活動データ
タイム
35:12
距離
40.5km
のぼり
2611m
くだり
3854m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る※長文です💁🏻♀️ 7/26 折立から雨の中、太郎平山荘へ。GPSが機能せず、ログは太郎平小屋からです。登山道には連日の雨が滝の如く流れていました。薬師沢小屋までの予定を手前で早々に切上げ、暖かい乾燥室で濡れた身体を整えて、翌日に備えました。 7/27 太郎平小屋を霧雨の中出発。薬師沢小屋に着く頃は雨も止んだので、黒部川へ下りて渓流釣りを🎣してみたが、時間が早いのか釣れませんでした😅川は連日の雨で増水…赤木沢を遡行し赤木平でのテン泊は中止。高天ヶ原への黒部川沿いルートは難しい為、予定を変更して雲の平へ。その後雨が強くなるものの、アラスカ庭園の木道を滑らないように歩けば、雲の平山荘へは早めに着けます。すぐに暖かい地下の乾燥室へ。狭いながらも更衣室は乾燥室に併設されてて快適。先代の伊藤正一さんは戦前、飛行機のエンジンを開発してた方。飛行機の構造を利用した建物は、その後50年間以上、北アルプスの風雪に耐えた。10年前に2代目の伊藤次郎さんが経営を引き継ぎ、100年は保つようにと、屋根は先代の知恵を生かし、細部は日本建築様式を採用。大きな梁が何本も組まれている。巨大な柱は、ダム湖で見つけたものだとか。前年に基礎工事、翌年まだ雪が3mくらい残るころから1ヶ月半で組み上げ、小屋開けしたそうです。吹き抜けのリビングから2階へ上がると、屋根裏の部屋と真ん中の高台はとても開放的で暖かい構造。食堂はカフェ形式でお洒落なBGMが流れています。夕食は山荘名物の石狩鍋、これが超美味しい😋次郎さんのこだわりが山荘の随所にみられ、山小屋と言うよりは別荘のような佇まい。何故か時間もゆったりと流れています。 7/28 風雨の為、雲の平山荘で停滞。黒部の源流を読みあさる。この3日間でも十分に小屋の有り難さを感じる。小屋の在り方は変わっていないようだが、利用する方が多様化してしまって、注文の多いこともあるようです。 7/29 早朝の雨も止み、霧の中ギリシャ庭園まで散策。今年は長雨のせいか、花が少ないと次郎さんは呟いていた。それでも沢山咲いていました。小屋へ戻るころに急に霧が晴れ、黒部の名だたる山々が現れる⛰✨まさに秘境と言われる場所。360°を雄大な山々に囲まれ、1日では辿り着けないからこそ、憧れでもある。そんな場所を初代伊藤正一さんは、湯又から三俣までを伊藤新道によって開拓する。三俣、水晶、雲の平は開かれた。その後、何年もの時を経て、苦難を乗り越えた現在のカタチを2代目が継承している。2日間お世話になった小屋を後に、高天ヶ原へ向かう。次はどんなところ⁇と心は踊る。ひたすら山を下り、源流を渡渉し山荘に昼過ぎには着いた。小屋前のベンチでお腹を満たし、憧れの温泉へ向かう♨️行きは下りなので、帰りは登りだが急登ではない。源流の辺りに野湯があり、その向こうには男女別々の囲い。3日間の汗を流せる贅沢な場所。高天ヶ原は小さな小屋、ここでも密を避ける対策がしてあった。畳2枚に1人、隣とは半透明のシートで仕切られていた。宿泊客は私とガイド、高瀬ダムから入った男性の3人のみ。今回は雨の山歩きだが、贅沢極まりない。 7/30 雨が降っていなければ、温泉沢から水晶岳へ向かう予定だったが、午前中は雨模様。岩苔乗越を目指すことにして、小屋を後にした。途中のお花畑が見頃で、写真を撮りながらゆっくり歩く。鷲羽岳で霧が晴れるのを待ったが、なかなか晴れてくれない。諦めて三俣山荘へ下りる。14時ごろ着いた。天空のカフェで軽食とコーヒーを頂く。明日は新穂高まで下山するだけ。ガスが晴れてきた。ここで宿泊する事にしたのが正解だった。双六でテン泊の予定を急遽変更したのだ。15時ごろから霧が晴れてきて、目の前には槍ヶ岳が穂高連峰と共に現れた。北鎌尾根も。間も無くして、表銀座の山々も顔を見せてくれた⛰✨その後、夕方まで仮眠していたら、何だか玄関の出入りの音。起きて外に出るとガスも雲もない穂高連峰に夕日があたっていた。いつまでも観ていられる景色とは、このこと。今年の小屋食は、ヘリ問題で自炊式。朝食は自炊式とお弁当タイプ(パンとジュース、チーズ、ナッツ)、夕食には生野菜サラダが付いてて感動!三俣山荘名物のジビエ、鹿肉丼😋が美味しかった。小屋締めは今月末と早終い。食べたい方は、お早めに☝️ 7/31 早朝、ガスの中小屋を出発。双六岳山頂で景色を待ったが、そう上手くはいかない。疲れも出始めていたので、そのまま小池新道を黙々と下山。新穂高からバスで平湯温泉へ♨️仮眠所で宿泊して、翌朝から東京へ帰宅した。立山と併せて10日間に及ぶ山歩きは、これで一旦山終了。
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