深浦湾から鷹取山を目指す

2020.08.02(日) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
4 時間 33
休憩時間
53
距離
10.7 km
のぼり / くだり
462 / 441 m

活動詳細

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〈今回のテーマ〉 何か面白そうなルートはないだろうか?と、 YAMAPの推奨ルートとは別の、あまり知られていないようなマイナールートを自分で地図から見つけ出し、それを組み合わせて計画を練る。こんなことができる事も、様々な道が入り乱れる低山ならではの面白さだと思います。 今回僕は、まず 「海から鷹取山を目指す」 というベクトルを軸にして地図を眺めました。 すると、鷹取山から東の海岸線に向かって張り出した尾根に、ハイキングコースっぽい道やら住宅地の道やら、何通りかの道が敷かれていることを発見。これらを組み合わせれば、深浦湾という超マイナーな海辺と鷹取山を結ぶことができます。 てなわけで、深浦湾を出発地として、浦郷町と追浜東町の境の尾根道、船越町や浜見台の住宅地、そしてがらめきの切通しを経て鷹取山を目指す、というルートで歩いて参りました。 〈所感〉 このルートはなかなか見どころ盛りだくさんでして、鷹取山山頂に着くまでに既にお腹いっぱいになっていました。その見どころを一応列挙しておくとこんな感じです。 ・ボートが並ぶ深浦湾 ・浦郷町のクヌギ林 ・三浦アルプス見晴らし地 ・コンクリの道 ・浦賀道がらめきの切通し ・スダジイの古木 そして、これらを一通り味わった後に鷹取山ならではの見どころである、 ・岸壁群 ・磨崖仏 ・展望台 が現れるので、飽きることがないというか、胃もたれしそうです。 道の状態は極めて良好。迷いそうなところも無く、夏草がひどく繁茂しているような場所もありません。また、基本的に樹林なので日陰が多く、尾根のため風も吹き抜けるので、(午前中であれば)8月と言えど涼しく快適で、気持ち良く歩くことができます。

