活動データ
タイム
06:08
距離
25.9km
のぼり
1915m
くだり
1912m
活動詳細
すべて見る延々と居座り続ける梅雨前線と、増え続けるPCR検査陽性者数。自分の努力ではどうにもできないことをあれこれ考えてもストレスが溜まるだけだ。幸い、4月のように「山登りも自粛しろ」という話にはなっていない。雨を覚悟で登りに行くことにした。 2週間前の奈良倉山に続いて、ベースは小菅の湯。大菩薩峠へ向かって牛ノ寝通りの稜線を辿るルートをとった。 今回は久しぶりに仲間と3人での山行。アウトドアではまず大丈夫だろうけど、念のために会話をするときはバフをつけ、距離を保つようした。気を張り詰めて単独行をするもいいけど、やっぱり気の置けない仲間といっしょに走るのはいいものだ。 つづら折りの急登をえっちらおっちら登り、棚倉小屋跡から稜線に取りつく。小雨が降り始めるが、気温が高いので、ちょうどいい。 榧ノ尾山まで気分よく走り、そのあとは天狗棚へ向けてぐいぐい登っていく。途中で雨が上がり、木漏れ日がさしてくる。おや? と思いながら石丸峠まで来ると、ササ原の向こうに眺望が開けていた。雲の上に出ていたのだ。 「あれ、富士山?」「あっほんとだ。まさか見えるとは思わなかったなあ」。山頂に笠雲はかぶっているが、シルエットはしっかり見える。登ってきた甲斐があったというものだ。 大菩薩峠に着くと、女性2人組のトレイルランナーがいた。塩山からバスを使い、丸川峠経由で走ってきたとのこと。「天気が持てば三頭山まで行こうと思って」という。我々が辿ってきたルートを逆に進み、奈良倉山を越えて、さらに東に進めば東京の三頭山に到達する。僕もやってみたいルートなのだが、バスの時間に左右されるのが難点。彼女たちは「数馬に下りてバスが終わっていたら、そのまま走って東京まで帰ることもできるし」と笑っている。脚に自信のあるウルトラランナーなのだろう。 自粛で山は久しぶりだという仲間のひとりが完全にバテていたので、大菩薩峠で長い休憩をとることにした。落ちた体力と増えた体重。それでもここまで休憩をとらずに登ってきたのだから、やっぱり馬力があるなあと感心してしまう。 下山は小菅大菩薩道へ。このルートを通るのは初めてだったが、ガレ場あり、砂地ありでなかなかおもしろい。フルコンバで水場を探したが見つからず。「まあ、あとは下るだけだから大丈夫だよ」とそのまま進むことに。 標高が下がると、再び雲の中に入る。小雨が降り出すなか、日向沢から林道に出て、舗装路を下っていく。毎度のことだが、トレイルからロードに出ると、路面の硬さが足にこたえる。前回、軽く捻挫した右足首に違和感も残っているので、丁寧な着地を心がける。最後は小菅の湯への登り返しを「うへぇ〜」と言いながら走り、ぶじに3人ともフィニッシュ。 すると、大菩薩峠で出会った女性2人が歩いてきた。雨が降ってきたので、小菅からバスで帰ることにしたのだという。賢明な判断だったと思う。というのも、その直後に、ドバーッと豪雨が降ってきたからだ。前回もそうだったが、今回も運よく土砂降りをかわすことができた。 今年は1993年以来の「梅雨明け発表なし」になるんじゃないかと思ったが、この3日後、太平洋高気圧がついにやる気を取り戻し、関東でも長い梅雨が明けた! やっぱり山は晴れてないと。 装備/FUJI TRABUCO PRO、CAMELBAKベスト 行動食/アクエリアス800ml、カロリーメイト2本、ブドウ糖タブレット2個
もしも不適切なコンテンツをお見かけした場合はお知らせください。