活動データ
タイム
03:59
距離
8.7km
のぼり
673m
くだり
671m
活動詳細
すべて見る岡本太右衛門は岡本家の当主が代々引き継ぐ襲名で、1560年の創業から数えて、現在は15代目に当たるそうだ。ナベヤは岡本家が創業の、グループの総売り上げが60億を上回る企業で、織田信長と後に織田信孝に仕えた岡本太郎右衛門尉(岡本良勝)が創業したとされる歴史のある鋳物、精密治具メーカーなのである。最近では創業家を「鶴瓶の家族に乾杯」で紹介されるなど、身近な所で世間からの認知度も上がっている。🤔 正道院は岡本家の菩提寺であるが、開山は岡本家九代目当主が播隆上人を初代住持職に迎えて建立したとされる。播隆の死後、火葬された彼の遺骨は揖斐の城台山の一心寺、臨終を迎えた美濃太田の祐泉寺、故郷である富山の中村家の墓地に埋葬されたそうだが、墓所は他に槍ヶ岳を目指した長野県松本市の玄向寺とここ岐阜市の正道院にも存在する。 岡本家も播隆の実家である中村家の道場へ鐘を贈ったとされ、その鐘は現在「富山市大山歴史民族資料館」に有るそうだ。名家同士の付き合いも有ったようだ。🙏 新田次郎の小説「槍ヶ岳開山」では播隆が槍ヶ岳に架けた鉄の鎖は、犬山藩主成瀬正壽(なるせまさなが)が尾張藩独立を企て、尾張で製造したものを槍ヶ岳開山の祈念事業として寄進する。しかし播隆研究の諸誌を拝読するに、鎖の製造は美濃で、関の孫六兼元とするものもある。私は刀匠の兼元家より、播隆ファンで寺まで造った、鉄の鋳造の名家である岡本家を結び付けたいと思うが如何でしょう?😬 今回はそんなことを思いながら、梅雨の晴れ間に乗じて、播隆のお墓が有る正道院を起点に、粕森公園から金華山を目指す行程にしました。🐝🐿️
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