三森・麻布山・戸中山・前黒法師山・打越峠・バラ谷の頭・本邦最南2000mの地(野鳥の森よりピストン)

2020.06.21(日) 日帰り

活動データ

タイム

08:55

距離

19.1km

のぼり

1724m

くだり

1729m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
8 時間 55
休憩時間
13
距離
19.1 km
のぼり / くだり
1724 / 1729 m
4
12
9
24
1 56
1 53
23
11
2
4

活動詳細

すべて見る

何年も路肩決壊のため閉鎖されていたスーパー林道天竜線野鳥の森線(家老平〜水窪ダム)が6月上旬にさりげなく開通!登山口まで往復10〜12kmの林道歩き(または自転車移動)が必要だったところが、今なら車で行ける! というわけで、静岡の百山&二等三角点がある麻布山と、三等三角点がある前黒法師山へ登り、もし体力的に余裕がありそうなら、その先のバラ谷の頭・本邦最南2000mの地まで足を伸ばそうということで、日曜日の早朝に自宅を出発して単独で行ってきました。 「静岡の山 日帰りコース158(永野敏夫著)」ではコースタイム9時間40分の難易度☆☆☆☆(熟達者向)でしたし、ヤマレコの「らくルート」では全て「バリエーション」扱いだったので、かなりドキドキしながら入山しましたが、危険箇所もほとんどありませんでしたし、踏み跡は比較的明瞭、分かりにくいところにはピンクテープがしっかりつけられていたので、個人的には一般登山道レベルの難易度だと感じました。 ちなみに、丹沢や鈴鹿と同じようにヤマビルが多いと言われる水窪の山だったので、トレラン用のゲイターを装着し、ヒル下がりのジョニーを両足に吹きかけて、大量のヒルに襲われる覚悟で出発しましたが、山中でヒルを見かけたのはTシャツに落ちてきた1匹だけでした。このルートは比較的少ないのかも。

