波乱の伊豆 暴風雨の天城山

2020.07.25(土) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
4 時間 27
休憩時間
13
距離
8.2 km
のぼり / くだり
718 / 719 m

活動詳細

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不景気で会社に休業日ができた。 しかしどこも天気が悪そうだ。 南の方はまだマシそうなので、なんとな~く伊豆に初めて車で行ってみようかと。 本当は尾瀬に行きたいのよ。 バイクではもう何度も何度も行っている。 どうせ雨だしGotoで混雑してるに決まってるし、丸2日半あればのんびり回れるだろうなと。 箱根の大涌谷も解禁らしい。 箱根山にも行きたい。 箱根山行って、天城山行って、一回りしよう。 天城山か~、駆け出しの頃に登ったなぁ。 そんな行程を思い描く。 結果。 それが甘い。 甘過ぎる。 甘々の甘利山だった。 基本、下道で行こう。 かつて青梅市在住時代はまっすぐ南下、相模原から厚木方面、そこから平塚や御殿場回りで簡単に行けた。 現在はナビが都心の環八回りから246号を指す。 うーん、どうなんだろう。 昼過ぎに出発するも当然のように大渋滞。 これがとにかく酷かった。 結局、厚木に着く前に夕食となり、買い出しして小田原市は夜に到着。 ダラダラと箱根を上り、9時頃に芦ノ湖の無料駐車場に到着。 ほぼ1日かかってしまった。 飲んで寝る。 朝、6時起床してダラダラする。 箱根ロープウェイは9時だから。 8時にロープウェイ駐車場に行くも開いてないので入口で待つ。 係員が来たところで登山道はどうですかと聞いたら、まさかの全面的通行止め。 おかしいな。 ホームページでは大涌谷周辺となってるが。 仕方ない。 でも危なっ! 訊かずに行ったらロープウェイ往復で終わる超無駄こいてたわ。 駐車を断りUターンして、近くの箱根神社へ。 とても大きな神社だ、朝から大勢の参拝者。 御朱印を拝領する。 一旦小田原市へ向かうため県道を駆け降り玉簾神社に立ち寄る。 ここは大きなホテルの敷地内? 大きな有料駐車場、庭園のような所だが立派な滝があり小さな神社に参拝。 鴨とアヒルがウロウロしている。 御朱印を拝領、とてもカッコいい御朱印だ。 しかし駐車料金500円は地味に痛い。 伊豆に向かう。 バイクなら余裕で石廊崎を回って西伊豆まで行けるところだが。 熱海に向かいみるみる増える車。 やがて渋滞発生。 どうしたものか。 まぁ熱海を越えれば大丈夫。 ちょっと伊豆山神社に立ち寄る。 高台にある神社だが、参拝者が多い。 みんなGotoしすぎやで。 熱海の国道の惨状は知っている。 裏道というか熱海駅前を通るがここも凄まじい大渋滞。 お客様を乗せたタクシーが諦めて途中で引き返す姿も見受けられる。 可哀想に。 ようやく来宮神社に到着。 大変賑わっている。 参拝して御朱印を拝領。 もうお昼だ。 国道へ降り網代を進む。 どこも店外に入店待ちの人々の姿。 もう何でもいいや。 お、モスバーガー、いいね、行こう。 と思ったら隣に海鮮系のお店あんじゃん。 スッと上手い具合に入店。 網代港のアジが名物とか。 刺身とアジフライ、食べてみたのだが普通だ。 千葉・茨城、東北の海沿いの色々な所で食べたが、伊豆は高い割には大したことない。 個人的見解?みんなそう言ってた。 まぁいい、これが伊豆だ。 海沿いを南下するも時々混雑。 伊東にて音無神社に参拝。 こちらは参拝者も神職もいなかった。 