生きる意味って…

2020.07.06(月) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
0
休憩時間
0
距離
0 m
のぼり / くだり
0 / 0 m

活動詳細

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レポートの活動場所が指し示す通り、私は今豊田厚生病院に入院しています。入院して1週間が経過しました。 恐れていた心筋梗塞の再発。 まさか3年で… つい先日血液検査で何の異常もなかったのに… 10月の半月板の手術以来、6ヶ月にわたりリハビリを続け、丁度いい季節に復帰、と思ったらコロナ禍。それでも「過度な自粛反対派」の私は近場の山を毎週、GWは毎日のように登っていた(敢えてレポートは掲げなかったけど)。そして6月になり、鈴鹿山脈に足を運ぶようになった。 突き抜けるような青空の中爽やかな風が吹く藤原岳、いろんな生き物に出会って生命の息吹を感じた霊仙山。 さぁ、梅雨が明けたらどの山へ、と思っていた矢先だった。 突然の冷や汗、まさに悪魔に心臓を握りつぶされたような苦しみ。 焦燥感、不安感、 深呼吸しニトロを舌下するが、もうダメだと判断。 緊急の処置を期待して歩いてでも数分の地元の病院へ行くが、案の定心電図ST上昇、心筋梗塞の疑い、打つ手なし。 救急車で30分、救命救急センターのある病院へ搬送された。 早速PCI(つまりカテーテルによる治療)が行われたが、前回同様、尋常じゃない詰まり方だ、と。 Drも、なんで?血液検査のこの数字では考えられない…と。 それにしてもPCI開始してからかたら時間がかかってる。 何事か聞いたら、どうやら狭窄部の先にコラテラル(側複血行路)が形成され、僅かな血流が確保されている。今強引に吸引しようとすると血栓を押し込みコラテラルを閉塞させてしまう可能性がある。しばらく薬剤で血栓を溶かし、頃合いをみて再アタックということになった。 そして今、再手術を待つ状態である。 1回目のPCI後、丸4日間身動きできない状態でずっとHCUの天井を眺め続けていた。 おかしいな、絶対耐えられなくて発狂するかと思ったのに。 あぁ、俺もう諦めてるんだ、って気づいた。 前回は五月蠅いほどに看護士に「俺また走れるよね?山に登れるよね?」って聞いてたけど、今回はそんな気持ちにもならない。 一応危機は脱したが、このまま生き延びても俺の人生って…と考える日々が続いた。 先週水曜日、カテーテルによる検査。 薬効により閉塞部位はぼぼ開通したのを確認。このままPCIを、と考えたようだが、満を持してもう1週間薬剤投与しての結果を待とう、と。 そして今に至る。 原因は何だったのか? Drはさっぱりわからない、と。 何度も、煙草吸ってないよね?って聞かれたが、もちろん煙草なんて大嫌い。 体質以外に今考えられる原因の最右翼はストレスによる不整脈。不整脈が血栓を作り出し、閉塞したのでは? これならこの半年思い当たることはいくつでもある。 でもストレスをなくせといっても無理。もし山に行けない身体になったとしたら、よりストレスがたまることは目に見えてる。なにより今回山で発症しなくてよかった。 もし山で発症したら助かる確率は激減するし、山を悪者にしたくない。 八方塞がりなんだよな。 今はただ、点滴引っ張りながら病棟内の廊下を行ったりきたり。 俺の人生ってこんなだったのかな…今は頑張る事も悩むこともできず、ただ生き長らえるだけ。 病棟の窓からは猿投山が見えない。今は行動制限で病棟内移動のみしか許されてない。 せめて猿投山がみることができれば勇気をもらえるのに… 写真は6月7日の藤原岳。 もう一度、この風景を…

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