黒法師岳・前黒法師岳・不動岳 6月上旬にさりげなく復旧開通したスーパー林道天竜線野鳥の森線。すでに落石多数なので気をつけながら進みます。山側には20cmほどの大きな石も落ちてました。
6月上旬にさりげなく復旧開通したスーパー林道天竜線野鳥の森線。すでに落石多数なので気をつけながら進みます。山側には20cmほどの大きな石も落ちてました。
黒法師岳・前黒法師岳・不動岳 雲海が見えました!いい山行になりそうな予感。
雲海が見えました!いい山行になりそうな予感。
黒法師岳・前黒法師岳・不動岳 やってきました、野鳥の森。麻布山ではなく、ここのハイキングコースを目的に来る人ってどのぐらいいるんでしょうね?
やってきました、野鳥の森。麻布山ではなく、ここのハイキングコースを目的に来る人ってどのぐらいいるんでしょうね?
黒法師岳・前黒法師岳・不動岳 いざ、麻布山へ!
いざ、麻布山へ!
黒法師岳・前黒法師岳・不動岳 すぐに三森(三森山)の山頂を通過。水窪100山はまだ6座目です。
すぐに三森(三森山)の山頂を通過。水窪100山はまだ6座目です。
黒法師岳・前黒法師岳・不動岳 ゆるやかなアップダウンの尾根道歩き。
ゆるやかなアップダウンの尾根道歩き。
黒法師岳・前黒法師岳・不動岳 後半は急な登りになりますが、階段が整備されてます。ちょっと崩壊気味ですが。
後半は急な登りになりますが、階段が整備されてます。ちょっと崩壊気味ですが。
黒法師岳・前黒法師岳・不動岳 ナダクマシロ山と常光寺山が見えました。
ナダクマシロ山と常光寺山が見えました。
黒法師岳・前黒法師岳・不動岳 麻布山への登山道には「ヒメシャラ」「ミズナラ」「山頂東屋」という3つの立派な東屋があります。小休憩のときに助かりました。
麻布山への登山道には「ヒメシャラ」「ミズナラ」「山頂東屋」という3つの立派な東屋があります。小休憩のときに助かりました。
黒法師岳・前黒法師岳・不動岳 中央右にはナダクマシロ山と常光寺山。中央奥は竜頭山。左奥には京丸山。
中央右にはナダクマシロ山と常光寺山。中央奥は竜頭山。左奥には京丸山。
黒法師岳・前黒法師岳・不動岳 昭和41年に書かれたらしい説明看板。ここにあった麻布神社奥宮は昭和39年台風第20号で大破してしまったそうです。「東京の麻布にいた信者が麻布神社と名付けた」という説明もありましたが、「静岡の百山」ではその説に一切触れず「戸中山と総称されていたこともあってか、麻生の名の由来はどうもわからない。」と記載されていました。もしかして江戸由来説は信憑性が低い?
昭和41年に書かれたらしい説明看板。ここにあった麻布神社奥宮は昭和39年台風第20号で大破してしまったそうです。「東京の麻布にいた信者が麻布神社と名付けた」という説明もありましたが、「静岡の百山」ではその説に一切触れず「戸中山と総称されていたこともあってか、麻生の名の由来はどうもわからない。」と記載されていました。もしかして江戸由来説は信憑性が低い?
黒法師岳・前黒法師岳・不動岳 奥宮跡地の石碑とミニ鳥居。剣がカッコいい。
奥宮跡地の石碑とミニ鳥居。剣がカッコいい。
黒法師岳・前黒法師岳・不動岳 壊れた小屋。社務所跡?「静岡の百山」にも「水窪ダムへは破れた小屋の左手より植林の中を下る」と書かれているので、相当以前から壊れているのだと思います。
壊れた小屋。社務所跡?「静岡の百山」にも「水窪ダムへは破れた小屋の左手より植林の中を下る」と書かれているので、相当以前から壊れているのだと思います。
黒法師岳・前黒法師岳・不動岳 水窪ダムへ方面への案内標識。倒れてるから目立たない。
水窪ダムへ方面への案内標識。倒れてるから目立たない。
黒法師岳・前黒法師岳・不動岳 麻布山の山頂はどこかな?と思っていたら、三角点入口の案内が。
麻布山の山頂はどこかな?と思っていたら、三角点入口の案内が。
黒法師岳・前黒法師岳・不動岳 麻布山山頂に到着。「水窪山岳クラブ」「山に生きる会」「水窪山楽会」の山名標識が3つ重ねてあります(苦笑)。静岡の百山は66座目。水窪100山は7座目。二等三角点は「麻布山」。
麻布山山頂に到着。「水窪山岳クラブ」「山に生きる会」「水窪山楽会」の山名標識が3つ重ねてあります(苦笑)。静岡の百山は66座目。水窪100山は7座目。二等三角点は「麻布山」。
