活動データ
タイム
09:16
距離
14.2km
のぼり
1247m
くだり
1247m
チェックポイント
活動詳細
すべて見るそれはひとつの出会いが始まりでした。 ブナ山シリーズで訪れた恐羅漢山の裏、台所原の森の中。 無造作に置かれた、行き先が刻まれた木の原木。 刻まれた行き先は「カメイ谷」。 お世辞にも達筆とは言いづらいかもしれませんが(ごめんなさい)、何故か不思議に惹かれるものがあり、カメイ谷?...どんな所だろう...?と気になる存在になりました。 大袈裟ですが、思えばその時からここを訪れることが決まっていたのかもしれません。 カメイ谷。正しくは亀井谷は恐羅漢山の裏側、秘境と言われる台所原のさらに奥、西中国山地最高峰から湧き出る亀井谷川が流れる谷であり、恐羅漢山に繋がる登山道も存在します。 その道は隣り合う、もうひとつの谷であるジョシ谷と呼ばれる谷を通じて旧羅漢山にも縦走可能になっています。 ざっくり言えば、恐羅漢山から時計回りにも反時計回りにも2つの谷を巡る山歩きが出来るということになります。 ただ、詳しく書かれたガイドブックはなく、地元である安芸太田町が発行するトレッキングマップにも「亀井谷は踏み跡不明瞭」の記述があり(ジョシ谷に至っては何の記述も無し)、ヤマップの過去の活動日記を見ても、歩いた人は少なく、目についたワードの中には、笹こぎ、藪こぎ、長時間、急登、踏み跡不明瞭等の文字が見てとれ、中には途中撤退の言葉も。 かなり不安になりましたが、あげられた写真には美しい谷沿いの風景が広がり、行きたい気持ちがどんどん高まりました。 涼しい時期に、とも考えましたが、日の長い今の時期がやはりいいと決断。 しかし、まだまだ体力不足の私。対策を練らないといけません。 いつもの相棒と相談。 結果、状況次第で途中撤退も考えてスタート時間を早めにする(テン泊にする) 涼しい時間帯になるべく距離を稼ぐ。 後半、エスケープルートの選択も可能な時計回りに歩く。 荷物も必要最低限にして、身体への負担を軽くする(水も現地調達)。 食事も行動食にして、トータル時間を抑える。 ただし休憩はしっかりとる...等。 そして訪れた2つの谷巡り。 迷ってしまい、コースアウトが一度。 暑さにやられ、最後はコース短縮しましたが、何とか無事に歩けました! 谷底から立ち上がる美しい緑の壁。 美しい渓畔林。 そこには秘境とも思えるような風景が広がっていました。 おもいっきり疲れましたが、緑の眩しさと美しい谷の風景に心癒された山歩きでした。
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