活動データ
タイム
13:06
距離
17.3km
上り
1764m
下り
1759m
チェックポイント
活動詳細
もっと見る◆◇◆私は帰ってきた!◆◇◆ 季節柄暑くなってきたので、河岸を変えて中アのやり残しを片付けに戻ってきました…( ¯꒳¯ ) 去年に凍結で途中撤退した中小川登山道の続き…前回の雪辱を晴らすために、深南部で修業を積んだわたくしが万難を排して挑みます…(`・ω・´)=3 それにしてもこの登山道、ヤマレコにすら最近登りきった記録が存在しない!私がレコで確認した限りでは2016年が1番新しい!?…(;´д`) この登山道、通行禁止になって廃道化して久しいですが、登山道自体が崩れたわけではなく、登山口に至る林道の途中で巨石の崩落が多発するため一般車が通行禁止になり、登山道はもとより途中にあるシオジ平自然園も人が訪れなくなり荒廃の一途を辿ったようです…うーん残念!(´・ω・`) ◆◇◆横着大作戦◆◇◆ とまぁ、そんな訳ですが……ところで6月21日は乳…もとい父の日ですね… おとん、パパンになにかやりました?おとん、パパンはなにか貰いましたか? …わたくしもそんな用事で土曜の半日を捧げたので、土曜日は中小避難小屋で前泊し、朝一番で廃道に突入する安心確実プランでレッツゴー3匹!これなら朝一から無駄な林道歩きをせずに体力を登山に全振りできます。 更に怠い林道歩きの一助になる(筈)の折り畳み式電動(フルアシスト)自転車(メイドイン志那畜生)をバイクに括りつけて現場入りですψ(`∇´)ψオキョキョキョキョ! …完璧だ!完璧すぎて恐ろしいぞ! 前回は2100m辺りまで登り詰めたから、稜線迄は僅か400m程度…こいつぁ楽勝だなw …などと盛大なフラグをおっ立てます…( ˘ω˘ ) ◆◇◆1日目◆◇◆ 何はともあれ、ゲート手前の路側帯に駐輪して電チャリで登っていきます… このチャリ、タイヤ径が14インチしかないので勾配が緩ければアシストを効かせつつチャリチャリ登りますが、勾配がキツくなったらザックで重心が高いので前輪がウィリーしてまうやん!ʅ(´⊙౪⊙`)ʃ駄目じゃんw しかも道の半分近くが荒れ荒れ… うーんこの安物買いの銭失い!…ま、まぁ、白倉林道から中ノ尾根山登山口へ行くのに使うだけだから…こんな悪路は想定してないし!(震え声 彡( )( ) 中小避難小屋までの道程の4割を押して小屋にチェックイン(;´д`) 1杯やりつつ夕飯食べて明日へチャージマン研( ¯꒳¯ )ウェイ ◆◇◆2日目・藪漕ぎ地獄変◆◇◆ では本編開始ですが…まずは警告しておきます。 軌跡があっちこっちへブレていますが、これはGPSの誤差なのか?同じ場所を行き帰りで歩いてもずれたり、静止していてもズルっと動いたりしますので軌跡図は全くあてになりません!! それと、地図に引かれている破線登山道も現道とは殆ど一致しません!なんなのこの線! いないとは思いますが、私の軌跡を辿ってここを歩こうなどと考えないでいただきたいものです。( ˘ω˘ ) 今回は道を探索・踏破しつつ、道中の邪魔な倒木・枝、道を隠しがちな笹を除去するのを優先し、登山道の概要を順序付けてないので、今回の私のレポはなんら役に立ちませんので悪しからず~(゚∀゚)アハハハハ さて…「ならもう用はねーや!!」ってな方はそっ閉じしていただき、4時半に中小避難小屋を出発します。 15分程林道を歩いて登山口に到着。 早速笹薮がお出迎えです♪とは言え、道を笹が埋めているわけでもなく、左右から覆い被さる程度でなんら問題になりません。これは藪漕ぎとは言えない、軽いジャブですね…くだらん!( ˘ω˘ ) 600m程笹道を歩いて左の涸れ沢を横断し、樹林帯へ…小さな看板と薄い踏み跡を辿って進むと中小川に出会います。ここから左岸(下流を向いて左側!!)の笹薮の中に踏み跡が存在するのでそれを拾って藪の中を歩きます。時折笹薮で道が途切れたり、見失いがちになりますが、要所要所にピンテや看板もあり、小さな枝沢が道になっているところもあるので、完全な藪漕ぎになったら周りの地形をよく見て、連続して笹が薄い場所を探れば道に当たります。…この辺はルーファイのセンス頼りになります。一部河原に下りて歩く箇所もあります。そんな場所はあからさまに左岸側の地形が急な場所だったりします。兎に角、元々は実線登山道だったという思考で、えぐい所に道はないと思ってルーファイしましょうw 笹の中の道が錯綜せず、徐々に川の左岸を高巻するようになります。道も木梯子(の残骸)で一段上に上がったりしますので、足元に注意して滑落しないようにね… そうこうする内に乙女の滝に到着。鎖と鉄筋のステップを頼りに滝に下りて対岸に登り上げます。 