黒法師岳・前黒法師岳・不動岳 「ぜひ水窪の町で一夜を(中略)お休み頂ける宿十三ヶ所あります」これ、昭和41年の情報ですよね?
「ぜひ水窪の町で一夜を(中略)お休み頂ける宿十三ヶ所あります」これ、昭和41年の情報ですよね?
黒法師岳・前黒法師岳・不動岳 山頂東屋で行動食(薄皮クリームパン)を食べて、次の前黒法師山を目指します。
山頂東屋で行動食(薄皮クリームパン)を食べて、次の前黒法師山を目指します。
黒法師岳・前黒法師岳・不動岳 「これより標示おわり ご無事で」…急に不安になってきた。気をつけて行きます!
「これより標示おわり ご無事で」…急に不安になってきた。気をつけて行きます!
黒法師岳・前黒法師岳・不動岳 こっち側も階段整備されてました。神社の参道だったからなんでしょうね。
こっち側も階段整備されてました。神社の参道だったからなんでしょうね。
黒法師岳・前黒法師岳・不動岳 麻布山から10分ほどで戸中山(とちゅうざん)に到着。これで水窪100山8座目。「静岡の百山」の記載では、もともと麻布山と前黒法師山は戸中山の西峰と東峰で、「戸中山」と総称されていたのだとか。「前黒法師山への途中にあるからとちゅうざん?」なんてちょっとでも思ってしまってすいませんでした。
麻布山から10分ほどで戸中山(とちゅうざん)に到着。これで水窪100山8座目。「静岡の百山」の記載では、もともと麻布山と前黒法師山は戸中山の西峰と東峰で、「戸中山」と総称されていたのだとか。「前黒法師山への途中にあるからとちゅうざん?」なんてちょっとでも思ってしまってすいませんでした。
黒法師岳・前黒法師岳・不動岳 戸中山の少し東に行くと、深南部の展望が素晴らしいです。左のなだらかな山は栃生山(シャウヅ山)。戸中山も栃生山から変化した山名だそうなので、兄弟みたいな感じ?
戸中山の少し東に行くと、深南部の展望が素晴らしいです。左のなだらかな山は栃生山(シャウヅ山)。戸中山も栃生山から変化した山名だそうなので、兄弟みたいな感じ?
黒法師岳・前黒法師岳・不動岳 戸中山から下って上って30分。前黒法師山に到着。水窪100山9座目。三等三角点「深沢」。明治38年に選定・観測されてる割に綺麗。わりと最近、洗浄して文字に墨入れしたのかも。
戸中山から下って上って30分。前黒法師山に到着。水窪100山9座目。三等三角点「深沢」。明治38年に選定・観測されてる割に綺麗。わりと最近、洗浄して文字に墨入れしたのかも。
黒法師岳・前黒法師岳・不動岳 しんどかったらここで引き返すつもりでしたが、時間も余裕だし、体も調子良さそうなので、バラ谷の頭(かしら)まで行くことにしました。
しんどかったらここで引き返すつもりでしたが、時間も余裕だし、体も調子良さそうなので、バラ谷の頭(かしら)まで行くことにしました。
黒法師岳・前黒法師岳・不動岳 広い尾根上には倒木が多く、ピンクリボンはあるものの道を見失いがち。
広い尾根上には倒木が多く、ピンクリボンはあるものの道を見失いがち。
黒法師岳・前黒法師岳・不動岳 誰かジャケット忘れてますよ(笑)。いつからあるんだろう?
誰かジャケット忘れてますよ(笑)。いつからあるんだろう?
黒法師岳・前黒法師岳・不動岳 前黒法師山から250m高度を下げたところに打越峠があるはずなんですが、どうも間違った踏み跡をたどって尾根の南側を巻いてしまい、標識を見逃したまま急登に入ってしまいました。どうせ帰りも通るからいいや。
前黒法師山から250m高度を下げたところに打越峠があるはずなんですが、どうも間違った踏み跡をたどって尾根の南側を巻いてしまい、標識を見逃したまま急登に入ってしまいました。どうせ帰りも通るからいいや。
黒法師岳・前黒法師岳・不動岳 打越峠からバラ谷の頭までの標高差は469m!最後の100mぐらいは笹薮の中から道を探して登ります。
打越峠からバラ谷の頭までの標高差は469m!最後の100mぐらいは笹薮の中から道を探して登ります。
黒法師岳・前黒法師岳・不動岳 前黒法師山から2時間、バラ谷の頭に到着!…かと思ったら、そのちょっと南側にある「本邦最南2000mの地」の標識でした。ここ、前から来たかったんだよね。
前黒法師山から2時間、バラ谷の頭に到着!…かと思ったら、そのちょっと南側にある「本邦最南2000mの地」の標識でした。ここ、前から来たかったんだよね。
