活動データ
タイム
07:25
距離
19.4km
のぼり
1148m
くだり
1148m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る今シーズン初めての沢登りは、もみのき森林公園の南に位置する岩井谷とした。この辺りでは秘境?と言って良いかもしれない。 2日前の豪雨で水量は豊富ながら澄み渡っているのは急峻な地形に植林が入らず広葉樹林が残されているからだろうか。 入渓早々に現れた前傾壁のゴルジュに否が応にも気分が高まる。左岸をへつって越えしばらくで、この渓最大の大龍頭に達した。20mを越える直瀑は、すさまじい水煙を巻き上げている。直登は無理。左岸を登る記録もあったが、見上げる限り厳しそう。上部で行き詰ってもまずいので、50m手前の尾根から巻くことにしたが懸崖に阻まれ大高巻きになる。突破に20分もかかってしまったが無理は禁物、良しとする。 その後も清らかな小滝、滑床が交互に現れ楽しませてくれる。ブヨ、アブがいないのがいい。700m地点で出渓し、林道を南下。東牛首まで移動すると乾いた舗装道に出くわしたので、これ幸いとお弁当タイム。青笹山までの道は良く踏まれた高圧線巡視路で、あっという間にピークへ到達。 ここからは篠原山経由で主稜線を北上し、もみのき森林公園から、小岩井山まで抜ける計画だ。笹ヤブは深いものの沢屋スタイルでガードされており思い切って進める。 っと、その時、突然前方10m先に黒い物体がっ!!! 🐻ツキノワグマだ。振り返りざま、こちらに突進してきた。もはやこれまで・・・と、思った瞬間5m先で立ち止まり3秒ほどの睨み合い。頼む!あっちに行ってくれー、願いが通じたか、一旦30mほど離れたが、気になるのかまた近付いて来た。絶体絶命。こちらが後ずさりを始めたらようやく、離れていった。間一髪の出来事、クマ鈴を仕舞い込んでいたのがいけなかった。 もはやクマさんの立ち去った方角には進む気にならない。安全に下山する方法を思案した結果、高圧線に添って吉和方面に下るのが良いという結論に達した。鈴を吊るしホイッスルを鳴らしながら元来た尾根を登り返し、本日2度目の青笹山から北西方面に下山。廃林道に惑わされること2回。なんとかR488に飛び出し、もみのき森林公園経由で起点に戻る。
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