鎌倉アルプス(大平山・天台山) ようやく梅雨も明け、気持ちの良い青空が広がっています。

バスを乗り継いだり追浜の街を歩いたりして、やって参りました深浦湾。こぢんまりとしていながら、沿岸歩道があったりして良い雰囲気の場所です。
ようやく梅雨も明け、気持ちの良い青空が広がっています。 バスを乗り継いだり追浜の街を歩いたりして、やって参りました深浦湾。こぢんまりとしていながら、沿岸歩道があったりして良い雰囲気の場所です。
鎌倉アルプス(大平山・天台山) ここから、
ここから、
鎌倉アルプス(大平山・天台山) 浦郷町の階段の集落を静かに上がっていきます。
浦郷町の階段の集落を静かに上がっていきます。
鎌倉アルプス(大平山・天台山) しばらくすると見晴らしの良い場所に出ました。
しばらくすると見晴らしの良い場所に出ました。
鎌倉アルプス(大平山・天台山) クヌギの雑木林の中を通っていきます。所々にカブトムシの死骸が転がっていたので、ここで発生してるんでしょうねえ。
クヌギの雑木林の中を通っていきます。所々にカブトムシの死骸が転がっていたので、ここで発生してるんでしょうねえ。
鎌倉アルプス(大平山・天台山) 雑木林を抜けると視界がひらけました。なんと、目の前には三浦アルプスの峰々がキレイに並んでいます。いいですねえ。中央が畠山、右の、いかにもな感じの山が乳頭山でしょう。
雑木林を抜けると視界がひらけました。なんと、目の前には三浦アルプスの峰々がキレイに並んでいます。いいですねえ。中央が畠山、右の、いかにもな感じの山が乳頭山でしょう。
鎌倉アルプス(大平山・天台山) そして、乳頭山から二子山。
そして、乳頭山から二子山。
鎌倉アルプス(大平山・天台山) そりゃそうでしょ。
そりゃそうでしょ。
鎌倉アルプス(大平山・天台山) 浜見台からは、田浦のあたりの海が見晴らせます。ちょうど海上自衛隊の施設に船が停泊してますね。
浜見台からは、田浦のあたりの海が見晴らせます。ちょうど海上自衛隊の施設に船が停泊してますね。
鎌倉アルプス(大平山・天台山) さて、浜見台隧道にやって参りました。隧道手前の左側が鷹取山ハイキングコースの浜見台口。ここを入っていきます。
さて、浜見台隧道にやって参りました。隧道手前の左側が鷹取山ハイキングコースの浜見台口。ここを入っていきます。
鎌倉アルプス(大平山・天台山) 鷹の字は難しいですからねえ。
鷹の字は難しいですからねえ。
鎌倉アルプス(大平山・天台山) 謎のコンクリ道。これが延々と続きます。謎です。超絶歩きやすいです。
謎のコンクリ道。これが延々と続きます。謎です。超絶歩きやすいです。
鎌倉アルプス(大平山・天台山) 歩きやすいんですが、このような段差が至る所にあるので油断は禁物。踏み外さないよう、あくまで一歩一歩丁寧に歩いていきましょう。
歩きやすいんですが、このような段差が至る所にあるので油断は禁物。踏み外さないよう、あくまで一歩一歩丁寧に歩いていきましょう。
鎌倉アルプス(大平山・天台山) 突如、岩の塊が姿を現します。これこそが、
突如、岩の塊が姿を現します。これこそが、
鎌倉アルプス(大平山・天台山) がらめきの切通し。
保土ヶ谷宿と浦賀とを結ぶ「浦賀道」において、この鷹取山の東尾根を乗っ越すために作られた切通しですね。
がらめきの切通し。 保土ヶ谷宿と浦賀とを結ぶ「浦賀道」において、この鷹取山の東尾根を乗っ越すために作られた切通しですね。
鎌倉アルプス(大平山・天台山) 岩肌をよーく見てみると、いくつもの割れ目が入っていることが分かります。案の定、その割れ目から岩の塊を引っぺがそうとしてみると、軽めの力で簡単に剥がれてしまいます。剥がれる、すなわち、めくれる。岩、すなわち、ガラ。ん〜なるほど。ガラがめくれるから、がらめき。なのか??
岩肌をよーく見てみると、いくつもの割れ目が入っていることが分かります。案の定、その割れ目から岩の塊を引っぺがそうとしてみると、軽めの力で簡単に剥がれてしまいます。剥がれる、すなわち、めくれる。岩、すなわち、ガラ。ん〜なるほど。ガラがめくれるから、がらめき。なのか??
鎌倉アルプス(大平山・天台山) というわけで私は再び尾根上をコンクリに沿って歩いていきます。
というわけで私は再び尾根上をコンクリに沿って歩いていきます。
鎌倉アルプス(大平山・天台山) 果たしてこの延々と続くコンクリ道は何のためにあるのでしょうか。それを解く鍵となるのが手前に見える蓋のようなもの。右の丸い蓋には横須賀市章が描かれ、左の四角い蓋には撒水栓と書かれています。こういう蓋が所々に見られます。おそらくこのコンクリの下には横須賀市水道局の水道管が通っており、コンクリはその管を固定・保護するためのものなんじゃないですかね。でもなぜ水道管が?
果たしてこの延々と続くコンクリ道は何のためにあるのでしょうか。それを解く鍵となるのが手前に見える蓋のようなもの。右の丸い蓋には横須賀市章が描かれ、左の四角い蓋には撒水栓と書かれています。こういう蓋が所々に見られます。おそらくこのコンクリの下には横須賀市水道局の水道管が通っており、コンクリはその管を固定・保護するためのものなんじゃないですかね。でもなぜ水道管が?
鎌倉アルプス(大平山・天台山) ここでコンクリート道とはおさらば。ちなみにコンクリ道の行先には私有地(畑地)がありました。まさかこの畑のための水道とコンクリなのか⁉︎
ここでコンクリート道とはおさらば。ちなみにコンクリ道の行先には私有地(畑地)がありました。まさかこの畑のための水道とコンクリなのか⁉︎
鎌倉アルプス(大平山・天台山) ここから吹き抜ける風が超絶キモチイイ!!!!!!
ここから吹き抜ける風が超絶キモチイイ!!!!!!
鎌倉アルプス(大平山・天台山) 公園っぽくなってきました。
公園っぽくなってきました。
鎌倉アルプス(大平山・天台山) 岩峰が見えてきました。おそらくあれは磨崖仏のあたりの岩峰でしょう。
岩峰が見えてきました。おそらくあれは磨崖仏のあたりの岩峰でしょう。
鎌倉アルプス(大平山・天台山) やはりカタカナ。
やはりカタカナ。
