果てに往生岳がある

2020.06.24(水) 日帰り

活動データ

タイム

03:32

距離

6.5km

のぼり

583m

くだり

580m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
3 時間 32
休憩時間
1 時間 3
距離
6.5 km
のぼり / くだり
583 / 580 m
20
47
35
23

活動詳細

すべて見る

 皆さま、お久しぶりです。    コロナの陰影は消えることなく、日々は続いておりますが、梅雨の本番前に久しぶりの山歩きをしました。  ここ数ヶ月、ランニングで走って走って、月間走行距離が100キロを越えるようになりましたが、YAMAPからは少し遠ざかっておりました。  走るということは、健康やダイエットにも大きく寄与しますが、本当はそういうことではなく、この、色々なことが起こる私たちの世界へ慈しみを感じさせてくれる行為のような気がして、やたらめったら走っていたのです。  ほとんどランニング中毒みたいになったワタクシですが、人の世に少しだけ優しげな視線を持てるようになった気がします。  なんだか心持ちが整ったような気がするのですが、先日、週間天気予報を見ていると、この水曜日までは晴れて、それからは雨が連続するではありませんか。  ワタクシはふと思いました。ここで山歩きしないと、夏に弱い自分は、秋まで登山しないんじゃないか、と。  コロナがなければ、今年のゴールデンウィークは法華院に泊まって、夏か秋には安達太良山に行きたいと思っていたのですが、望みは儚く消えました。しかし、だからと言って、あの美しい山道を歩くことまで控えることはないではないですか。  去年、杵島岳を歩いたとき、その先にある往生岳に行きたかったのですが、脚力に不安があって諦めたことを思い出したワタクシは、今こそ往生岳を目指すことにしました。  往生岳、だって、名前がとても良いのですもの。    月間100キロのランニングのお陰で、ワタクシは往生岳を歩くことができました。杵島岳の階段を登り、それからトレイルを登って下って、さらには途中のピークを往生岳の山頂と勘違いしたりしながら、平らかな往生岳の山頂にたどり着いたのです。  そこは、誰一人いない、静かな場所でした。穏やかな山頂に初夏の日差しが降り注いでおりました。  ワタクシは独り佇んで、果てまで歩くと、往生があるのだなあ、とひどく納得しておりました。

もしも不適切なコンテンツをお見かけした場合はお知らせください。