燧ヶ岳で透けたサンカヨウ🌼に会ってきた～😍

雨に濡れると花びらが透けて透明になる花があるってことを知ったのは，コロナ禍で新緑の頃に計画していた山行計画をあきらめ，気分を切り替えて6月以降の山行を計画するのにいろんな方のレポを見ているときでした。これは絶対に自分の目で見て見たい！と思い，色々情報を集めつつ，自分が行けそうな時期に咲いていそうな山域を決め，あとは天候の条件が揃ったらGo！ なかなかそんな都合よく条件が揃うとは思ってませんでしたけど，何とやってきました。土曜まで雨，日曜は終日曇り。山の中は雨かもしれないけど，土砂降りじゃなければ御の字。 というわけで，土曜の夜に出発💨 1時半頃に御池駐車場到着。後部座席を倒して荷室後つなげてマットを敷いてしばし寝る😴 4時20分起床，身支度して腹ごしらえして出発！曇り☁でガスってるけど雨は降ってない。いつもなら晴れてくれよな～って思うけど，今日はこのままでいい！ 登山道は川のようになってるところが多かったし，木々から雫がバラバラ落ちてきて結構濡れたけど，透けたサンカヨウに会えると思えば全然気にならない。熊沢田代に出たところから湿原越しに見る燧ヶ岳を写真で何度も見ていて，その景色にもあこがれていたけど今日は見えない😢でもまた来ればいい。 熊沢田代過ぎて20分ほど登ったところで… 🌼いた👀～透けてる～😍 もう大感激😂 思わず「いた～！」って叫んじゃいました。ビックリして熊🐻も逃げたことでしょうw メインで狙っていたのは，レポを見た限りではここよりも規模が大きそうな俎嵓の沼側なので，ほどほどに切り上げてまずは山頂へ向かいます。山頂もガッスーで何も見えず，風も強かったのですぐにサンカヨウが咲いている地点へ下りました。9合目の下，登山道が東へ折れたすぐのところに大群落がありました。大半は終わっていて，既に実がそこそこの大きさになっているものもありましたが，北向き斜面のところは花がまだ残っていました。ピークは10日ほど前？ 写真を撮りつつ，しばしここで至福の時間を過ごしました😊 透けたサンカヨウを狙って見に行っても透けたのには出会えずってレポもいっぱい見てきたので，ファーストトライで出会えてしまって…運使い果たしましたね。 再び俎嵓へ戻った後に柴安嵓へ。 ここでいったん荷物を下ろして水分補給しつつ，この先どうするか考える。 考えるといっても，選択肢は事前に用意してきたので，天候と余力で決めればいいだけ。 用意してきたのは １．長英新道を下って尾根沼～沼山峠 ２．見晴新道を下って尾瀬ヶ原～燧裏林道（オプションアリ） 先週20km, 2000mをやったせいもあり余力は十分。ということで２を選択。 まだまだガッスーだし風も強いので，尾瀬ヶ原側に少し下ったところでしばし休憩ののちに下り始めたものの…見晴新道は延々泥沼地獄でうんざりだった…こういう時一人は孤独で精神修行？仲間と一緒なら楽しく乗り越えられるのにと思う（誰か誘って～😭） 見晴で早めの昼食と水補給。余力はかなりありそうだったので，尾瀬ヶ原を半分？歩いて三条の滝も回っちゃおう！って決めて，いざ尾瀬ヶ原へ。 木道のずっと先まで誰もいないってことが何度もあって，独り占め気分を味わえました。こんな静かな尾瀬は今年限りかと。やっぱ尾瀬はいいな～って。人が少ないせいか開放感も半端ないし，来てよかった～😊 三条の滝は豪快そのもの，燧裏林道に何か所かある湿原も，それぞれに特徴があってものすごく楽しめました。終盤は日が射す時間帯もあって，欲張って？長丁場のルートを選択して正解でした。 いやぁ堪能した！ 【登山道の状況等メモ】 ・御池から燧ヶ岳への途中の雪渓 　標高2200mくらいから先は雪渓が2か所ありました。一つ目は短いしキックステップで十分行けます。二つ目は距離が長く，所々堅いところもあったのでチェーンスパイク等あった方が良いと思います。雨の直後のせいか，ステップはありませんでした。 ・見晴新道 　まだまだ整備途上のルートであることは否めず，階段が整備されている箇所もありますが，まだまだこれからといった感じ。踏み固められてないせいもあってか，今日のような雨の直後は泥沼地獄です。撥水が機能しない登山靴で靴下までびしょ濡れにするとその後の歩きに支障が出ることも多く要注意です。また，泥沼を避けるのに足を置く場所をいちいち止まって探しているとかなり時間を喰うことになりますので，その点でも要注意かと思います。 ・ニッコウキスゲ 以前はもっと咲いていたと思ったのですが，シカの食害にやられて激減だそうです。 ヨッピ橋から山の鼻方向へ少し行ったところに食害防止ために囲まれているところがあり，そこにはいっぱい咲いているそうです（自分は今回行きませんでしたが）。