大峰山バリエーションルート(トサカ尾山～鉄山)

久しぶりに府外の山へGO! 行き先は近畿最高峰の大峰山系と決まっていましたが、今回はじめてバリエーションルートに挑戦することに。 まずは弥山川からトサカ尾への直登。過去に登っておられた方のルートも参考にしたのですが、薄い踏みあとすらなく、一部は急斜面で崩落の危険もあるので、細心の注意を要します。初心者や心身に不安がある方は行くべきではないです。 トサカ山から迷ヶ岳の取り付きまでは基本分かりやすく緩やかな道です。１ヶ所だけ５m 弱のロープ下降あり。苔むした岩や大木の間を歩き、ほぼ手付かずの奥深い自然を感じながら歩きます。 迷ヶ岳の取り付きからは、双門の滝のテラスまで寄り道ピストン。短い距離ですが、ここは原則登り一方通行のルート。登りの人の通過がなくなってからスタスタと下降。初めて見る双門の滝は圧巻でした。 迷ヶ岳の登りは不明瞭なものの、傾斜も比較的緩くヤブや崖もないために割とどこでも歩けます。山の名前が物語るように、緩やかで単調な部分では進む方角が分かりにくくなりがちですが、YAMAPの地図を見ながらであればそれほど難しくないです。まさに現代技術の賜物ですね。ただし、予備のバッテリーと紙の地図を忘れずに。 その後は迷ヶ岳から鉄山を経て大川口に下山。所々に複雑に絡む木の根や険しい岩の斜面などありますが、一定間隔にしっかりマーキングテープもあるので、ある程度経験を積んでいる人であれば歩けるコースだと思います。鉄山頂上には素晴らしい眺望も有り。 気になっていたバリエーションルートを踏破でき、久しぶりの達成感を味わえました！ 双門の滝ピストン以外では、鉄山付近で女性１人とすれ違っただけで、相当マイナーなコースだと思いますが、この道を苦労して拓いてくださった先達の方々に感謝します。