活動データ
タイム
10:27
距離
17.0km
のぼり
1692m
くだり
1712m
活動詳細
すべて見るヒメサユリが見頃を迎えているという情報を得て、梅雨の晴れ間を選び、約1年ぶりに大朝日岳に足を運びました。「てんくら」の予報通り、大朝日岳周辺は天気に恵まれ、ヒメサユリと朝日連峰の絶景を存分に味わうことができました。 今年はヒメサユリの当たり年だそうです。その年の見頃の時期に、天候に恵まれて歩けるというのはまさに僥倖です。😊 小学生の遠足前日のような状態で、2時半に起きてしまい、午前3時前に自宅を出発しました。 宮城県川崎町で山形自動車道に入り、月山インターで下りて大井沢に向かいます。障子ヶ岳への道、日暮沢への道を過ぎて、古寺への道に入ります。しばらく進んで養魚場の施設を右に折れて細い林道に入ります。林道は舗装してあり、4時半前に古寺鉱泉に着きました。空はもう明るくなっています。 古寺には新しい案内センターが建っており、駐車場も拡幅されていました。およそ二百台ほど止められそうな広さです。ここに車を止め、協力金千円をポストに入れて、5時に出発しました。沢沿いの道を進んで木橋を渡り、閉鎖された朝陽館の脇を通って登山道に入ります。 急な登山道をジグザグに登って稜線に出ると、ヒメコマツの大木が並んだ歩きやすい道になります。落ちて茶色になったヒメコマツの葉を踏みながら歩きます。登りと平坦な道を交互に繰り返して、合体の木に着きました。ヒメコマツとブナが合体しています。ここからも登りと平坦な道を交互に繰り返してブナの森を歩き、一服清水に着いて小休止にしました。 途中で東京から来た単独の女性に追いつかれ、話をしながら歩いてきました。大朝日岳は初めてということで、私が登るのと同じルートを一緒に歩いて良いですかとお願いされ、同行することになりました。これまでは他人と日程を合わせるのが面倒で、ほとんど単独行だったのですが、話をしながら歩くというのも悪くはありませんでした。 一服清水から古寺山に登り、さらに登って小朝日岳山頂を踏みます。山頂からは朝日連峰が一望でき、眺望を楽しみながら朝食を取りました。話も弾んで、少しのんびりし過ぎました。 熊越への下りでは満開のヒメサユリに対面し、写真を撮るために何度も止まってしまいます。 熊越からは、このルートのハイライトになるのですが、ガスがかかって大朝日岳が隠れてしましました。大朝日岳を背景にしたヒメサユリの写真は、帰りの楽しみとしました。それにしても、道の両側に咲くヒメサユリの豪華さは何とも形容できません。 銀玉水で一服し、最後の急斜面を登ります。登山道の雪渓はほとんど消え、アイゼンは不要でした。ここから稜線に乗り上げると、大朝日小屋はもうすぐです。途中で、古寺山で会った健脚の女性とすれ違いました。もう山頂を踏んできたということで、3人でしばらく立ち話をしました。 大朝日岳の山頂はガスに巻かれ、展望はありません。ところが15分ほど粘っているうちに、ガスはほとんど飛んで、素晴らしい眺望が広がりました。山頂には私たちと、もう1組の男女がいましたが、4人でこんな景色を独占するのが申し訳ないような気になります。 山頂で休んだ後は、古寺案内センターを目指して一気に下っていきます。 登りは花を撮影したり、適宜休憩を入れたりして、標準ペース並でしたが、下りは結構早く、6、7人の先行者を追い越し、写真撮影や小休止も入れて、3時間と少しで古寺に着きました。 なお、ご一緒した女性は、後になって知ったのですが、実はマラソンやクライミング、スキューバーダイビングもなさるというアウトドアウーマンで、北アルプスや南アルプスも歩かれているという健脚でした。 同行したこと、花の名前をお教えしたり、東北の食や文化情報をお話ししたりしたことにお礼を言われましたが、突然立ち止まって、写真をたくさん撮りながら歩くという私の変則ペースに合わせていただき、大変だったのではないかと思っています。😅
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