黒川鶏冠山から丸川峠(落合→裂石)

2020.08.02(日) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
5 時間 46
休憩時間
22
距離
15.7 km
のぼり / くだり
1100 / 1389 m

活動詳細

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8:30塩山駅発、9:30落合着のバスを利用。 ほとんどの人は大菩薩登山口で下車し、柳沢峠で一組下り、 落合で下りたのは自分ひとりだった。 大菩薩ラインは、ずいぶん金のかかってそうな道路だった。 バイク以外ほとんど走っていないけど。 来た車道を少し戻って登山口に入る。 苔むした沢で始まり嬉しくなる。 後で見る景色はもっとすごかったが。 しばらくはシカ柵で両側を挟まれている。 ハンノキ尾根といいながら、尾根は通らずずっとトラバースだ。 柳沢峠からだいぶバスで下った分を登り返さないといけないが、 あまり勾配を感じない。 昔の峠道なのだろう。倒木や折れ枝が多いがとても歩きやすい。 ミズナラ(たぶん)中心の自然林で気持ち良い。 柳沢峠からの道と合流すると少し人を見かけるようになった。 鶏冠山の直下だけ全く様子が違って、木の根の這う岩場になる。 見晴しのあるピークに立っても景色は真っ白だった。 鶏冠山頂はそこではなく、奥に少し下ったところに見える岩らしい。 近づくと岩は濡れていて、よじ登るのは危なそうなのであきらめることにした。 (YAMAPでは登頂とみなされたが。) 帰ってからネットで他の人の軌跡を見たところ その岩を巻いて反対側から登るような感じだった。 先に調べておけばよかった。 その後、だいぶ離れたところにある寂しい三角点に立ち寄り、 さらに先の見晴らし台で短い昼食をとった。 奥秩父主脈を望めると聞いていたが、やはりガスっていて 少し晴れても近くの山しか見えなかった。 そのかわりとても涼しい。ちょっと寒いくらい。 三角点のところまで戻って、来た道とは尾根の反対側を 通って横手山峠に向かう。 こちらは南側のせいかあまり苔は多くない。 さらに進んで六本木峠で柳沢峠への道と分かれる。 こちらへ向かう人は少なそうで、踏み跡が薄くなる。 とはいえ道がわかりにくいことはない。 ブナなどの高木の間に広い空間。極相林っぽい。 伊豆の八丁池あたりに似ているなと思った。 そしてブドウ沢峠あたりから景色が一変する。 すごい苔の量だ。 1706mの無名ピークの東側が一面ゴロゴロした岩で覆われ それらがみな苔むしていて圧巻だった。 苔の種類もそれまで多かったモリゾーみたいなやつとは違っていた。 平らな石畳のようなところも造ってあり素敵だった。 梅雨の終わりの最も潤いに満ちた季節に来れたのは幸運だ。 リスも見かけた。 そのあとも涸れ沢で随所に苔は見れたが、天庭峠で一段落する。 写真を撮ってなかなか足が進まなかったので少しペースをあげると ほどなく丸川峠についた。ほんのわずかの草原地。 期待はしていなかったが富士山は望めず。 その後はやや足場の悪い下りだが、 1月に雪が融けてどろどろなところを冬靴で下ったときに比べれば楽勝だ。 沢に出て顔を洗い、車道を大菩薩の湯まで歩いた。 今日は本当に良い道に出会えた。梅雨時の定番にしたい。 大菩薩峠を訪れる人のうち、丸川峠を通る人はわずかだが、 六本木峠へつなぐ人はさらに少ないだろう。 初めて大菩薩峠に登ったとき、間違って小屋平でバスを降り、 意図せず、まず石丸峠に出た。 地図も持たない不用意さのおかげで 狼平と熊沢山という素晴らしいスポットに偶然出会えた。 どうもこの山域とは相性がいいらしい。 牛ノ寝通りや小金沢山稜などぜひ今秋に訪れたい。 クマが多いらしいのが心配だけれど。

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