バテバテのテレマークスキー

2017.02.26(日) 日帰り

活動データ

タイム

06:13

距離

5.1km

のぼり

344m

くだり

358m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
6 時間 13
休憩時間
2 時間 45
距離
5.1 km
のぼり / くだり
344 / 358 m
5 51
12

活動詳細

すべて見る

山・岩・沢・雪山・テレマークスキー・カヤックと「オールランドな自然遊びの達人」のテントレック(TT)さん。超人的な記録を感心しながら読んでいたけど、美作の高校の後輩とわかってから親しくさせてもらっている。 TTさんから「スキーに行きませんか?」とお誘いを受けた。30代の山岳会時代に山スキーをかじった。それから30年近くが経過、錆びた板はとっくに処分した。ただ、雪山を歩きたいと思っていたので「お願いします」の二つ返事。なにごとも早さだけが取りえの不良中年は、大阪玉造の「テレマークスキーショップ SOU」でスキー一式を買ってしまった。 ≪1日目≫ 兵庫県香美町のミカタスノーパークに8人が集結。リフトに乗って登っていきます。キックターンの仕方を忘れてしまうほど長いブランクのあとのスキー。しかも初テレマークスキー。足を前後にずらしてのテレマーク姿勢で斜滑降するが、すぐに転(こ)ける。少しうまくいっても停まり方が分からないので、転んで停まろうとする。TTさんと奥さんが親切に指導してくださるけど、ならないものはならない。TTさんに「派手に転ける」「用もないのに転ける」と言われるありさま(笑)。 テレマークスキーは、スリッパに足を入れて、かかとを上げ下げしながら滑るようなもの。自在な反面、アルペンのように重心が定まりにくいし、おまけに足を前後にずらしての器用な滑りかた。 身体が板にしっかり乗っていない(重心が定まらない、へっぴり腰?)。転ばないように谷足がボーゲン状態になって開いている。板を揃えようとしてガタつく。これらが原因なことは頭で分かるけど、体はそう動かない。滑っているより、転んでいる時間の方が長い。緩傾斜では、起き上がるのに足・腕の力を思いっきり使う。 夕方4時、バテバテの状態で下山。「とちのき村」に入り、風呂で汗を流してから、夜遅くまで宴会が続きました。 ≪2日目≫ この日の目標は高丸山近くの小ピーク。シールをつけて林道らしいところを登っていきます。途中から、林道を離れ、斜面をショートカット。その間、TTさんによる「地図の読み方」「ビーコンの使い方」「斜面でのストックの使い方」「(急斜面でかかとをあげる)クライミングサポートの使い方」などのミニセミナー。 クラストしたやや急な斜面で手こずりながら、ゆるやかな尾根に出ると、南東に「鉢伏山」、南西に「氷ノ山」が見えてきた。しばらく行った平坦地がこの日の最終地点。スノーショベルを使ってテーブルと椅子ができたら昼食。Mさんの土産のシシ肉などで豪華な昼食になりました。 問題は下山です。しばらくシールをつけて、緩い尾根をゆっくり滑ります。林間の斜面に出るとシールをはずして・・。TTさんのあとを追って滑りますが、板の軌跡はガタガタ・・。昨日のままの不良中年が急にうまく滑れるはずがない。雪に突っ込んで停まり、起き上がって滑ってまた転倒。これを繰り返しながら、なんとか「とちのき村」に下山。 但馬から帰って3~4日、久しぶりに股間と腕の激しい筋肉痛を味わった。TTさん、奥さん、同行のみなさんにお世話になりながら、かなり迷惑だったろう。しかし、約30年ぶりに雪の中に頭をつっこみ、雪に遊んでもらった。この年齢になって新しいことにチャレンジできる喜びも味わった。スキーを一式買ったこともあり、本人はしばらく続けるつもりなのだが、はたして身体と技術がついて行けるか?(爆) ≪おせっかい情報≫ テレマークスキーをはじめ、山・岩・沢などに関する考えや技術は、テントレックさんの『山岩沢雪 山蹊記2』に詳しい。 読んで面白く、教えられ、時々笑えます。50年の経験を踏まえた奥深い山の思想も感じられ、お薦めです。 ※先輩のつとめで勝手に営業部長しています。不良中年または次まで https://www.tentrek.net/

メンバー

もしも不適切なコンテンツをお見かけした場合はお知らせください。