キレットを超えて赤岳へ

2020.06.27(土) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
11 時間 28
休憩時間
1 時間 6
距離
17.7 km
のぼり / くだり
2393 / 2393 m
1 40
14
1
2
16
16
13
1 10
58
18
21
14
24
1 57

活動詳細

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土曜日は梅雨の合間の晴れ日になりそうということで、久しぶりに八ヶ岳に行ってきました。赤岳へ行ったことないルートということで前から歩いてみたかったキレットからにしてみました。観音平駐車場から赤岳へは往復でコースタイム17時間くらいなので、3時にヘッドライトを装着して出発。まずは編笠山を目指します。樹林帯を登り、徐々に岩場に変わってくると振り返ると富士山と南アルプスが見えてきます。しばらく進むと山頂に到着。朝日をバックにこれから目指す権現岳と赤岳の勇姿が望めました。 青年小屋に降った後にちょっと寄り道して水場である乙女の水で給水しておきました。ここのお水は美味しんですよね。青年小屋から今度はギボシ岩を目指して岩場を登っていきます。ギボシ岩を通過し、せっかくなので権現岳にも寄った後に、キレットへと降りて行きます。 まず最初にお出ましは61段もあるゲンジー梯子。非常に長い梯子ですが、慎重に進めばそれほど怖くはありません。岩場をどんどん降って高度を下げていきます。途中旭岳とツルネというピークがあるので登り返しもあります。鞍部にあるキレット小屋に到着し少し休憩したら赤岳への登り返しです。キレット小屋が2450m、赤岳が2899mなので449mを一気に登ります。灌木帯を抜けると左手に阿弥陀岳、正面には赤岳が聳え立ちます。ここから岩陵の登りです。非常にガレており落石が起こりやすいので注意しながら登る必要があります。長い岩陵の登りを抜けると新教寺尾根との分岐、そして文三郎尾根とも合流し、しばらく登ると赤岳山頂です。梅雨とは思えない良い天気で最高でした! さて、ここからがまた大変で来た道を権現だけまで戻ります。今度は赤岳から急降下した後でさらに権現岳まで登り返します。分かってはいましたがなかなか疲れました。 権現岳まで戻ったら、三ツ頭を目指し、そこから観音平方面へ向かいますが、この最後の樹林帯もだらだらと長く異様に疲れました。前日、ほとんど睡眠を取っていなかったツケがここで効いてきました。どうにかこうにか駐車場まで着きましたがなかなかしんどかったです。 今回は岩場が多いルートでしたが、先週の日曜日に山岳会へのお試し参加で丹沢の広沢寺の弁天岩でクライミングをしたお陰か、岩場の登り方、降り方が上手くなったように感じました。これからどういったかたちで山と付き合っていくかはまだ分かりませんが、クライミングの技術を身につけることはアルプスの岩陵地帯を安全に歩くためにも活きてくるんじゃないかと思いました。

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