活動データ
タイム
22:46
距離
78.1km
のぼり
2785m
くだり
2817m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る●前書き 昔、紳助の番組で若い芸人が鯖街道を歩く企画をやっていた。 夜通しで歩いてたが泣き出し、うろ覚えですが1人はリタイアしたような。 それを見ながら情けないなと思ったのはハッキリと覚えています。その頃の私は足に自信がなく、少し歩いただけで疲れてダメなくせに勝手なものです。 そして、山を歩くようになってから再び鯖街道を知ることとなり、何時かは歩いてみせると思っていました。 去年から機会を伺っていましたが延び延びとなり、5月の連休で用意していたのもコロナで吹っ飛びました。秋にするかとも思いましたが思い切って暑い中挑戦する事としました。 鯖街道は1200年の昔から日本海で取れたサバに塩を掛けて京都まで運び、届くころには良い塩梅になっていたと言われる道です。 幾つかルートは有るのですが、針畑ルートが一番短く車の危険も少ないのですが、峠を幾つか超えるので高低差の多いハードな道となります。毎年「鯖街道ウルトラマラソン大会」も開かれています。 私はこれを逆ルート、つまり京都から小浜まで歩きます。 理由は、折角なので歩いた後に海の幸をたらふく頂きたい、小浜からだとスタートが遅くなる事等です。 ただ、このルートは何かあったときにエスケープがしにくい。特に朽木から北はバスも少なく難しいのです。 泊まる予定をせず、夜通し歩く積もりで、どうしても仮眠したくなったときのためにエアーマットとライトダウンとエマージェンシーシートをリュックに放り込みました。 熊対策はyoutubeに有った狼の遠吠えをスマホに入れて鳴らす事にしました。 ヒル対策はヒル下がりのジョニーです。 ●後書き 何でこうなってしまったのか? 私は今後山歩き出来るのだろうか? 家を出て駅までの歩きで少し違和感が有りました、足の裏の指の付け根辺りが痛いと言うか何かゴミが入って無い?みたいな。 別にゴミも無かったので気にせず歩き出しました。鞍馬から花脊峠の間でどうもおかしかった。段々と違和感から痛みへと変わり初めましたが、靴の中には異物もなく気のせい?と解らないながら進みました。 八丁平に到着する頃には結構な激痛でした。久多いきいきセンターでラーメン食べた後に足を確認したら、水ぶくれが出来ていた程度だったのでそのまま進みました。しかし、左脇腹の後ろ側が痛くなり出し、朽木桑原辺りで止まりそうでしたが何とか進み、朽木古屋のバス停でもうギブアップでした。バス停の中に入ると長椅子がL字型に有り、10分程寝転んで動けませんでした。仮眠させてもらおう。結局8時30位から3時50位まで使わせてもらいました。 どうやら痛い足をかばう筋肉が使いすぎで痛くなっていたようです。これは小浜に着くまで悩まされました。 本当は百里ケ岳も寄る積もりでした。 根来峠から西に数百メーター行ったところに、雲海が朝日で素晴らしいのが運が良ければ見られるらしくてそれも寄る積もりでした。 どれも足の痛さに諦めました。と言うか小浜まで行くのがやっとこさで、途中の名所もほぼ素通り状態になってしまった。 段々と歩く早さが落ちてきて、小浜駅手前ではおばあさんにも抜かれる位でした。 何とかゴール出来て温泉で足を見たら、足の裏の状況も酷いのですが、人差し指の爪が取れかけている、それも両足とも。これは痛いわ。良くゴール出来たものです。 靴が悪いのか、紐の縛りかたが悪いのか、中敷きの問題か。 でも、完歩しました。 泣き出した芸人の事はもう「情けない」とは言いません、私も泣きそうでしたから。 根来峠の手前で雲海が見れたのは、そんな足でも頑張ったご褒美だったんたろうな。 何時もの登山靴で来れば足の問題も無かったのかもしれない、そしたらもっと楽しめただろうな悔みます。 思いがけず軌跡を見たら太平洋(微妙に大阪湾)から日本海に軌跡が繋がりました。 明日は病院に行こう。 当分は山には行けないですね。
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