鎌倉アルプス(大平山・天台山) 岩峰が近づいてきました。
岩峰が近づいてきました。
鎌倉アルプス(大平山・天台山) この標石、西側には逗子市。
この標石、西側には逗子市。
鎌倉アルプス(大平山・天台山) 東側には横須賀市と書いてあります。つまりこの尾根は逗子と横須賀の市境尾根ということですね。
東側には横須賀市と書いてあります。つまりこの尾根は逗子と横須賀の市境尾根ということですね。
鎌倉アルプス(大平山・天台山) かまくらと三浦半島の古木・名木50選に選ばれている、立派なスダジイの木。いいですねえ。
かまくらと三浦半島の古木・名木50選に選ばれている、立派なスダジイの木。いいですねえ。
鎌倉アルプス(大平山・天台山) 森を歩く。ただそれだけで気持ちがいい。
森を歩く。ただそれだけで気持ちがいい。
鎌倉アルプス(大平山・天台山) いよいよ岩壁が姿を現しました。
いよいよ岩壁が姿を現しました。
鎌倉アルプス(大平山・天台山) 涼しげな木陰の岩場があります。ノンストップでここまで来たので、ひと休みといきましょうか。
涼しげな木陰の岩場があります。ノンストップでここまで来たので、ひと休みといきましょうか。
鎌倉アルプス(大平山・天台山) 磨崖仏さま。作られたのが中世近世あたりかと思いきや、なんとわずか50数年前。言われてみれば確かに、石切りが行われていたのが明治大正期であるわけだから、昭和半ばに石切りが衰退し、それ以降に作られたと考えると納得。
磨崖仏さま。作られたのが中世近世あたりかと思いきや、なんとわずか50数年前。言われてみれば確かに、石切りが行われていたのが明治大正期であるわけだから、昭和半ばに石切りが衰退し、それ以降に作られたと考えると納得。
鎌倉アルプス(大平山・天台山) 磨崖仏の左奥はこんな感じで、石切りによって生じた岩峰が乱立しています。
磨崖仏の左奥はこんな感じで、石切りによって生じた岩峰が乱立しています。
鎌倉アルプス(大平山・天台山) とある踏み跡を上っていくと、来る途中の尾根から見えていた、爪のような岩峰の目の前に出ました。これぞ、横須賀のマッターホルン。さすがにあの頂きにはロープを使わないと行けません。残念。
とある踏み跡を上っていくと、来る途中の尾根から見えていた、爪のような岩峰の目の前に出ました。これぞ、横須賀のマッターホルン。さすがにあの頂きにはロープを使わないと行けません。残念。
鎌倉アルプス(大平山・天台山) 展望台の立つあの頂きこそが、湘南妙義こと鷹取山の山頂。
展望台の立つあの頂きこそが、湘南妙義こと鷹取山の山頂。
鎌倉アルプス(大平山・天台山) それでは、展望台に上ってみましょうか。
それでは、展望台に上ってみましょうか。
鎌倉アルプス(大平山・天台山) まずは目の前に二子山。
まずは目の前に二子山。
鎌倉アルプス(大平山・天台山) 乳頭山や畠山は、この角度からではちょっと分かりづらい。
乳頭山や畠山は、この角度からではちょっと分かりづらい。
鎌倉アルプス(大平山・天台山) 横須賀の中心部方面。
横須賀の中心部方面。
鎌倉アルプス(大平山・天台山) 追浜の街。手前には磨崖仏の岩峰。
追浜の街。手前には磨崖仏の岩峰。
鎌倉アルプス(大平山・天台山) 鉄塔の影に江ノ島。富士山も同方向ですが、梅雨が明けてもまだまだ雲は厚く、見えません。
鉄塔の影に江ノ島。富士山も同方向ですが、梅雨が明けてもまだまだ雲は厚く、見えません。
鎌倉アルプス(大平山・天台山) 一通り景色も堪能できたので、帰りましょう。まずは六浦に向かいます。六浦ルートの取り付きは山頂の岩峰の裏側にあるのですが、これがやや分かりづらい。こんな感じの道に入れれば正解。
一通り景色も堪能できたので、帰りましょう。まずは六浦に向かいます。六浦ルートの取り付きは山頂の岩峰の裏側にあるのですが、これがやや分かりづらい。こんな感じの道に入れれば正解。
鎌倉アルプス(大平山・天台山) 基本的には、よく整えられた歩きやすい道が続きます。
基本的には、よく整えられた歩きやすい道が続きます。
鎌倉アルプス(大平山・天台山) ハーケン跡の無い、貴重な岸壁。
ハーケン跡の無い、貴重な岸壁。
鎌倉アルプス(大平山・天台山) 文句のつけようの無い歩きやすさ。今日も今日とてYAMAP非推奨ルート(非赤線ルート)を歩いてますが、奇跡的に歩きやすい道ばかりです。
文句のつけようの無い歩きやすさ。今日も今日とてYAMAP非推奨ルート(非赤線ルート)を歩いてますが、奇跡的に歩きやすい道ばかりです。
鎌倉アルプス(大平山・天台山) ここで横横こと横浜横須賀道路を跨ぎます。
ここで横横こと横浜横須賀道路を跨ぎます。
鎌倉アルプス(大平山・天台山) 電波塔が並んでいるので、あれは円海山ですね。
電波塔が並んでいるので、あれは円海山ですね。
鎌倉アルプス(大平山・天台山) 六浦の住宅地に到着。灼熱の世界が待ち構えています。や〜だよぅ〜
六浦の住宅地に到着。灼熱の世界が待ち構えています。や〜だよぅ〜
鎌倉アルプス(大平山・天台山) あぢい〜〜〜(ーー;)
せんこうじとうちゃく〜〜〜
あぢい〜〜〜(ーー;) せんこうじとうちゃく〜〜〜
鎌倉アルプス(大平山・天台山) 一度舗装路に出てしまうとバテる。これは真夏の真実ですね。せっかく再び森に入ったというのに、体が重いです。そして何より、森の中もさすがに暑いです。
一度舗装路に出てしまうとバテる。これは真夏の真実ですね。せっかく再び森に入ったというのに、体が重いです。そして何より、森の中もさすがに暑いです。
鎌倉アルプス(大平山・天台山) 朝比奈に到着。今回はここまでとしましょう。環状4号線に出たところでYAMAPフィニッシュ。

...家事やら仕事やらで、日記の仕上げが1日遅れとなってしまった...
朝比奈に到着。今回はここまでとしましょう。環状4号線に出たところでYAMAPフィニッシュ。 ...家事やら仕事やらで、日記の仕上げが1日遅れとなってしまった...

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