ダラダラと走り、河津に着いたのが3時半過ぎ。 目的の一つ、かえる寺こと栖足寺。 小さなお寺、参拝者はおらず。 本堂に上がり参拝。 カラフルな花札柄の御朱印が48種類。 カッパの描かれた御朱印を拝領。 御朱印帳もいいなぁ。 奥のカッパギャラリーも面白い。 4時となり終いの時間だ。 箱根からの時間が半分くらい渋滞で食われた。 やはり車で伊豆はキツイわ。 さて、天城山登山口に向かう。 よーく覚えている。 ゴルフ場の駐車場やね。 伊東市へ戻り、スーパーで買い出し。 以前は道の駅の温泉だったな~。 道中、泥パックの看板が時々見かける日帰り温泉、伊豆高原の湯へ行く。 なかなか広くて快適だった。 夕食は隣接の飲食店へ行こうとしたのたが、だいぶ混んでるし金目鯛の煮付け2500円を見てやめた。 近くのセブンで適当に食う。 あとは登山口へわりと広いくねくね山道を走行。 ゴルフ場に到着、左手に登山者駐車場があり、右手に登山口がある。 前はこんなんじゃなかったような。 広々駐車場に車は奥に1台。 飲んで寝ようとすると、もう1台来る。 10時前に寝るのだが、夜中に大雨。 ダン!ダダダン!ダダダダ~! ドババババー! え?うそ~ん。 明日、雨~? 屋根を叩く豪雨が繰り返され寝苦しい夜。 5時間起床すると車が2台増えてる。 ザーザーと降りしきる雨。 かなり風も強い。 おととい確認した晴れの予報はどうした。 朝食食いながら悩む。 どうしよう。 普通は中止だね。 それなりの装備あるし経路もわかってる山。 さてさて。 他の車は動かない。 様子見なのか? ふて寝か? 行くしかないか~。 別にいいんだけどさ、渋滞の連続の中せっかく来たし帰りも渋滞だろうし。 今更わざわざ見に行く所もないし。 カッパ着て、長靴はいて出発。 登山口には悩んでるのが1人いた。 しばらく登山道を進むとなんだかずいぶん荒れた印象を受ける。 薄暗い森、雨は大したことなく風もほとんどない。 水溜まりや沢に長靴ザブザブ。 分岐点を万二郎岳に向かう。 しばらく登ると暑くてたまらない。 丸太の段々が崩れかけているのが多数あり、えぐれた登山道と岩がしんどい。 たまらず脇の斜面を登ると踏み跡が続いている。 土留め設置には金も時間もかかっただろう。 でも、やりゃいいってもんじゃない。 こうして皆に嫌われて避けられているのが、なによりの証拠だ。 昔はもっと歩きやすかったなぁ。 カッパが蒸れてしょうがない。 時々強まる雨。 だが雲の上の方なのか、ほんの短時間ザッと降る程度で大した事ない。 万二郎岳山頂に到着。 すぐ脱ぐ。 代わりに傘をさす。 一休みするもブンブンと湧き出すブヨが襲来。 小さいやつ、超絶めんどくさい。 汗をぬぐうと巻き込んでグシャリと潰れる。 後で気付いたが、シャツの襟の所が赤く染まっていたので軽く食われていた。 万三郎岳に向かう。 ここは昔、キレイな森の半円形のトンネルがとても印象的だった所だ。 あれれ? どこだ? 看板があった。 アセビのトンネル? そうそう、この先か。 あれれ? どこだ? 深く汚くえぐれた登山道、折れて荒れた木々、形状こそトンネルたが昔とはえらい違いだ。 十数年でこんな荒廃するものかと。 残念の極み。 ガッカリしつつスタスタ歩み万三郎岳に到着。 こんなんだったかなぁ~。 展望ないのは覚えてる。 一休みせず下山する。 一気に急降下。 崩れた段々がとてもめんどくさい。 しかし長靴がグリップ効いて存外すべらないのには驚きだ。 雨天時には最強だな。 さすがに雨が強まってきたのでカッパの上を羽織ることにする。 