活動データ
タイム
03:15
距離
8.1km
のぼり
714m
くだり
712m
活動詳細
すべて見る[アクセス] 往路: 自宅-[自家用車]-玉置神社駐車場 復路: 往路と逆順で帰宅. [コース状況/危険個所等] 奥駈道: 熊と遭遇し引き返したため殆ど歩いていませんが、斜面につけられた道が狭い所もあり慎重に歩きました. [感想] 初めて山で熊の姿を目の当たりにしてしまいました 汗 前日の夜ぎりぎりまで行先を迷っていたのですが、ふと今迄ずっとお参りしたかった玉置神社に行こうと思い立ちました. 玉置神社は2000年以上の歴史を有する神社で、大峰奥駈道の第十靡であり、熊野三山の奥之院とも称されてきたとのことで、凄いところだということは以前から見聞きしていたのですが、いよいよお参り出来るのかと思うと凄く嬉しい気持ちになってきました. 歩いたことのない南奥駈道の雰囲気も味わってみたいとも思い、玉置山から本宮方面に足を伸ばし、五大尊岳というピークあたりまで歩いてみようと計画しました. 自宅を4時半頃出発.南伸した京奈和自動車道のおかげもあり、思ったより早く神社の駐車に到着.丁度神社の方々も上がってこられる時間帯だったようで、良いタイミングでした. 嬉しさと少しの緊張を覚えながら鳥居をくぐり参道を歩きだすと、神気というのでしょうか、神聖な雰囲気が満ち満ちていて圧倒されます.凛とした感じなのですが圧迫感は皆無で、心身共に綺麗になっていくようなとても心地の良い感じを覚えました.やはり、凄いところなんだなと実感していると丁度気持ちのよい風が渡り、更に気持ちが高揚しました. いよいよ本社に到着し、すでに感無量でしたが、神前に立ち手を合わせると、凄く綺麗な光が胸から体中にすーっと満ちていくような感覚がして驚きました.凄く暖かく優しい感じに包まれるような感じもあり、思わず泣きそうになりました.玉石社も三柱神社も大日堂社も素晴らしいところでした. お参りを済ませ、玉置山に登って、いよいよ南奥駈道に足を踏み入れます.樹林帯の道で、北とはまた違う雰囲気なのかなと思いながら歩いていると、暫く進んでいくと、遠くに何か黒い塊が木の裏から覗いています.岩にしてはツヤがあるし、ちょっと動いているようにも見えるし、もしかして...と音を立てぬように観察していると、少し動いた塊に銀色の月が見えました...!! ソロで、殆どどなたも歩いていなさそうな道で、視界が限定される樹林帯と三拍子揃ったつらい状況で、なかなか強めの本能的恐怖を覚えましたが、意外と心は恐怖に支配されることなく、身体も動き、素早く対応を考えている自分がいました. 熊が私に気付いていたのかどうかは分からなかったのですが、とにかく刺激しないように、静かに来た道を引き返して何とか難なきを得ました.よく鳴る鈴を道中ずっと鳴らしていましたし、道中フンや獣の匂いもしなかったのですが... 周りの状況に注意しながら歩いていて本当に良かったです.いや~怖かったです... クマさんに出会ったからなのか、気持ちが変わり玉置神社で御祈祷を受けることにさせて頂きました. よく行く山のお店でも『ソロで歩けるというのはとても大事だけど、信頼できる仲間と歩くのはいいですよね』という内容の話をしたばかりでしたし、玉置神社の神様にも山を歩く仲間を作りなさいと言われているのかなと思いました.(信頼できる仲間はいるのですが、一人はいいことがあって暫く山からは離れそうですし、Kさんは転勤で関東に引っ越されましたし...)
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