を無くしてたら登山どころではなかった。親切な後ろの方に深く感謝。 そんなこんなで、30分ほどでしらび平に到着。 バスを降り駅の中に進むと、すでにロープウェイが待機している。促されるまま足早に乗り込む、バス1台分の人が乗ると、中はまぁまぁな密。 約7分の空中散歩、想像よりも早いスピードで高度を上げていくことに感心。いくつかの滝を過ぎ、中間地点あたりでアナウンスが流れる。「まもなく右側で、下に向かうゴンドラとすれ違います。」 是非、見ようとその時を待ち構えていると、一瞬で横を過ぎて行った。 スピード感にびっくりしていると、進む速度の解説が流れる。時速25キロらしい。 千畳敷駅内はカフェと売店それと飲食スペースがある。コーヒーを飲もうかと思ったがやめておいた。ここで朝食を済ませる方がちらほら。登山届も提出できる。 提出は娘に任せ、売店でお土産を物色。山Tが売られている。が、いまいちそそられない。隣のコーナーにモンベルとのコラボ山T.........、迷ったが購入。お会計3000円なり、山Tは高いのである。 登山届を済ませ、いよいよ千畳敷へ。ガスで宝剣岳は見えない。 駒ヶ岳神社を写真に収め、うろついていると、ガスがはれ千畳敷が姿を現しはじめた。チャンスとばかりに撮影。全体は見れなかったが、また晴れ間がでたりするのでは?という期待感がもてた。 さて、登山開始。まずは乗越浄土を目指す。なだらかな上りから、だんだん勾配がきつくなる。ガスもきつくなる。 「最初がしんどいよ!」とアドバイスをもらっていたので問題なし。が、近くしか見えないのが残念だ。娘は初のテント歩荷にしんどそうにしている。R君は平地を歩くが如く登っている。 疲れ具合はそれぞれだが乗越浄土に到着、ガスで景色はない。ここで各々朝飯を喰らう。自分はコーヒーとサンドウィッチ。 ガスまみれについて、R君に質問すると 「今すぐ下山して、別の山に行きたいぐらい」 と回答があった。 そうは言っても、今さら別の山に行くことも出来ない。 朝飯を終え、伊那前岳へ向かう。 この時、2人は躊躇なくザックを置いて進もうとする。 「(荷物)大丈夫なん?」と質問すると 「大事な物は持ってるから」との答え 自分は抵抗があったので担いでいくことにし、3人で歩き始める。 2人と違い明らかに遅い自分。 娘に「デポったら?」と登山道の脇を勧められる。 不安な気持ちもあったが、ザックを置いて貴重品だけもって進む。 先頭はR君。手を後ろに組んで、ゆったり歩いているように見えるが、もの凄く速い。普通に歩いているとどんどん離されるので、時折小走りで追いかける。 おかげで伊那前岳まであっという間についた。眺望はないので山頂の看板を画像に収め来た道を戻る。ザックを回収し宝剣山荘へ。 乗越浄土を過ぎると宝剣山荘が見えてくる。山荘前はテーブルでくつろいでる団体で賑わっていたが、山荘の中は空いている。 木曽駒グッズを物色するが、何も購入せず。壁に掛けられたレンタル用の白ヘルメットを手にし、レンタルを申し込むと 店員さん 「えーと、いくらだったっけ?」 とおっしゃった。 「後払いで良いので先に山に行ってきてください」 とのことです。 返却時に高額な値段を言われたらどうしようと、ありえなさそうなことを話題にしながら宝剣岳へ向かう。 ガスに包まれているが、荒々しい岩山のようである。進むにつれて手を使わないと登れなくなり、鎖も登場する。ワクワクしながら進むと、先行者が屯している場所に着いた。どうやらここが山頂のようだ。お手軽なピークハントであった。 ピークの中に一際高い岩がある。高さに恐怖がない人達は、登らずには居られないようで、娘もR君もよじ登ってポーズを取っていた。自分も登っておいた笑笑 宝剣岳は岩だらけで至る所が撮影スポットになる。 