雨の八ヶ岳全山縦走

2020.07.24(金) 2 DAYS

チェックポイント

DAY 1
合計時間
12 時間 40
休憩時間
11
距離
28.3 km
のぼり / くだり
3035 / 2572 m
1 47
1
1
10
13
9
57
16
11
12
21
22
2
12
28
14
35
9
9
8
19
23
10
1 35
DAY 2
合計時間
7 時間 10
休憩時間
4
距離
29.7 km
のぼり / くだり
737 / 1981 m
13
19
1 15
12
3 14

活動詳細

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八ヶ岳を3日間楽しむはずでしたが、1日と少しで撤退。 天気が悪いのも承知の上で、観音平から蓼科山往復の計画を立てて見ましたが、まだまだ修行がたりませんな〜 1日目 毎日アルペンで観音平4時着。 真っ暗でガスガスの登山道を登り始める。 青年小屋を過ぎると稜線は小雨&強い風。体が振られるほどでもないので、淡々と、権現、キレット、赤岳、横岳、硫黄岳と進むが、どこも真っ白い霧が背景の頂上標識のみ。 夏沢峠に降りて北八ヶ岳へ。 やや、霧はなくなり、樹林帯で風も気にならなくなる。 東天狗岳、中山峠あたりから、やや雨が降るが、予定時間(CT 65%)を2時間ほど前倒していたのでそのまま進む。 北八ヶ岳は去年も嵐の時に通ったが、雨と相性が悪い印象。濡れると滑りやすい大きい石のコース、大部分が泥んこ水溜りの悪路などが多いのが難点。 去年、台風予想の時にストックシェルターで水没した高見石小屋を通過し、麦草峠でも時間に余裕があったので、テン泊予定の双子池に直行するなだらかなコースの予定を変更し、帰りに通るつもりだった縞枯山コースに変更。 しかし、程なく本降りの雨となり、雨の北八の本領発揮で、滑る石のアップダウンに相当手こずりながらなんとか双子池に17時前に到着。 双子池は連日の雨でかなり増水しており、テン場の一部が水没しているとのこと。 少し高い場所を確保して、新品のクロスオーバードーム(最新の簡易テント)を設営し、雨から逃れて一安心。やっぱり雨の北八ヶ岳はキツいなー、と思いながら食事を準備し、晩ご飯。 食べ終えた頃、日没ですでに真っ暗な状況で異変に気づく。 どうやらテントの下は水溜り。 地面が、枯れ草のようなふかふかした土?で、これが水を吸ってビシャビシャで、ほぼ水溜り、しかも、溝を作ってみても流れ出る気配なし。 最初は、 新型だからこんなんでも大丈夫なのかな? ちょっと試してみるか、なんて余裕をかましていたが、30分も持たずに浸水開始。 そりゃそうだよね、簡易テントなんだから。 明らかに寝られる状況になく、このまま朝まで様子を見守るしかないのか? とも思ったが、さすがに無理。 荷物をパッキングし直し、雨の中でテントをひっくり返して水を抜いて一旦撤収。 テン場ではないが水が溜まらなそうな場所を見つけ、山小屋に許可をもらって真っ暗で本降りの中で設営のやり直し。 ついさっき、新品でウキウキだったクロスオーバードームはビシャビシャでヨレヨレでドロドロのまま、とりあえず形だけはテントのようになったが、快適からは程遠い状況。 とは言え、一晩凌げる可能性は確保して就寝。一晩中本降りの雨が降り続いた結果は・・・ ニュークロスオーバードームですが、 多分雨でなければ結露もゼロではないにしろ、気にならず快適と思う。中でお湯を沸かしたりしたけど問題なかったし。 ストックシェルターより高さがあるのも可。使える面積も広いし。設営面積も少なくていいですね。 雨の場合、(ストックシェルターよりはだいぶマシだと思いますが) 床が常時濡れているなら、全体から浸水するのは時間の問題。 壁も同様でいずれ水が染み込み、じわりと濡れると思いますね。加えて結露も雨の日は濡れた服からの蒸気などもあるので、さすがに厳しい。 じゃあ使えないかという、そうでもなく、 テントの中では、外と同じ格好。 広げる荷物は、全て濡れてもいいように。 テントはやや傾けて、水が溜まる場所をコントロール。 結露は水滴として落ちてこないので気にしない。 安全地帯のマットの上で全てを済ませる。 以上をを守れば、快適では無いけど、凌はしますね。 ちなみに、移設後の翌朝のテント内の水はビデオの通り。 まぁ寝られましたね。でも、もう一日これを連続で・・・  は、いきなりは無理だな。 2日目 3時起床。目覚ましの音は雨音で聞こえず、なんとなく目覚める。 予想以上の浸水で、気分はかなりダウン。 この状況でも朝まで凌げた自分を褒めましょう。 1日目と同じく、真っ暗な4時、本降りの中を大河原峠に向けて、双子山を越える。ちょうど日の出の頃に大河原峠に到着、と言っても暗いけど。 5時前にアプローチ開始。 蓼科山の登山道はほぼ沢となっており、半分以上は沢歩き。 2日目は蓼科山の後に折り返して本沢温泉まで行く計画だったが、昨日の出来事と、この登山道の状況、昨日より悪い天気予報・・・ やっぱり蓼科山を登ったらこのまま降りようと、撤退を選択。 無理して行っても楽しくないと意味ないし、と自分に言い聞かせ。 頂上に到着するまで誰とも会わず。 ちなみに、下山中も。 蓼科山の登山口への下山もかなりの急勾配で大きな石がゴロゴロしている登山道。相変わらず、滑りやすく、神経を使う。 やっと道路に出て、8時前。 撤退を選択した自分への戒めに、茅野駅までは自力で行くか、と(まぁ、バスも時間が合わないんだけど)最後の2十数キロを小走りして11時頃にフィニッシュ! 平地は、小雨はパラつくけど穏やかなんだよな〜 と思いつつ、帰路に着きました。 八ヶ岳往復は晴れの日に行こう、と思う今日この頃・・

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