滝を横断する際は滑らないように注意しましょう。足を滑らすと、滝にボッシュートされます… 高巻道は両側が切れ落ちているリッジなので、ロープが張られているとはいえ、慎重に歩きます。 再び笹藪の道を歩き、岸壁を右に見ながらバンドを歩くと相生の滝へと下りていきます。 ここはぱっと見、下りて直ぐ対岸に渡れそうな河床ですが、対岸が抉れて取り付く場所がありません…(´・ω・`) ここで無理に渡ろうとして滑ると滝へボッシュートですので、50m程上流へ登り、一段高い河床から岩伝いに渡渉できるポイントを探して渡ります。ここは各人で適当なポイントを選んでください…私も何とか濡れずに渡渉出来ましたが、天候や水量でコンディションが変わりますので、岩は全て滑るという前提でコース取りを考えて下さい…((((;゚Д゚)))) 渡渉したら、沢を横断するように倒れている倒木辺りまで戻り下ると、右岸を高巻く道があり直ぐにまた沢へ下ります。沢沿いに2,30m?歩くと右岸に巨大なスラブが現れます。ロープを伝ってそこを歩くと再びスラブ…その手前の枯れた枝沢?道?を登っていくとスラブを高巻くように道があります。 水が流れる枝沢を横断して直ぐに鎖の垂れ下がって、鉄筋のステップが付けられた雨裂があるのでこれを登る。 少しだけ樹林の中の藪道を歩いてまた沢に下りる…(;´Д`) ここは右岸を通して進めないので飛び石伝いに左岸に移ります。…ここも水量次第で濡れることもありますが、今回がギリ、ソールが浸かる程度で渡れました…ε=(;´Д`)フヒー 去年の冬はここから前方の巨岩の段差が凍結の為、左岸の笹藪を抜けましたが、今回は普通に段差を「登り上げてから」適当な場所で右岸に移ります。 右岸に移ると暫くは河原歩きになるので一息つけると思います♪ 右岸の河原を150m程度?歩くと二俣になります。ここは一旦水のない左に寄って、直ぐに二俣にケルンがあるので両俣の間の樹林帯に乗ります。苔むした踏み跡が快適な道を右手に水の流れる本流を見ながら進みます。 樹林帯を抜けると、再び左側から大きな沢が合流するゴーロ帯に出ます。右に本流、左からガレた沢、左斜め前方に正規ルートのガレた枝沢があるので、ケルン伝いにガレ枝沢を目指します。 結構な斜度ですが、特に危険な個所は無い筈です。直ぐにカモシカ落としの仮設階段の残骸が現れます。 仮設階段はいつかの大雨?で沢から取り付く部分が崩壊してワイヤー1本で繋がれている危険な状態です。 今回は崩れる危険がなさそうだったので、足掛かりに使いつつ、カモシカ落しに取り付きましたが、今後安全は担保できないでしょう…ガレ沢を少し上に登ればバンドっぽい場所に攀じ登れるポイントがあるのでそちらから取り付いた方が無難だと思います。 ………………… ……………… ここはラチェットとインパクトを持っていきさえすれば材料が上にあるので、修繕は出来るような気がしますね…(´・ω・`) どうしようか… なんとかカモシカ落しに取り付いたら、今度は丸太で作られたステップを登っていきます… なんぼチェーンに掴まっていれば丸太が落ちても墜落は無いと言っても、そのチェーンを支持している丸環のアンカーが抜けたらアウトやし…((((;゚Д゚)))) ここは慎重に…丸太とチェーンに負荷をかけないように慎重に、ゆっくり登りました…一番神経使った…(;´Д`) ここを越えたら足場の崩壊の危険はありませんが、岩壁の間を縫って登っていくので足を滑らさないように、確実に一歩を刻んで慎重に登下降しましょう…落ちれば即タヒぬ…カモシカ落しは誇張ではありません。 カモシカ落しを越えてトラバース気味に藪を進むと飛竜の滝が見えてきます。飛竜の滝に接近できるような道は無いので、右手に見つつさらに樹林帯を進むと沢がすぐそばまで上がって来ます。 ここから先は沢を何度も左右へ渡渉を繰り返しつつ、時には沢沿いに歩きつつ登っていきます。 今回はここの詳しい渡渉回数をチェックできていないので、説明は難しいですが、渡渉せざるを得ないような藪や壁がある時は渡渉できるように道があります。また、左右が歩けそうもない時は沢沿いに歩くとルートの痕跡があるのでルーファイを繰り返しつつ沢沿いに登っていきます。 沢から大きく離れるような道にはなっていません。破線は全く見当違いですので決して破線上に乗ろうなんて考えないでください。小さな滝は必ず巻道がありますので周囲をよく見て下さい。 また、沢を乗り換える場所も数か所あります。ピンテが全くない、踏み跡が全くない、藪が深い場所は道が違いますので、早めに戻って周辺を確認しましょう。…分かる範囲で赤テープを付けてますが、完全ではないのでルーファイ次第です。 ◆◆◆◆◆◆注意! 気を付ける場所は2130m辺りで右岸から沢の出会いに下りるピンテがあります。ぱっと見、対岸は笹藪の斜面に見えますが、藪に隠れて踏み跡がありますのでこれを登ると枝沢の対岸に渡るロープの残骸があります。水量は少ないのでこれを渡って踏み跡を追って沢を登っていくと、沢を左に見下ろして高巻き道になります。ここはロープが存置されており、左に滑落しないようにロープを頼りに登っていきます。 そうすると今度は左に沢の出会いを見る渡渉点になります。 渡渉したら渡渉した沢ではなく、一つ向こうの合流した沢沿いに下りる踏み跡があるので間違えないように。 …この辺の詳細は再度歩いて纏めないと、情報が曖昧で却って危険かもしれませんね… 沢を左右に渡り、沢を乗り換えつつ高度を2380m辺りで水量の少なくなった沢を渡渉して右岸沿いに登っていきます。涸れ沢なのか、道が沢になったのか、石がゴロゴロした道を時折現れるピンテ沿いに登っていきます。 生憎と、私が歩いたルートは旧越百避難小屋から外れていたため??、立ち寄ることは出来ませんでした。 ◆◆◆◆◆◆豆情報! 時折、話に登る旧越百の水場ですが、現状、取水可能なポイントは2430m辺りまで確認できたので、稜線から100mちょい下れば、十分給水は可能です。沢沿いなのでそこで水が汲めなくても少し下れば水量は豊富なので、縦走者は覚えておいて損は無いと思います。 ここ以外の直近の水場は与田切乗越くらいしか無い筈ですので。 もうあと少しで稜線という所で道を外れてしまい?(ピンテ有ったのに…)、最後は2,30mをハイマツを強引に掻き分けて稜線直下の巻道に合流…(;´Д`) 時刻は11時20分…実に7時間も掛かって、漸く稜線にww 登山口の看板には越百まで4時間とか書いてあるし…(´・ω・`) いくら途中でルーファイしたり、枝切ったり、倒木片付けたにしても掛かり杉だろ…( ;∀;) …深南部でいったい何をしていたのか突っ込まれそうな体たらくっぷりですな…なんだろうねw涙出ちゃう… ま、まぁ、12時までに稜線に着かなかったら撤退するって限界点は下回ったから良しとしようね(震え声 さて…稜線に上がったらさっさと越百山を目指します。登山道は稜線の伊那側を下巻くようにハイマツの中に付いてますが、ここまでの道に比べたら、欠伸が出るような楽々高速道路ですw 一部残雪がありますが、チェーンやアイゼンは不要。楽々登山道をヘロヘロな足で歩いて越百山に到着です。 山頂にはハイカーさんが4名程寛いでおられました…途中で誰かに会いました?と聞かれましたが、そりゃいませんよw(゚∀゚) 南越百山に約1名居たのが遠目に見えただけですな… さりげなく山頂で記念写真のタイミングを伺っていたら皆さんそれぞれに次に行かれたので、さらっとスーパーモッコスショット♪ 時刻は12時!下山なら時間が掛かっても5時間程度の筈なので、明るい内に下山出来そうです。 …なにより、いつの間にかヘッデンを落としていたようで、暗くなったらアウトですしお寿司…(´•ω•`) 脳軟化気味な頭脳から来た道の記憶が消えない内にさっさと下山しますね…( ˘ω˘ ) 下りは道迷いも禁物ですが、根や石で足を滑らさないようにチェーンを装着して慌てず急いで正確に下っていきます。 道中付けてきたテープもあって、少し迷った程度で(迷うんかい!)、肝のカモシカ落としを突破し、薮に溺れつつ16時過ぎに薮を脱出♪ 中小避難小屋で荷物を回収して、無事下山完了! 本来はこの踏査は、黒覆尾根経由の田切岳の下山道として、安全を確保する為のものなので、次回にそれを実行することも出来ますが…… ……うーん(;´д`)…どうもまだ「なんとなく」薮道や沢の渡渉を突破した感じで、完全にこの道の安全が担保された訳では無さそうなので、ちょっと次回に、幕営装備で念入りに道の概要を纏めてみることにします( ˘ω˘ ) …カモシカ落としもロープか何かやっておきたいしね… 念丈の周回もやろうかな~なんて思ってたら、既に早々にやられてるんで、意味無くなったしw 深南部の日向林道同様、ここを少し理解を深めてみますか… _ \) Y) _ Y \ヽ|  ̄ム 人) / ()フ / (\/ |  ̄Zフ | | \___ノ /ノ ヽ\ /(●) (●)\ |⌒ (_人_) ⌒| \ ヽノ /  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 十ヽ -|-、レ | d⌒) /| ノ ノ 終 制作・著作 ━━━━━ ⓃⒽⓀ
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