黒法師岳・前黒法師岳・不動岳 本邦最南2000mの地から南を望む。ここから下ると、房小山、鋸山を経て、高塚山や蕎麦粒山・山犬段へ行けるんですよね。いつか繋いでみたい。
本邦最南2000mの地から南を望む。ここから下ると、房小山、鋸山を経て、高塚山や蕎麦粒山・山犬段へ行けるんですよね。いつか繋いでみたい。
黒法師岳・前黒法師岳・不動岳 「本邦最南2000mの地」から北へ2分。バラ谷の頭に到着!水窪100山10座目。確かに幕営したくなるいい場所!また来てテント張ろうっと。
「本邦最南2000mの地」から北へ2分。バラ谷の頭に到着!水窪100山10座目。確かに幕営したくなるいい場所!また来てテント張ろうっと。
黒法師岳・前黒法師岳・不動岳 まだ9時21分だから、黒法師岳へも行けないことはない…んですが、あそこはまた次回、妻と一緒に行くことにしました。あそこには有名なバツ印一等三角点がありますから!(最近妻と2人で三角点巡りしてるんです)
まだ9時21分だから、黒法師岳へも行けないことはない…んですが、あそこはまた次回、妻と一緒に行くことにしました。あそこには有名なバツ印一等三角点がありますから!(最近妻と2人で三角点巡りしてるんです)
黒法師岳・前黒法師岳・不動岳 来た道を再び戻ります。直前にバラ谷の頭で、地図をダウンロードし忘れてシブロク歩道で道に迷ったという青年に会いましたが、彼は無事に水窪ダムへ戻れたかな?
来た道を再び戻ります。直前にバラ谷の頭で、地図をダウンロードし忘れてシブロク歩道で道に迷ったという青年に会いましたが、彼は無事に水窪ダムへ戻れたかな?
黒法師岳・前黒法師岳・不動岳 長い下りを終え、少し上り返したところに戸中川林道ゲート方面へ北上する分岐がありました。次回、黒法師岳へ行くときは、ここを通って周回するのもいいな。
長い下りを終え、少し上り返したところに戸中川林道ゲート方面へ北上する分岐がありました。次回、黒法師岳へ行くときは、ここを通って周回するのもいいな。
黒法師岳・前黒法師岳・不動岳 バラ谷の頭を出発して1時間10分、打越峠の標識を発見!水窪100山11座目(ここが山として数えていいのかはちょっと疑問ですが)。
バラ谷の頭を出発して1時間10分、打越峠の標識を発見!水窪100山11座目(ここが山として数えていいのかはちょっと疑問ですが)。
黒法師岳・前黒法師岳・不動岳 打越峠から50分弱で前黒法師山まで戻ってきました。倒木ゾーンが大変だった…。
打越峠から50分弱で前黒法師山まで戻ってきました。倒木ゾーンが大変だった…。
黒法師岳・前黒法師岳・不動岳 再び戸中山点前の深南部展望台から。
再び戸中山点前の深南部展望台から。
黒法師岳・前黒法師岳・不動岳 南アルプス光岳方面。
南アルプス光岳方面。
黒法師岳・前黒法師岳・不動岳 前黒法師山から30分程で戸中山まで戻ってきました。
前黒法師山から30分程で戸中山まで戻ってきました。
黒法師岳・前黒法師岳・不動岳 さらに歩くこと20分、麻布山の山頂(三角点)はスルー。
さらに歩くこと20分、麻布山の山頂(三角点)はスルー。
黒法師岳・前黒法師岳・不動岳 苔むした大きな倒木。絵になります。
苔むした大きな倒木。絵になります。
黒法師岳・前黒法師岳・不動岳 中央の木のすぐ左の山が高塚山。右には京丸山。
中央の木のすぐ左の山が高塚山。右には京丸山。
黒法師岳・前黒法師岳・不動岳 麻布山から1時間15分、ようやく三森まで来ました。麻布山からが結構長かった…。
麻布山から1時間15分、ようやく三森まで来ました。麻布山からが結構長かった…。
黒法師岳・前黒法師岳・不動岳 車道が見えました!今回のルート、資料によっては破線ルートにもなっているものもあったので、ドキドキしながらの単独行でしたが、危険箇所もないしピンクリボンもしっかりつけられていたので、思っていたよりも安心して歩くことができました。
車道が見えました!今回のルート、資料によっては破線ルートにもなっているものもあったので、ドキドキしながらの単独行でしたが、危険箇所もないしピンクリボンもしっかりつけられていたので、思っていたよりも安心して歩くことができました。

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