硫黄岳山荘までお送りしてるときです 戻る 次へ

天狗岳・硫黄岳 ※はぐれ遭難なりかけを救助の写真

2020.08.01(土) 15:35

硫黄岳山荘までお送りしてるときです

この写真を含む活動日記

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14:17

18.5 km

1683 m

天狗岳・硫黄岳 ※はぐれ遭難なりかけを救助

八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) (山梨, 長野)

2020.08.01(土) 2 DAYS

テント泊デビューの友人を連れ八ヶ岳へ 初めてのテント泊デビューということもあって王道ルートを選択しました。 初日はオーレン小屋にテントを張り、その後夏沢峠を経由して硫黄岳までピストン が、しかしここではぐれ遭難なりかけのおば様とオーレン小屋で遭遇 少しルートを変更し硫黄岳山荘まで行きました💦 ※詳細は後述 2日目は夏沢峠でご来光を見た後、根石岳~天狗岳と縦走 この日は天気が良く、青空の下稜線歩きを楽しめました。 ※ここからはぐれ遭難なりかけ救助経緯※ オーレン小屋から硫黄岳へ出発するときに他の登山客に何やら聞いているおば様発見 話を聞くと、元々夏沢峠~硫黄岳~赤岳と進む予定だったが、 メンバーとはぐれ、かつメンバーは間違った道(赤岩の頭経由)を行き、連絡もとれないという状況 この時すでに13:00過ぎ・・・ペースからも考えて赤岳は難しいでしょう 取り敢えず他の登山客の人とも会話し、 どのルートでも硫黄岳で合流するので他のメンバーが行った道を進み硫黄岳行くのがいいという結論 ということでおば様は赤岩の頭軽油で硫黄岳へ向かい、自分は計画してた夏沢峠経由で硫黄岳へ ・・・でしたがどうしてもおば様が気になったので後を追う方向で出発 追いつくとおばさまは何とか連絡しようと立ち止まっており焦っている様子 同行しますとお話しし、まずは一緒に硫黄岳へ向かうことに しかしなかなかペースが上がらず、焦っているのか何とか連絡を取ろうと立ち止まったりでなかなか進みません 取り敢えずこのままだと本当にダメだと思いおば様の荷物を持つことに・・・と思ったらめちゃ重!笑 小屋泊なのに何が入ったらこんな重くなるんだ?? 取り敢えず発破をかけて歩き赤岩の頭まで到達 ここでようやく連絡がとれて硫黄岳山荘集合でと会話できました。 さらに赤岳は無理だから硫黄岳で泊まるようにも説得 おば様も理解してくれた・・・助かりました・・・汗 その後どうなるか分からなかったので硫黄岳山荘まで送ってお別れ(経緯をお話ししたら無事泊まれたようです) この時点で16:00、私が考える夏の登山のタイムリミットギリギリ 助けると決めた時にこうなることは予想はしてたので、万が一に備えスマートウォッチのナビ起動 ダッシュで下り17:00にオーレン小屋無事着、(ミイラ取りがミイラにならずに済みました笑) というように今回は遭難パターンに陥りそうな現場に遭遇しました。 以下に自分のメモ用に良くなかった点を記載します。 ・メンバーとはぐれる(自分が遅いからほかのメンバーを先にいかせたようです) ・道を間違える(紙地図なし、スマホのYAMAPのみ、さらにすでにモバイルバッテリーを使われておりました) ・自分のペース分からずタイムマネジメントが不十分(実測したところコースタイムの約2倍かかってました) ・暗くなる時間まで歩こうとしている(はじめお話ししたときは18:00まで歩こうとしていました。それは入念な準備、天候、体調をそろえる必要があると思います、そもそも小屋にその時間に着いたら小屋番さんからの⚡️は必至) ・お昼も食べず行動食も食べていない(それはバてるわけだ…自分達のをあげました) ・ザック重すぎる(嗜好品が多く入っていたようです。持って行くのはいいですが小分けにするなどの努力も…) 今回色々ありましたが取り敢えず助かって良かったです。 結果としては大ごとにも至らず、無事山荘に泊まることもできましたが、 正直誰も助けなかったら赤岩の頭までで16:00は確実に越え、そこから赤岳まで行こうと思うと… オーレン小屋にいた方や道中の伝言をしてくれた方など他の登山客の人が助けてくれたので何とかなりました。 おば様には今回のことから次回以降の登山計画の参考にしてほしいですし、 自分にとっても今回のことから基礎が大事だなということをしっかり認識できました。 YAMAPも使われているようでしたのでここまで書くのはどうかとも思いましたが、 自戒も含め、皆さんの目に触れたほうがより安全な山行ができるだろうと思い書かせていただきました。