娘たちは恐怖心のネジが足りない人種のようで、普通の人が恐怖でいかないような場所に行く傾向にある。 見てるこっちがハラハラするのでやめて欲しい。落ちたら多分死ぬ。 1時間ほど岩場を堪能し、お腹も空いてきたので山荘に戻ろうと声をかけ、先に戻るべく岩場をつたっていると、ガスが少しづつ晴れてきているように感じる。 徐々に岩場が見えてくる。 その流れは段々と顕著になり、どんどん視界がクリアになっていく。 これは絶景 後方で山頂を取っていたおじさんと感動を分かち合う。 娘やR君とも分かち合う。 いつまでも見ていられる。 これが人々を魅了するアルプスなんだな。 山頂にもどり、1時間ほど景色を堪能した。 本当にお腹がすいてきたので、山荘に戻りヘルメットを返却。 店員さんは交代していたが、引き継ぎされていた様でスムーズに支払いができた。 気になるレンタル料金は800円だった。借りなくても登れたなという思いもある。が、安全のために被った方が良いのは間違いない。 昼食はテント設営後にしようということになり、本日の宿泊場所である山頂山荘のテン場へと向かうため、まずは中岳へのぼる。 再びガスが立ち込めたが、時折クリアになる。アルプスの山々を眺めながら歩いていく。楽しい、嬉しい、最高である。 中岳の頂上から見下ろすと色とりどりのテントが見える。数は20張りほどか。 山荘でテン泊の手続きをし、設営場所を選定する。 娘となれない手つきでテントを設営、そんなに難しくはない。あとはペグとロープで固定だが、トラッカーズヒッチのやり方が分からず、Google先生に教えを乞う。 テントを張り終え、いよいよ昼飯。各々好きなものを喰らう。 自分はレトルトのさんまの生姜煮とおにぎり。 少し物足りない気もするが我慢。 残りの日程、食料足りるのかな?と不安がよぎる。 昼食後はテントの中でお昼寝。 娘は隣のテントのちびっ子とシャボン玉を飛ばしてたようだ。 夕方近くになり娘に起こされて、駒ヶ岳の山頂を取りに行った。予定表では散策の時間だ。 ガスは晴れており、後ろを振り返りつつ登る。これぞアルプスな風景を存分に楽しむ。 山頂は貸切だった。 ここにも絶景が広がる。 朝訪れた伊那前岳や中岳、反対側には木曽前岳、青空と白い雲、遠くの山々。 全てがアルプスの構成要素。 目の前に見える木曽前岳。 なんとなく行くことなった。 遠いよね。 もうそんなに歩きたくないのに。 だが、着いた先には、絶景が待っていた。 牙岩、麦草岳方面の眺望は壮大で幻想的。 娘「ふぁーーーーー」 を連発していた笑笑 遠くに御嶽山が雲からつきでている。存在感が凄い。 360度どこを見ても絶景 至福なり。 十分に夕方の景色を堪能し来た道を戻る。 テン場近くまで戻った頃には一番星が出ていた。 さぁ夕食タイムである。 自分の晩飯は、キーマカレーである。(サトウのごはん的なやつとレトルト) ご飯はレンジだと2分だが、ボイルだと時間がかかる。 クッカーよりご飯のパックが大きく半分近くはみ出している。上下入れ替えながら温めるため、余計に時間がかかるのだ。 星空を眺めつつご飯の予定だが、思ったより星は見えない。しかも寒い、めちゃくちゃ寒いのである。 寒さに負けて、ご飯のボイルを途中で打ち切り、フィルムを剥がしてカレーをかける。 1口目、米が仕上がってない、芯が残ってる。食べれないほどでは無い。米よカレーの熱で仕上がってくれと念じ食べ進めるが、最後まで芯は残っていた。 しかも食べ足りない、自分の食欲を侮っていた。 娘が晩飯のスープパスタをお裾分けしてくれた 「ウインナー以外なら食べていいで」 有難く頂戴した。薄味でうましら。 食事が終わり寝袋に入りボケっとしてると、明日の荷物を減らしたい娘が 「チーズフォンデュ作ったら食べる?」