蒸れるがびしょ濡れよりマシ。 若者二人の登山道が登ってきた。 カッパも着ず濡れたTシャツ姿、根性キメた若いって素晴らしいね。 ガンガン下り、やがて水平な森の道。 岩場がめんどくさい。 標高が下がるほど雨が降ってくる。 さすがにダルくなったところで最初の分岐点に到着する。 長靴で水溜まりもぬかるみも沢もザブザブ進む。 降りしきる雨は時折強まる。 軽く登り返して登山口に到着。 登山口の標柱の裏側に、おつかれさまでしたと大きな文字が良いね。 駐車場に車は2台。 後発の登山中だろうか。 便所のベンチで一休みする。 登山靴が置いてある。 忘れ物だろうか。 百名山だからな、遠方の人の物かな。 もらっちゃおうかと思ったが、ずいぶんと使い込んだような感じ。 やめとこう。 リュック下ろしてカッパ脱いで。 ありゃ、もう中まで濡れてるやん。 足だけが濡れてない。 風雨がザーザーと強まる。 あ~、もう帰ろう。 久々の天城山はガッツリだ。 雨のせいじゃない、登山道の荒れっぷりだ。 前回はボランティアで整備のための石を担いで登ったのだ。 管理はどうなってるのだろう? ゴルフ場は無関係だろう。 ていうか邪魔だ、キャンプ場とかの観光系の施設だったら全国から訪れる登山者を観光資源に違った結果になっただろう。 普通ならネイチャー系の資料館に飲食店が付随したような施設で賑わってるのが全面的な感じなのだが。 車内に駆け込み、長靴とカッパを放り込み駐車場を出る。 おおっと、山バッチよ。 わすれるとこだった。 ゴルフ場に行く。 いやゴルフなんか一生やらんけど。 特にこういうゴルフ場にふさわしい格好で入店してくださいみたいな張り紙がある気取ったところとかカチンとくる。 受付で天城山バッチを購入、いや、もう持ってて2個目なんだけど別バージョンでね。 高原道路を下り、帰り道は熱海や箱根は絶対渋滞してるに決まってるから、三島から御殿場の246号で帰ろう。 これが甘かった。 甘い。 甘過ぎる。 甘々の天城山である。 修善寺温泉国道に出る辺りで大渋滞にハマる。 20年くらい昔から相も変わらず邪魔な有料道路を迂回する車で更なる渋滞。 いい加減に破綻してくんねーかな。 もうお昼だ。 渋滞しつつ見つけたラーメン屋しまざん。 塩豚骨チャーシューでガッツリいく。 ただ帰るのもなんなんで廣瀬神社に参拝。 境内は水びたしだったが長靴様に助けられる。 ここの神社、平素は無人のようで御朱印が300円入れて回すと出てくるガチャ方式。 さて、帰ろうと走っていると韮山反射炉という標識にハッとする。 あれや、世界遺産のやつや。 鉄腕!DASHであんなに苦労して建てたのにイマイチ活躍してないやつや。 見ておこう。 Gotoのお世間様で混雑しているが駐車場に余裕はある。 資料館を眺め、VTRを眺め、反射炉を眺め。 土産屋を眺め、駐車場に戻ると晴れて猛烈な暑さとなる。 いざ帰宅といきたいところだが。 相変わらずの混雑と渋滞。 たまらず厚木で日帰り温泉に浸り、夕食するともうどうでもよくなる。 宮ヶ瀬湖の道の駅に9時到着してそのまま1泊。 朝から帰宅。 何か腹痛がする。 コロナかな? 暑い車内で弁当が痛んだかな? このご時世、ただの食あたりでもなんでもかんでも疑わしくなるものだ。 嫌だなぁ、待望の夏休み前に。 初めて車で行くのだから余裕をもって、と言いたいところだがまさかの大渋滞ドはまりの連続。 終始大雨、予定外の2泊3日、散々な旅となりました。

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