活動データ
タイム
05:29
距離
7.7km
のぼり
641m
くだり
644m
チェックポイント
活動詳細
すべて見るかかしの近くの花尾山登山案内図に「沙羅双樹群生地」と書いてあります。 沙羅双樹と聞いて頭に浮かぶのは平家物語の冒頭部分・・・ ########### 祇園精舎の鐘の声、 諸行無常の響きあり。 沙羅双樹の花の色、 盛者必衰の理をあらはす。 奢れる人も久しからず、 ただ春の夜の夢のごとし。 猛き者もつひにはほろびぬ、 ひとへに風の前の塵に同じ。 ########### 800年前も今も、欲の儚さというか、世の無情を感じる心は全く一緒なんですね。 「じょうしゃひっすいのことわりをあらわす」という沙羅双樹の花を見たい!! その為に登ってみました。 本当の沙羅双樹はインドのような熱帯でないと育たないようで、日本ではナツツバキを沙羅双樹と言うそうです。 朝咲いて夕方に散る儚い一日花なんです。 幹の皮がはがれてスベスベとした木肌のためにサルスベリとも言われることもあるようですが、普通サルスベリと言うとピンクの花が咲く百日紅ですよね。 いろいろまぎらわしいことだらけです(^_^;) 花尾山の沙羅双樹ですが、花が見つけられないのです。 開花時期は6月から7月のはずなのに・・・ 沙羅双樹の群生といわれる辺りを上や下を探しまくり、そしてとうとう・・・あった!! 落ちてる花を見つけました。 何日か前に落ちた花です。 今はもう綺麗じゃないけど、咲いたその日は純白のフリルの可憐な花びらをお日様に向けて輝いたのでしょう。 諸行無常です。
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