と聞いてきた。 「喜んで」 熱々のチーズうましら。 胃袋を満たされ、これにて就寝。 だが、朝までぐっすりとはいかない。何度も目が覚める。 足先が寒い。 背中が寒い。 背中の寒さはエアマットの空気不足が原因だ。荷重で空気が逃げ背中の一部が地面についてる。 意を決して寝袋から出、エアマットにエア注入。ガサゴソしてると娘を起こしてしまった。 これが功を奏したのか、寒さも和らぎ眠れた。 ご来光の時間になったが、寒くて起きたくない。 が、ちょっとは見たい。 寝袋から這い出し、それっぽい画像を収め寝袋に戻り睡眠を貪った。 もっと寝たかったが、起きる時間が来てしまった。山の朝は早いのである。 朝食はテントの中で。 自分はカロリーメイトとコーヒー。 残った食料は、カップ麺と鯖の煮物のレトルト。カップ麺は昼用、鯖の気分では無かった。 食事を終え、荷物をザックに詰めて、テントを撤収。 テン場をあとにし、中岳のバリエーションルートで宝剣岳へむかう。雷鳥を探しながら進むが出会えなかった。 宝剣山荘の脇をぬけ、宝剣岳の頂上へ。 天気がよく遠くまで見渡せる。 頂上で居合わせたパーティが指をさしながら山の名前を言っていくのを横で聴きながら眺める。 解説ありがたい。 富士山、槍ヶ岳、空木岳、御嶽山など名だたる山々である。 山頂からの景色を存分に堪能し、昨日挑戦していない島田娘方面へと足を進める。 アスレチックのような感じで楽しみながら宝剣岳をクリア。慎重に挑む分には危険はないと思われる。 三沢岳への分岐を過ぎ、ほどなくすると島田娘である。 立ち止まらず濁沢大峰へ向かう。 稜線はどこまでも続いているかのようで、いつも富士山が見えている。 これは贅沢。 遥か先に桧尾岳避難小屋が見えてきた。 道のりは遠い。 何度か小休憩をはさみ、桧尾岳の上り口にたどり着いた。 濁沢大峰を下ってきたので、その分上りが大変である。 我慢強く上り続け、頂上に到着。 頂上で居合わせた方にお願いし、3人で並んでるところを撮ってもらった。お礼とお別れの言葉を交わし、避難小屋へと進む。 いよいよ山行最後の食事である。 自分はカップヌードルを喰らった。 BIGサイズ多すぎた、普通で十分。 小屋の中に入ってみたが、特筆することはなかった。 さぁ下山である。桧尾橋のバス停まで降りるのだがCTが3時間45分ある。 まずは赤沢の頭を目指す。 下りが延々と続くのだが、段差が大きく険しいため降りにくい。 下りばかりのせいか、膝の調子もよろしくなくスピードダウン。 R君は相変わらずゆったり歩いているようで早い。遅れると待ってくれるのだが、追いつきそうになると進むのでまったく追いつけなかった。 娘は樹林帯の方が性に合うらしく、比較的楽しそうに下っている。 赤沢の頭を越えると、延々と続く緩いつづら折りの小道になった。小走りで駆け下りた。この区間はコースタイムの半分ほどしかかからなかった。 登山口に着いた時、目的のバスが目の前にやってきた。娘は手を上げて止めようとしたがタクシーでは無いので止まらない。バスは30分に1本なので、停めたい気持ちも分からなくもない。 次のバスに乗るべくバス停へ向かうと、川の堰が目の前にあり滝のように流れている。 ぼんやり眺めていると、またバスがやってきた。 ? バス停の時刻表にはない臨時便のようである、ありがたい。 バスに揺られ菅の台に戻ってきた。 文明の利器の力よ。 車に乗り込み帰還した実感がわく。充実の2日間。 楽しかったなぁ。 しんどかったなぁ。 下山後はアイスと温泉とソースカツ丼を堪能。 またいつか木曽駒を訪れたい。

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